ようこそ!!



スキューバーダイビングの世界 へ


苦戦の水中カメラ歴 へ

・・・・ 今まで苦労した失敗談など・・・・・・・・




タヒチで最初の水中カメラ!
タヒチで初めてのスキューバーダイビングを体験した。海に潜るならと海中の写真を撮りたいとカメラを用意したがどんなものを用意すべきか分からず取り敢えずフジの写るんですを用意した。しかし初めてのダイビングで写真を撮る余裕があるだろうか・・と思いつつ、最大枚数が27枚というのも気になったが、いざ潜ってみると今まで見たこともない余りの美しさに驚いた!素晴らしい光景であった。余りの美しさに我を忘れシャッターを切り続けた。暫らくするとインストラクターが誘導して海中を遊泳した。更に一段と美しい処に連れて行ってくれたがその時には残念ながらフイルムは残っていなかったのである。ああ残念!ああ残念!27枚では余りにも少なすぎる枚数だと思った。現像してみると写り方は許容できるレベルでまあまあ!このカメラは最大枚数に不満が残った・・ 最初の失敗であった。



次に沖縄での失敗!iphone4のロックが解除できない!
タヒチで海の美しさに目覚め、それが写真に撮れなかった悔しさもあり、沖縄へ飛んだ。先のカメラでは用を足せず、次に浮かんだのがIphone4であった。このカメラは動画、静止画とも素晴らしい機能を持っていることを経験しており、何とかこのカメラで水中を撮れないかとインターネットで調べた結果、防水ケースなるものがあり水深 6m保証の物を入手した。これなら枚数を気にしなくてすむと気がはやった。いざ水中に潜って撮影しようと思ったら、ケースの表面の樹脂がiphone4の表面に張り付いてiphone4のロックがスライドせず解除出来なかった。これが解除しないと次のカメラ操作が出来ないのである。水圧でケース表面の樹脂が本体に圧着されてロックが外れないのである。これも失敗であった。


クリックするとスライド写真が見られるよ



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ロックを最初から解除して!
水中で駄目なら潜る前にカメラをセットして試み、これで水中で撮影できることを確認した。此処で次の失敗をやった。撮影できることが確認できたので安心したのが悪く、試し撮り後撮り続けるのも無駄になると思い一旦カメラのスイッチを切った。さて本番になりスイッチを入れ撮影を開始した。美しい光景が次々に広がって行った。珍しい魚も沢山出てきた。心はウキウキ!楽しい撮影が出来、後の楽しみが期待できると思った。約40分間撮り続け大満足であった。いよいよ浮上しそこでカメラのスイッチを切った。(実は最初のスイッチを入れた積りが入っておらず、浮上してスイッチを切ったところでほんとのスイッチが入った)上がってインストラクターから色んな魚が撮れましたね!見せてください!と云われ、今回は大丈夫!上手く撮れましたよ!と胸を張り画像を再生しようとしたら画像がない!!愕然!あれあれ・・大見栄を張っただけに恥ずかしいやら大恥をかいた・・ スイッチを入れた筈が入っていなかったのだ。



iphone4の操作ボタンが余りにも小さ過ぎ!!
水中で水中マスクを掛け手袋をしてiphone4の5mmばかりのボタンを操作することの難しさを痛感した。これも続く失敗であった。スイッチが入ったか否かをしっかり確認すべきであったが、写真の場合はボタンが下側に位置、 動画の場合はボタンが上側に位置し、右中央にある2mmくらいの小さい赤ランプが点滅するのであるがマスクを掛けた水中ではこの点滅は殆ど見えないのである。これでは全く確認できないと思ったが、後からよく調べると、動画の場合には録画時間が右上に2×10mmで表示されることが分かったがこの小さな表示しか頼るものがないことが分かった。このiphone4も水中で使うのは難しいことが分かって来た。


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更に水中では焦点が合い難い!!
今度は場所をパラオに移し、今までの失敗を反省し、充分注意しながら挑戦した。今度は大丈夫だと自信を持って撮影したが、不思議なことが起こった。 1回目はまずまず何とか撮影できたが、 2回目に撮影したものはピンボケであった。同じように操作し、同じような水深、条件など相違がないのにこんな現象に苦慮した。何故だろう・・疑問が湧いてきた。上手く撮れたり撮れなかったりすることがあるのだ。iphone4の欠点をカバーして何とか使えるかなーと思っていた矢先のことである。水中で撮影することが如何に難しいことかと云うことが分かって来た。この現象が納得できないうちはiphone4もこれ以上使うことは難しい・・ 。まず原因を調べよう・・



水中撮影はiphone4では無理!
先ず原因を調べることが必要だが、私にはこれ以上の専門的な知識はなくインターネットで水中写真を上手く撮られている大先輩の助言を得ることにした。今までの経過と現象、納得のいかないところを書きメールを出した。ご親切に即座に回答をいただき、大先輩の話では、”陸上と違っていくつかの難しさがあります。それは、@ダイビングというスポーツをしながら撮影するので なかなか思った通りの構図では撮りにくいA水中なので色がはっきりと出にくいの2つが主な理由です。そこで、機材を選ぶときに考えた方がいいのは@できるだけ広角レンズのものを選ぶA撮影するときは限界まで被写体に近づくということです。ビデオは簡単なようで難しくできるだけ動かさず、被写体に動いてもらう感覚の方がいいように思います。いずれにしても、ハウジングに入れてからでないと水中にはもっていけませんので大きさも調べてから購入されたらいいですよ。陸上で軽くて大きなタイプは水中ではぐらついて使いにくくなります。最初は小型タイプで気楽に撮影できる物できれば広角のワイドレンズが取り付けられる物がいいのではないでしょうか。”


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納得できる助言があった!!
"まず、携帯やi-Phoneのカメラはレンズが暗いのでちょっと潜るとなかなか難しくなってしまうようです。ピントがあったりあわなかったり・・・というのは透明度の影響やプランクトンなどに反応し写したい物にピントが合わないことがあるからでしょう。この問題を解決できる一番の方法はワイドレンズです。ワイドレンズであれば魚などに近寄らなければなりませんが被写界深度が深く、ピントは合うはずです。ズームになればなるほどピントは合いにくくなります。" 結局この助言でiphone4を使うのは基本的に無理があることを知り断念することにした。 iphone4は基本的にレンズが暗く、自動焦点がプランクトンなど浮遊物に反応し目的物に焦点が合わないことやこの種の防水ケースも6m保証が限界でありこれ以上の水深を考えればiphone4を水漏れの危険に曝すことになる。 改めて次の方法を考えなければならない・・



次は水深40mまで大丈夫なケースだ!!
大先輩の助言を参考にし、私が選んだカメラは Canon PowerShot S95 、防水ケースは Canon WP-DC38 であった。このカメラを選んだのは PowerShot G10 の評判が高いことと少し小型でレンズがこのクラスとしては F2.0と明るいことと水中撮影する場合の最適自動設定が出来ることなどであった。またこのウオタ―プルーフケースは操作性が優れており今までのiphone4での操作性を払拭するもので静止画、 動画を自由に切り替えができるものである。今までいろいろ苦労して来たが、これからがスタートである・・


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まだまだ手落ちがあった!!
これで一応水中が写せる装備は整ったが、今回沖縄で撮影してみるとまだ問題が残った。海底洞窟などに入ると太陽光は少なく撮影は難しくなる。こんな時にレンズの明るさが必要となるが、足りない分をフイルム感度(ISO)とシャッター速度で調整するがISOを高くすると画像が荒れ、シャッター速度を遅くすれば画像がぶれてくる。最後はフラッシュに頼ることになるが、フラッシュを使うと手前のプランクトンなど浮遊物に反射して目的物が写らない。そのためにはフラッシュの光を拡散板を使って間接照明にするのである。今回拡散板を使わず写してみたら見事に 手前の浮遊物に反射して目標は写っていなかった。海中写真は想像以上に難しい!まだまだこれからが勉強だ・・