ガリラヤ湖が見渡せる標高125mの小山の上に建つ山上の垂訓教会。1930年に完成した八角形の美しい建物である。「幸いなるかな・・」の8つの句はイエスの思想、教義の重要な部分をまとめたもので、この教えは全て逆説的に書かれており、悩んでいる人々にとっては、その悩みこそが神の国に入る条件だという。その説教はこの丘の上で行われていた。教会内にはこれらの句がラテン語で書かれている。「求めよ、去れば与えられん」や「狭き門より入れ」などの有名なフレーズはこの垂訓教会で生まれた。また12人の弟子を選んだのもこの場所であったといわれている。
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