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米国・カンザスの旅 編


                                  楽しみにしていたカンザス訪問を終え、期待していた以上の成果/感銘を深めることが
                     出来たことを大変嬉しく思う。当初カンザスのイメージは牧草地の中の一軒家で周囲に何もない
                     のではないか、又人の話しを聞いてもカンザスと言っただけで何しに行くのか、何も見るもの
                     はないと言う。

                       実はデトロイト空港で入国審査の時係官がWhy?何しにカンザスに行くのかと怪訝な顔で見
                     た時、やはりカンザスは人の行く所でない(?)と少々感じていた。ところがカンザスに入ってみ
                     ると、木々の緑は多く、牧草地も緑で一杯、素晴らしい自然がある。何等他のカリフォルニア
                     などと違った所はない。スーパーマーケットもあればビッグモールもある。住んでいる人達の
                     生活も特別変ったものはない。
                     
                       Roseの住まいだって閑静な住宅地の中にある。住んでいる人達もみんな親切で暖かい人達である。
                     最初の印象は全く杞憂であったことを悟った。

                       カンザスに着いた時懐かしいBernetaとRoseが笑顔で迎えてくれた。昨年逢った時と何等変った
                     様子もなく元気な姿で一安心した。Manhattanから1.5~2時間も離れている。出迎えも大変だ。
                     期間中はRoseのHonda車では狭苦しいのでPontiac Grand Prixのレンタカーを借りてくれた。
                     期間中約950マイル(1520Km)走った。随分走った。東に西に毎日2~3時間走った。朝早い時、
                     夜遅くなることもあった。Rose一人が頑張って運転した。自分も国際運転免許証を持っているので
                     途中で交替しようと言ったが、レンタカーの保険契約で出来ないと言って頑張った。Roseの運転は

                       中々慎重で我々に不安を与えることはなかった。グッドドライバーだと言って褒めてやった。
                     途中何もないズーットと続く直線道路で眠気を誘うこともあったが、こんな時は横でブロークンイ
                     ングリッシュで何とか話し掛けて気を紛らわせるよう努めた。後席の桂子は疲れとジェットラグ、
                     適度な振動で心地好く眠っていた。

                        ガソリンスタンドはセルフサービスでガロン(3.785L)113セント(30円/L)で凡そ日本の1/4の値段
                     で遥かに安い。移動手段は車が主体で距離も嵩張る米国では、ガソリンは食料品同様生活価格で
                     ある。スタンドに入る度にRoseはウインドーのクリーニングをやってくれ、ビデオ撮影に気をつ
                     かってくれた。車のエアコンも利きが早く、道中は全く快適に過ごすことが出来た。

                        またアメリカらしいと感じた事に、必ず自分の働いている会社及び仲間を紹介することである。
                      Berneta,Rose,Anita・・しかり、職場の仲間 に日本から来たNoriakiとKeikoだ・・・と。みんな笑顔
                      で迎えてくれアメリカを充分楽しんでくれ・・と言う。また道で出会った見ず知らずの我々に対して
                      も必ず笑顔で挨拶を投げかけてくれる。これはアメリカ人の国民性で一つのエチケットとしている。

                         Salina Festivalは普通のツアーでは決して見ることは出来ない。土地の年一度のお祭りで
                      ある。牛馬から小さいものは兎、ニワトリにいたる家畜を愛する姿がよく感じられる。Rodeoも
                      この土地特有の見世物であり、今回のようなプライベートの旅行ならではの収穫であった。

                         またどの地に行っても大なり小なりのMuseumがある。それもそれぞれによく整備されている
                       が、歴史が浅い国だけに歴史を大事にする気持ちがよく表れている。何れも子供に言い伝えると
                      言う姿勢があり、家族連れで来て、年寄りが子供に丁寧に言い聞かせている。展示も判りやすく
                      心掛けているように見える。親子の関係、子供と言えども個人として尊重する風土など、やはり

                        今の日本とは違ったものだ。また生活そのものに人間本来の自然に生きる環境が備わっている
                      ように感じられる。今の日本はハイテクのマスメディアの渦の中で物凄い情報の中で生きると言
                      うより生かされている感じ、生活に追われる感じが強いが、カンザスではのんびりと自然の中で
                      心豊かに生活している風に感じられ、一時の別世界に行った様で、ある意味でリフレッシュする
                      ことが出来た。とても価値有る旅であった。

                        今回のBerneta/Rose達の本当に心から我々を歓待しようとする気持ちに感謝すると共に第2の
                      こころの故郷カンザスの旅は永遠に忘れることはないだろう。いつか再び・・・・ 
   



            kansas観光地/訪問先 紹介  (1994.8.7~8.15)                          
            


1.Berneta & Rose's House ( 写真左 )
  Manhattan郊外の静かな住宅地、白ペイントに塗った木造2階建、車2台を収容するオートガレージ、 家の周囲は芝の刈り込みが充分。2階は居間(12畳?)、キキッチン、食堂、Bernetaの寝室、客部屋、納戸、 洗面所、1階はRoseの寝室、居間(12畳)、ランドリー、ガレージ。真っ黒い愛猫メミーが1匹。2人には充 分広すぎる。家具調度品も立派、部屋の中は奇麗に飾られて、気心が感じられる。バスケット(小籠) をうまくアクセントに使っている。



2.Berneta & Rose の職場 ( 写真左 )
  Bernataが勤めているのはFirst Bank、家から約30分。受付けに可愛いお嬢さん(?)。 BernetaはCustomer Service の仕事を担当している。人気者でよきおばさん。年間14日の有給 休暇を認められている。 RoseはKansas Farm Bureau に勤めている。郊外の小高い丘の上に ある5~6階建の新しいビル。美術品、室内装飾品などの製品を扱っている。本社ビルに500名、各地 支部に2~300名いる。職場は男性のチーフ以下5~6名の女性チーム。みんな良さそうな人達。家から 2~30分、大体朝食抜きで10時頃キャンデーを摘まむ。




3.Tuttle Cleek Lake ( 写真左 )
  Big Blue Riverをせき止めてダムにしている。小高い丘の上が見晴台になっており、遠くま で見渡せる。ダムの下流は川底がえぐられてスモールグランドキャニオン的な様相を呈している。地層が 明確な階層になっているのが興味を引く。下流の川沿いはオートキャンプ場になっており、広くて 楽しめそうな所。魚釣りを楽しんでいる人もいた。この種施設は完備している。



4.Kirby House Restraunt ( 写真左 )
  Abileneでは有名な歴史的なレストラン。アイゼンハウワー元大統領も愛した店。アイクの写真/バッチが店内 入口に飾られている。室内は天井が高く、小部屋(4~5テーブル)に仕切られ、調度品も古く、落ち着 いた雰囲気を出している。昼食にサンドウイッチを食べたが、量が多いのにビックリ!! アメリカは何もかも スケールが大きい・・・



5.Eisenhower Library ( 写真左 )
  アイゼンハウワーがカンザス出身とは知らなかった。生まれはテキサスだが、2歳以降この地で生育した。 6人兄弟の3~4番目?。育った家も見物出来るよう保存されている。2階建の小さな家で苦学しな がら米国大統領になった。Museumにはその間の記録が沢山残っている。第1次世界大戦のノルマンディ作戦を指揮した当時の記録。ファーストレーディのマミー婦人のドレスや装飾品の数々。屋外にはアイクの勇姿 の銅像が凛々しく立ち、近くにはご両人の遺体を安置した瞑想の館(Place of Meditation)が あり、内部は天井が高く、周囲の壁は美しいステンドグラスの窓に覆われ一層美しく荘厳な雰囲気 を漂わせている。Museumは広い公園風の中に5つの建物に分かれ、アイクが如何に偉大な人であ ったか偲ばせる。



6.Amy's アパート ( 写真左 )
  AmyのアパートはRandyの家から10分位の所にある。女友達3人で一室借りている。新築の2階建 アパートの一室。3部屋+居間、台所、風呂は共用。気の合った友人同志なら最適。若い娘も20歳に なれば親から離れて独立したい気にもなる。同じ環境にある友人では話しは早い。Amyの部屋 は6畳位の広さでベッドを置いたら余分のスペースなし。TV、本立て、ドアの裏が靴スタンド。家賃は @5万円位だろうか・・・



7.Ward-Meade Park ( 写真左 )
  土地の歴史資料を展示。Santa Fe鉄道の駅舎及び機関車、開拓時代の幌馬車など、説明役の おじいさんが朗々と雰囲気を出して説明する。子供達は喜んでいる。当時の家庭の道具(洗濯 板、パン焼き機、糸紡機・・)など。ドラッグストアーもあり小さな土産品など沢山用意されていた



8.Kansas Museum ( 写真左 )
  先住民のインデアンの生活様式、住居、道具又白人との争いの歴史、南北戦争の記録、西部開拓 の資料etc展示されている。広くて歩くのに草臥れる。米国は何処に行ってもこの種Museumが 沢山あり、歴史が浅い国だけに歴史を大事にする。よく整理され手に届く様に展示されている。 古いものから新しい時代への物の進化など、よく表現されている。V12気筒エンジンを積んだ飛行 機、Santa Fe鉄道の機関車と客車、シボレーのクラシックカーなど興味を引く。



9.Amy のアルバイト先 ( 写真左 )
  Amyのアパートから20~30分の所。高級ブティック。時季的にチョット早いセーターなどが置いてある。 服だけでなくネックレスなど装飾品も置いている。Amyの顔で25%引きでサービスすると言っていた。



10.日本料理 鉄板焼き 神戸レストラン ( 写真左 )
  Roseが気を効かして日本料理を予約してくれた。米国で人気の鉄板焼きショーで手捌きの 素晴らしさでショーとして人気を博している。秋田出身の料理人で鮮やかな腕前でみんなを 喜ばせた。このレストランではハッピーバースデーで東京音頭を歌わせ、男の児であればチョンマゲのお面を 付けさせて日本刀をかざして写真を撮るなどのサービスをしていた。食事後お土産をプレゼント し皆んなに喜ばれた。Roseが気をきかせて、Amyのボーイフレンド、Randyにもハンカチをプレゼント出来た。



11.Randy's House ( 写真左 )
  食事を終えてRandy宅に立ち寄る。此処にも猫がいる。米国人は猫が好きな人が多いようだ。 家の居間は一寸狭い感じ。裏庭に花壇があるので見てくれという。なるほど、小さな池があり 緋鯉の小さいのが数匹又蓮の花が咲いていた。日本的な感じがよく出ている。Nansyが一生懸 命説明してくれた。家庭菜園では茄子とトマトがなっていた。裏庭の端にはプールがあり近所の 人との共同管理で使えると言っていた。何処の家にも州の花ヒマワリが植えられており花が 咲いていた。




12.Rock City ( 写真左 )
  Rock CityはSalinaの北方約25マイルの丘の上にある。世にも不思議な球形の岩が散在して いる。周囲に約200個ばかり、大きな物で直径8m位。砂岩の凝縮物だが多孔質のカルシュームカーボネイト のようだ。約100万年前に出来た様だが、この地域だけに突然発生した感じでとても人工的と は思えず、宇宙人の便所(色と言い、形と言い牛の糞の様な感じ)ではないかと思った。地質学 的に米国の中でも不思議な奇岩とマークされている。桂子がこの旅行中一番印象に残った所で ある。



13.Slina Festival ( 写真左 )
  Salina Festivalは年一度の家畜品評会。各地の4Hクラブからも参加する。ありとあらゆる 家畜に始まり、農産物、花、手芸品、絵画、写真・・・など持ち寄り品評会。人々が家畜を家族の 一員として愛し可愛がっている様子がよく分かる。中には2メートルにおよぶスネークのペットを持ち 歩く人もいた。期間は3日間。地域のみんなが集まりボランティア活動として楽しんでいる。弘恵 も17年前に行った時、リンゴの木彫りを出品しブルーリボン賞(2等賞)を貰っている。



14.Edee & Mory 叔母さん訪問 ( 写真左 )
  Manhattanから西に約1時間ドライブしたSalinaの町にEdee&Mory叔母さんが住んでいる。 Roseの父親HALの姉妹で、今は2人で仲良く暮らしている。Edee叔母さんは中々のインテリでScott FamilyのRootsを辿った記録本を書いている。図書館、裁判所の記録など多くの時間をかけて 調べている。労作である。また刺繍が得意で幾つかのレース編みを見せて貰ったがプロ級の美しい 出来であった。裏庭には広い美しい花壇があり、四季の花を咲かせている。バラ、ゼラニューム、 しゃくやく、オイラン草、など。家庭菜園のトマトなど熟していた。手造りの夕食を頂いたが、デザート に出たEdee Specialはオレンジとクリームとゼリーをミックスしてフリーズしてものでとても美味しかった。



15.Rodeo 見物 ( 写真左 )
  初めて見るRODEO、楽しみにしていたが圧倒的な迫力がある!! テキサス/オクラホマ/カンザスのカウボーイ &カウガールでプロ的に各地を回ってショーとして演じている。夜8時開演し10時半頃まで。出し物は ロデオのみでなく、子牛を追いかけ、なげ縄で捕縛するカウボーイの本業、馬を巧く乗りこなしてのスピードトライアル、若いカウガールの馬さばきの確かさには感心した。ロデオは馬の他、荒牛もおりこれが 中々難しい。前足、後ろ足でジャンプするので乗っている人は鞭打ちになりそう。落ちたら角で 突きに来るのでスリル満点!!中西部ならではの見せ物であり、得難い体験であった。弘恵も17年 前見に行っている。



16.Anita の職場訪問 ( 写真左 )
  Anitaはカンザス大学で財務の仕事をしている。各官庁、団体からの寄付金、助成金の申請、配布 などを担当しているようだ。職場は5~6名。Anitaの机の上にはブレイヤーとアレイナーの写真が5~6枚 飾ってあった。米国では何処の職場に行っても、家族の写真を身辺に飾っている。家族を愛する気持ちを素直に表現しているのだろう。日本ではテレ臭い方が先に立つ・・Anitaは朝8~17時が 勤務時間で朝子供2人を保育所に預け、帰りに連れて帰る生活である。大学構内は広く、大き な樹木の中に建物があり環境はよく整備されている。



17.州議会見学 ( 写真左 )
  カンザスの首都はTopekaである。Manhattanから東へ約1時間ドライブした所、Randy、Amyが住ん でいる。州のシンボル議事堂は青銅の円形の屋根で外観はとても美しい。内部は大理石を使った エキゾチックな雰囲気(欧州風)で荘厳な感じを与えている。見学人が多く、専任の案内人を付けて いる。頂点の丸い屋根の裏まで階段で登れるようになっており、上からの眺めは素晴らしい。 Amyも同行したが昼食後別れた。



18.州知事邸見学 ( 写真左 )
  カンザスの州知事(ガバナー)は歴代女性が勤めている。そう遠くない小高い丘の上に官邸がある。 欧州の小さなお城風の建物で、内部は世界各国から送られた壺、絵画、本など最高級の調度品 が沢山飾られている。知事の執務室はこじんまりした普通の部屋と言う感じで、旦那とのプライベートな写真を飾ったり、やはり女性らしい雰囲気が出ている。この様に官邸を一般に公開す るのにも一寸驚いた。年取った管理人が彼女の生まれ、趣味、邸内の調度品など細かく説明し てくれた。Randyも同行したが、ここでお別れをする。



19.Roseのバレーボール試合の見学 ( 写真左 )
  Roseは以前からバレーボールを趣味としてやっている。今日はその試合があった。 リクリエーションエリアの一角にバレーボールのコートが4~5面ある。広域運動公園と言うか、サッカー、野球、池では魚釣りなど設備は整っている。夕方6時半近所の女性連中が集まって来る。対戦相手チームは 3名で既に練習に入っている。Roseのチームは6名。4人制バレーボールで砂地の上でやる。ビーチバレー に似たようなもの。夕方6時半と言ってもまだ陽射しは強い、汗は出るがタレ流れる程ではない。 チームの中ではRoseはチョット太り気味で動きがやや鈍い。結局試合は負けたが、レクリエーションだからみ んな楽しんでやっている。その間キャッキャ言って終わればそれぞれ引き上げて行く。ストレス解消に はとてもよい運動だ。



20.Anita & Ray's House訪問 ( 写真左 )
  バレーボールの試合が終わって20時過ぎAnita宅を訪問した。入口でブレイアーが、Bernetaが日本 から買って来た浴衣を着て出迎えてくれた。Rayも帰宅していた。子供2人いればさすが賑や かだ。子供中心の家庭になる。中でも一番小さいアレイナーが大将だ。何でも自分の思うようにしようとする。ブレイアーが何かしようとすると必ず割って入って来て自分がしようとする。 ブレイアーも初めはブウブウ言っているがしょうがないと諦める。万事がこの調子。アレイナーはきかん ぼうである。子供へのお土産に、日本の昔のおもちゃ、水鉄砲、モシモシ電話、飛び出し風船など 大喜び。中でも飛び出し風船はアレイナーまで大得意で楽しんでいた。夕食はAnitaの手料理で、 牛肉と豆を一緒に煮込んだ物はとても美味しくお代わりをした。ブレイアーは5歳だがお行儀 よく食事が一緒に出来た。楽しい夕食会であった。Rayも一度日本に行ってみたいと話して いた。



21.Ray の職場訪問 ( 写真左 )
  いよいよManhattanを出発する日、Rayにお別れに勤め先のBudweiserのビール工場を訪問し た。Rayはビールの配送の仕事をやっている。作業服もよく似合って一段とたくましく感じられ た。工場内の保冷庫を一巡し説明してくれた。帰りにホテルで一杯飲めと言って小瓶6本セット、 Tシャツ、ゴルフボールなど土産にくれた。



22.Nelson-Atkins Museum ( 写真左 )
  カンザスにこの様な大きな美術館があることは素晴らしい。収集物もエジプト、ローマ、オリエンタル、 中国・・と広く、彫刻、絵画、焼き物など今までに見たことのない物が多数展示されている。 日本の物は比較的少ない。館内は広く、日本人ツアー客(中高校生)も来ていた。知った絵ではモネ、 シャガール、ゴッホ、などが数点。館外の広場には羽子板の羽根のモニュメント(Shuttlecocks)があり印象 的であった。



23.日本料理 KABUKI レストラン ( 写真左 )
  最後の日本食。久し振りに寿司(にぎり&ちらし)を食べる。スペシャルで1800円位だから随分 安い。味は悪くない。Roseはネギ巻、Bernetaはトンカツ定食、結構美味しいと言って食べていた。 2世のウエイトレスが日本語で話し掛けて来る。店内はほぼ満席で日本食が如何に米国人に好まれているか想像出来る。ダイエット食として早くから食されている。



24.Missouri River Boat ( 写真左 )
  ミズーリーリバーに浮かぶ遊覧船、丁度ディズニーランド゙のマークトウエンの遊覧船と同型で船尾の水車風水掻 きで動く。船はバンドが入りランチを取りながら、のんびりと約2時間かけてクルーズする。ミズーリリバーを下ればセントルイスでミシシッピー川に合流し、デキシーランドジャズのニューオリンズに出る。川の水は茶色 で清流とは言えないし、周囲の風景も特別目を見張るものは無いが、食事を取りながら一時を 楽しむにはよい。



25.American Royal Museum ( 写真左 )
  市の外れに新しく建てられたMuseumで、Roseも道に迷いながら行き着いた。農業関係の展示 物で、馬、牛、から出来る製品の紹介、家畜品評のクイズゲームなどパソコンを使った展示。説明も小さ い子供に理解しやすい様に、親切に面白くゲーム風に工夫されているのに感心した。



26.HYATT & Marriott Hotel ( 写真左 )
 いずれのホテルも全国チェーン店。当地のものは中流クラス。土地柄か黒人がやや目につく。 Wベッドでベース部屋料金55$。TVその他付帯物付きでTAX含めて62$レベル。食事は別とし てもまあまあ安い。



             1.Berneta & Rose's Home            Manhattan郊外の静かな住宅地、白ペイントに塗った木造2階建、車2台を収容するオートガレージ、            家の周囲は芝の刈り込みが充分。2階は居間(12畳?)、キッチン、食堂、Bernetaの寝室、客部屋、納戸、            洗面所、1階はRoseの寝室、居間(12畳)、ランドリー、ガレージ。真っ黒い愛猫メミーが1匹。2人には充            分広すぎる。家具調度品も立派、部屋の中は奇麗に飾られて、気心が感じられる。バスケット(小籠)            をうまくアクセントに使っている。
    2.Berneta & Rose 職場訪問            Bernataが勤めているのはFirst Bank、家から約30分。受付けに可愛いお嬢さん(?)。            BernetaはCustomer Service の仕事を担当している。人気者でよきおばさん。年間14日の有給            休暇を認められている。 RoseはKansas Farm Bureau に勤めている。郊外の小高い丘の上に            ある5~6階建の新しいビル。美術品、室内装飾品などの製品を扱っている。本社ビルに500名、各地            支部に2~300名いる。職場は男性のチーフ以下5~6名の女性チーム。みんな良さそうな人達。家から            2~30分、大体朝食抜きで10時頃キャンディを摘まむ。              3.Tuttle Cteek Lake
           Big Blue Riverをせき止めてダムにしている。小高い丘の上が見晴台になっており、遠くま            で見渡せる。ダムの下流は川底がえぐられてスモールグランドキャニオン的な様相を呈している。地層が            明確な階層になっているのが興味を引く。下流の川沿いはオートキャンプ場になっており、広くて            楽しめそうな所。魚釣りを楽しんでいる人もいた。この種施設は完備している。              4.Kirby House Resaurant
           Abileneでは有名な歴史的なレストラン。アイゼンハウワー元大統領も愛した店。アイクの写真/バッチが店内            入口に飾られている。室内は天井が高く、小部屋(4~5テーブル)に仕切られ、調度品も古く、落ち着            いた雰囲気を出している。昼食にサンドウイッチを食べたが、量が多いのにビックリ!! アメリカは何もかも            スケールが大きい・・・              5.Eisenhower Library Abilene,KS
           アイゼンハウワーがカンザス出身とは知らなかった。生まれはテキサスだが、2歳以降この地で生育した。            6人兄弟の3~4番目?。育った家も見物出来るよう保存されている。2階建の小さな家で苦学しな            がら米国大統領になった。Museumにはその間の記録が沢山残っている。第1次世界大戦のノルマンデ            ィ作戦を指揮した当時の記録。ファーストレディのマミー婦人のドレスや装飾品の数々。屋外にはアイクの勇姿            の銅像が凛々しく立ち、近くにはご両人の遺体を安置した瞑想の館(Place of Meditation)が            あり、内部は天井が高く、周囲の壁は美しいステンドグラスの窓に覆われ一層美しく荘厳な雰囲気            を漂わせている。Museumは広い公園風の中に5つの建物に分かれ、アイクが如何に偉大な人であ            ったか偲ばせる。              6.Amyのアパート Topeka,KS
           AmyのアパートはRandyの家から10分位の所にある。女友達3人で一室借りている。新築の2階建            アパートの一室。3部屋+居間、台所、風呂は共用。気の合った友人同志なら最適。若い娘も20歳に            なれば親から離れて独立したい気にもなる。同じ環境にある友人では話しは早い。Amyの部屋            は6畳位の広さでベッドを置いたら余分のスペースなし。TV、本立て、ドアの裏が靴スタンド。家賃は            @5万円位だろうか・・・
             7.Ward-Meade Park Topeka,KS            土地の歴史資料を展示。Santa Fe鉄道の駅舎及び機関車、開拓時代の幌馬車など、説明役の            おじいさんが朗々と雰囲気を出して説明する。子供達は喜んでいる。当時の家庭の道具(洗濯            板、パン焼き機、糸紡機・・)など。ドラッグストアーもあり小さな土産品など沢山用意されていた。
             8.Kansas Museum Topeka,KS            先住民のインデアンの生活様式、住居、道具又白人との争いの歴史、南北戦争の記録、西部開拓            の資料etc展示されている。広くて歩くのに草臥れる。米国は何処に行ってもこの種Museumが            沢山あり、歴史が浅い国だけに歴史を大事にする。よく整理され手に届く様に展示されている。            古いものから新しい時代への物の進化など、よく表現されている。V12気筒エンジンを積んだ飛行            機、Santa Fe鉄道の機関車と客車、シボレーのクラシックカーなど興味を引く。
             9.Amyのアルバイト先 Topeka,KS            Amyのアパートから20~30分の所。高級ブティック。時季的にチョット早いセーターなどが置いてある。            服だけでなくネックレスなど装飾品も置いている。Amyの顔で25%引きでサービスすると言っていた。
             10.日本料理 鉄板焼き 神戸 Topeka,KS            Roseが気を効かして日本料理を予約してくれた。米国で人気の鉄板焼きショウーで手捌きの            素晴らしさでショウーとして人気を博している。秋田出身の料理人で鮮やかな腕前でみんなを            喜ばせた。このレストランではハッピーバースデイで東京音頭を歌わせ、男の児であればチョンマゲのお面を            付けさせて日本刀をかざして写真を撮るなどのサービスをしていた。食事後お土産をプレゼント            し皆んなに喜ばれた。Roseが気をきかせて、Amyのボーイフレンド、Randyにもハンカチをプレゼント出来た。
             11.Randy's Home Topeka,KS            食事を終えてRandy宅に立ち寄る。此処にも猫がいる。米国人は猫が好きな人が多いようだ。            家の居間は一寸狭い感じ。裏庭に花壇があるので見てくれという。なるほど、小さな池があり            緋鯉の小さいのが数匹又蓮の花が咲いていた。日本的な感じがよく出ている。Nansyが一生懸            命説明してくれた。家庭菜園では茄子とトマトがなっていた。裏庭の端にはプールがあり近所の            人との共同管理で使えると言っていた。何処の家にも州の花ヒマワリが植えられており花が            咲いていた。
             12.Rock City Rock City,KS            Rock CityはSalinaの北方約25マイルの丘の上にある。世にも不思議な球形の岩が散在して            いる。周囲に約200個ばかり、大きな物で直径8m位。砂岩の凝縮物だが多孔質のカルシュームカーボネイト            のようだ。約100万年前に出来た様だが、この地域だけに突然発生した感じでとても人工的と            は思えず、宇宙人の便所(色と言い、形と言い牛の糞の様な感じ)ではないかと思った。地質学            的に米国の中でも不思議な奇岩とマークされている。桂子がこの旅行中一番印象に残った所で            ある。
             13.Salina Festival Salina,KS            Salina Festivalは年一度の家畜品評会。各地の4Hクラブからも参加する。ありとあらゆる            家畜に始まり、農産物、花、手芸品、絵画、写真・・・など持ち寄り品評会。人々が家畜を家族の            一員として愛し可愛がっている様子がよく分かる。中には2メートルにおよぶスネークのペットを持ち            歩く人もいた。期間は3日間。地域のみんなが集まりボランティア活動として楽しんでいる。弘恵            も17年前に行った時、リンゴの木彫りを出品しブルーリボン賞(2等賞)を貰っている。
             14.Edee &Mory 叔母さん訪問 Salina,KS            Manhattanから西に約1時間ドライブしたSalinaの町にEdee&Mory叔母さんが住んでいる。            Roseの父親HALの姉妹で、今は2人で仲良く暮らしている。Edee叔母さんは中々のインテリでScott            FamilyのRootsを辿った記録本を書いている。図書館、裁判所の記録など多くの時間をかけて            調べている。労作である。また刺繍が得意で幾つかのレース編みを見せて貰ったがプロ級の美しい            出来であった。裏庭には広い美しい花壇があり、四季の花を咲かせている。バラ、ゼラニューム、            しゃくやく、オイラン草、など。家庭菜園のトマトなど熟していた。手造りの夕食を頂いたが、デザート            に出たEdee Specialはオレンジとクリームとゼリーをミックスしてフリーズしてものでとても美味しかった。
             15.Rodeo見物 Salina,KS            初めて見るRODEO、楽しみにしていたが圧倒的な迫力がある!! テキサス/オクラホマ/カンザスのカウボーイ            &カウガールでプロ的に各地を回ってショーとして演じている。夜8時開演し10時半頃まで。出し物は            ロデオのみでなく、子牛を追いかけ、なげ縄で捕縛するカウボーイの本業、馬を巧く乗りこなしての            スピードトライアル、若いカウガールの馬さばきの確かさには感心した。ロデオは馬の他、荒牛もおりこれが            中々難しい。前足、後ろ足でジャンプするので乗っている人は鞭打ちになりそう。落ちたら角で            突きに来るのでスリル満点!!中西部ならではの見せ物であり、得難い体験であった。弘恵も17年            前見に行っている。
             16.Anitaの職場訪問 Manhattan,KS            Anitaはカンザス大学で財務の仕事をしている。各官庁、団体からの寄付金、助成金の申請、配布            などを担当しているようだ。職場は5~6名。Anitaの机の上にはブレイヤーとアレイナーの写真が5~6枚            飾ってあった。米国では何処の職場に行っても、家族の写真を身辺に飾っている。家族を愛す            る気持ちを素直に表現しているのだろう。日本ではテレ臭い方が先に立つ・・Anitaは朝8~17時が            勤務時間で朝子供2人を保育所に預け、帰りに連れて帰る生活である。大学構内は広く、大き            な樹木の中に建物があり環境はよく整備されている。
             17.州議会見学 Topeka,KS            カンサスの首都はTopekaである。Manhattanから東へ約1時間ドライブした所、Randy、Amyが住ん            でいる。州のシンボル議事堂は青銅の円形の屋根で外観はとても美しい。内部は大理石を使った            エキゾチックな雰囲気(欧州風)で荘厳な感じを与えている。見学人が多く、専任の案内人を付けて            いる。頂点の丸い屋根の裏まで階段で登れるようになっており、上からの眺めは素晴らしい。            Amyも同行したが昼食後別れた。
             18.州知事邸見学 Topeka,KS            カンザスの州知事(ガバナー)は歴代女性が勤めている。そう遠くない小高い丘の上に官邸がある。            欧州の小さなお城風の建物で、内部は世界各国から送られた壺、絵画、本など最高級の調度品            が沢山飾られている。知事の執務室はこじんまりした普通の部屋と言う感じで、旦那とのプライ            ベートな写真を飾ったり、やはり女性らしい雰囲気が出ている。この様に官邸を一般に公開す            るのにも一寸驚いた。年取った管理人が彼女の生まれ、趣味、邸内の調度品など細かく説明し            てくれた。Randyも同行したが、ここでお別れをする。
             19.Roseのバレーボール試合見物 Manhattan,KS            Roseは以前からバレーボールを趣味としてやっている。今日はその試合があった。            リクリエーションエリアの一角にバレーボールのコートが4~5面ある。広域運動公園と言うか、サッカー、野球、池では            魚釣りなど設備は整っている。夕方6時半近所の女性連中が集まって来る。対戦相手チームは            3名で既に練習に入っている。Roseのチームは6名。4人制バレーボールで砂地の上でやる。ビーチバレー            に似たようなもの。夕方6時半と言ってもまだ陽射しは強い、汗は出るがタレ流れる程ではない。            チームの中ではRoseはチョット太り気味で動きがやや鈍い。結局試合は負けたが、レクリエーションだからみ            んな楽しんでやっている。その間キャッツキャ言って終わればそれぞれ引き上げて行く。ストレス解消に            はとてもよい運動だ。
             20.Anita & Ray's Home Manhattan,KS            バレーボールの試合が終わって20時過ぎAnita宅を訪問した。入口でブレイアーが、Bernetaが日本            から買って来た浴衣を着て出迎えてくれた。Rayも帰宅していた。子供2人いればさすが賑や            かだ。子供中心の家庭になる。中でも一番小さいアレイナーが大将だ。何でも自分の思うようにし            ようとする。ブレイアーが何かしようとすると必ず割って入って来て自分がしようとする。            ブレイアーも初めはブウブウ言っているがしょうがないと諦める。万事がこの調子。アレイナーはきかん            ぼうである。子供へのお土産に、日本の昔のおもちゃ、水鉄砲、モシモシ電話、飛び出し風船など            大喜び。中でも飛び出し風船はアレイナーまで大得意で楽しんでいた。夕食はAnitaの手料理で、            牛肉と豆を一緒に煮込んだ物はとても美味しくお代わりをした。ブレイアーは5歳だがお行儀            よく食事が一緒に出来た。楽しい夕食会であった。Rayも一度日本に行ってみたいと話して            いた。
             21.Rayの職場訪問 Manhattan,KS            いよいよManhattanを出発する日、Rayにお別れに勤め先のBudweiserのビール工場を訪問し            た。Rayはビールの配送の仕事をやっている。作業服もよく似合って一段とたくましく感じられ            た。工場内の保冷庫を一巡し説明してくれた。帰りにホテルで一杯飲めと言って小瓶6本セット、            Tシャツ、ゴルフボールなど土産にくれた。
             22.Nelson-Atkins Museum Kansas,Mi            カンザスにこの様な大きな美術館があることは素晴らしい。収集物もエジプト、ローマ、オリエンタル、            中国・・と広く、彫刻、絵画、焼き物など今までに見たことのない物が多数展示されている。            日本の物は比較的少ない。館内は広く、日本人ツアー客(中高校生)も来ていた。知った絵ではモネ、            シャガール、ゴッホ、などが数点。館外の広場には羽子板の羽根のモニュメント(Shuttlecocks)があり印象            的であった。
             23.日本料理 KABUKI レストラン Kansas,Mi            最後の日本食。久し振りに寿司(にぎり&ちらし)を食べる。スペシャルで1800円位だから随分            安い。味は悪くない。Roseはネギ巻、Bernetaはトンカツ定食、結構美味しいと言って食べていた。            2世のウエイトレスが日本語で話し掛けて来る。店内はほぼ満席で日本食が如何に米国人に好まれ            ているか想像出来る。ダイエット食として早くから食されている。
             24.Missouri River Boat Kansas,KS            ミズーリーリバーに浮かぶ遊覧船、丁度デズニーランドのマークトウエンの遊覧船と同型で船尾の水車風水掻            きで動く。船はバンドが入りランチを取りながら、のんびりと約2時間かけてクルーズする。ミズーリ-            リバーを下ればセントルイスでミシシッピー川に合流し、デキシーランドジャズのニューオリンズに出る。川の水は茶色            で清流とは言えないし、周囲の風景も特別目を見張るものは無いが、食事を取りながら一時を            楽しむにはよい。
             25.American Royal Museum Kansas,Mi            市の外れに新しく建てられたMuseumで、Roseも道に迷いながら行き着いた。農業関係の展示            物で、馬、牛、から出来る製品の紹介、家畜品評のクイズゲームなどパソコンを使った展示。説明も小さ            い子供に理解しやすい様に、親切に面白くゲーム風に工夫されているのに感心した。
             26.HYATT & Marriott Hotel Kansas,Mi            いずれのホテルも全国チェーン店。当地のものは中流クラス。土地柄か黒人がやや目につく。            Wベッドでベース部屋料金55$。TVその他付帯物付きでTAX含めて62$レベル。食事は別とし            てもまあまあ安い。

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