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ニュージランドの旅 編

JTB旅物語 A715-08 (1997.4.6〜4.13)

森と湖の国ニュージランド漫遊8日間の旅 旅は人を若くする。若いエネルギーを与えてくれる。 今回のツアーに同伴の80歳のご婦人 まだまだ矍鑠としておられる。 何にでも興味を示し、メモを取り、話し掛けて来られる姿勢・・ 全く頭が下がる。60・70歳はまだまだ若い。 まだ何でも出来る意欲/勇気を与えてくれる。 旅はよいとつくづく思う・・
Christchurch・Queenstown・Rotorua・Auckland
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輝くMt.Cook マウントクック(3,764m)
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美しいミルフォードサウンド [拡大}
原住民・マオリ族の踊り



ニュージランドの旅 総括:
最近ニュージランドの人気が上がっている。会う人々も行きたいと言う人が多いし、行って来          た人も又行きたい国の一つだと言う。何故そんなに人気があるのだろう…・と不思議に思った。 成田から直行便で11時間前後で着く、時差も3時間程度、小さな国のイメージがあるが、          面積は日本国土から北海道を除いた程度の国である。その北島/南島の2島の面積になんと          横浜市の相当人口しか住んでいないこと。人間より羊の頭数が遥かに多い。全人口が約361          万人だから一人当たりが約20頭の羊を持っている勘定になる。郊外に出れば人の姿は見え          ないが羊に出会うことは多い。自然環境がそのままに残っていて、空気はいいし、のんびりと          して精神的安らぎが得られる。また親日国でもあるし、我々の近くにも沢山の人が働きに来ている。          意外に知られていないのが、南島では3000M級の山々が連なっていることなど登山をする          人にはメッカとして知られている。中でもミルフォードトラックは「世界一美しい散歩道」と          賛美されるコースで世界中からファンが集まってくるとか。 中心的なMt.Cookは3,764mで          富士山級の山である。この様な冠雪の山々が連なっている姿は素晴らしい眺めである。          これらを背景に針葉樹、落葉樹の緑色赤色黄色がトルコブルーの氷河湖水に映った眺めは          また格別である。カナディアンロッキーを思わせる眺めである。 しかしカナダでは見られないミルフォードサウンドと言う約200万年前に氷河で削り造          られた入り江がある。一般にはフィヨルドと言うが入江の長さは16KMにも及び高さが          1200Mもの垂直に削られた絶壁に囲まれその上から無数の滝が流れ落ちている。          幽玄の世界である。ここならではの風景である。こうして見ると確かに大自然の織り成す          風景は素晴らしい…・。見るべき所は沢山ある。 一方社会福祉制度の進んだ国でもある。世界に先駆けて婦人参政権を確立したり、          老齢年金や身体障害者、医療、失業などの諸手当を設けたり、木目細かい社会福祉制度が          定着していると言われている。聞いた話では国立病院では医療費が無料だと言っていた。          その代わりと言ってはなんだが、消費税は17%(?)… 税金はかなり高いそうだ。          従って意外にも第一印象は物価が高いナ―と感じた。          国の施策でどちらがいいの悪いのとは言えないが、自然環境は良いし住みたいと思うが、          一方で物価が高いのには尻込みしそうである。この点ではスペイン、カナダの方がまだ          バランスが取れている様に思う。 も一つニュージランドで感じたことは、先住民族のマオリ族/マオリ文化を国がチャンと          認めていることだ。公用語は英語でもマオリ語でもよいこと。また国会議員にマオリ族の枠          を認めていることなどである。マオリ族の子孫は全人口の7〜10%と言われ、少数民族で          阻害されやすい中で先住民の権利を認めているのも流石は立派な先進国だと思った。          このことは1840年のワイタンギ条約に取り決められているそうだ。          ポリネシアン系のマオリ族の歌と言い踊りと言い素朴で何とも言えない風情がある。          大事にしたい文化でもある。 最近の観光客の筆頭は日本人かと思っていたが、実は韓国、中国、台湾に次いで3番めだ          そうだ。街中の看板もハングル語が目立つ。日本人が海外旅行に出掛ける様になって久しいが、          今や主流は東南アジアに移っているようだ。

旅程&印象に残った・・・見どころスナップ


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JTB旅物語 旅程マップ ( 写真左 )
 関空/成田オークランド(カンタベリー平原)→クライストチャーチクイーンズタウン(ボブスヒル/ミルフォードサウンド観光)→クイーンズタウン(テカポ湖/善き羊飼いの教会)→クライストチャーチ(市内大聖堂/トラムカーとフラワーデザイナー)→ロトルア(市内観光/ワカレワレア村/レインボスプリングス/羊の毛刈りショー/マリオコンサート)→ワイトモ(ツチボタル)→オークランド(デナーセーリング)→シドニー経由
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マウントクック国立公園 ( 写真右 )
標高3764m、ニュージーランド最高峰のマウントクック。この山を中心に3000m級の20の山々とタスマン氷河に代表される数多くの氷河からなりたつサザンアルプス山脈は、「南半球のアルプス」にふさわしい見事な勇姿を見せてくれる。山岳地特有の気候変化に流されず、そそり立って目立つピークは素晴らしい眺め。ハイキングやトランピング、遊覧飛行とアクティビティも色々ある。【クリック!】

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マウントクック 遊覧ヘリ ( 写真左 )
 マウントクックの遊覧ヘリは所要約45’で二人で390$。記念写真20$。決して高くはない。途中の景色も素晴らしいが、頂上の雪原に着陸し雪上で遊ばしてくれる。まさか着地するとは思ってもいなかっただけに感激する。パイロットと一緒に記念撮影。ヘリの軽快さで山際ギリギリの飛行でハラハラスリルがあった。【クリック!】




クイーンズタウン ( 写真右 )
 ワカティプ湖の北側に面した南島最大のリゾート地。「女王が住むにふさわしい場所」という名のとおり、湖畔の美しさと洗練された街並みが人気を呼んでいる。近年は夏はウォータースポーツ、冬はスキー、また年間を通じて楽しめるスポーツのメッカとして知られている。ワカティブ湖のアーンスロー号の湖上遊覧や高さ450mの丘、ボブス・ヒルからの眺めも素晴らしい。






ミルフォードサウンド ( 写真右 )
 ニュージーランドでは最もポピュラーなサウンド(入り江)。氷河によって周囲の山々が1000m以上もの高さでほぼ垂直に削り取られている。クルーズでは海面の低さから切り立つ断崖と垂直なまま海に落ちている地形と岩壁を流れ落ちる無数の滝を見ることができ、その迫力と自然の美しさに圧倒される。また岩の上で昼寝しているアザラシなど見られる。
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クライストチャーチ  ( 写真左 )
 南島の中心都市でニュージランド第3の都市である。庭園や緑地が多く、庭園の都 Garden City と呼ばれイギリス的な美しい街である。市の中心を流れるエイヴォン川はしだれ柳の緑が美しく、綺麗な水が流れ、野生の鴨や海辺から飛んできたカモメなどが餌をついばんでいる。静かで落ち着いた雰囲気を漂わせ心癒される。観光の出発点は先ず大聖堂から始まる。




ロトルア レインボー・スプリングス ( 写真右 )
 湧き水を利用した鱒の養殖や珍しいシダ類の木立が生い茂る動植物園。園内はキーウィやウェカなどニュージーランドならではの珍しい鳥を見ることができる。周囲には至るところに湧水や泉が出ており、小川をつくっている。また自然をそのままに残す森やシカ農場など見所も盛り沢山。







ロトルア 羊の毛刈りショー ( 写真左 )
 牧羊犬による羊の追い込みショーや子羊にミルクを飲ませたり、牛の乳を絞ったりした後はメーンの羊の毛刈りショーだ。バリカン片手に鮮やかな手つきで刈り込んで行く。羊に傷を付けることなく羊も気持ち良さそうだ。素晴らしいテクニックだ。丸裸になった羊も一晩で皮下脂肪が出来るそうだ。




ロトルア マオリ族の踊り ( 写真右 )
 ロトルアはマオリ文化の中心地。マオリコンサートもその一つで民族衣装をまとい、歌と踊り、さらに伝統的なハンギ料理(ぶつ切りにした肉や野菜、魚を地熱で蒸し焼きにする)を楽しむ。白い玉を振りながら踊るポイダンス、棒を歌に合わせて投げ渡すスティックダンスはマオリ独特。また男性が舌を出して相手を威嚇する踊りは面白い。【クリック!】

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ロトルア 大湯煙 ( 写真左 )
 ツンと鼻に感じる硫黄の臭い、北島のほぼ中央にあるロトルアは大地熱地帯に位置し、至る所で温泉が湧き出ている。古くからマオリ族が住み、ロトルア湖の湖畔から栄えていったとか。日本人に人気がある温泉「ゆで卵」を近じか始めると言っていた。




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ワイトモツチボタル洞窟観光 ( 写真左 )
 世界の珍虫・ツチボタルは発光昆虫の幼虫で、エサを引き寄せるために光を発する。洞窟内のツチボタルの神秘的な光を見るために世界中から100年以上にわたり、何百万人もの観光客が訪れる。そんな不思議な魅力を持っている。鍾乳洞の中をボートに乗って、ツチボタルの何千という青緑色の光のショーを楽しむ。【クリック!】




オークランド湾クルーズ ( 写真右 )
 オークランドはニュージランド最大の都市で経済、文化の中心地である。北島にあり一年を通して温暖な気候に恵まれている。海洋王国と言われるニュージランドの中でも、別名シティオブセイルズと呼ばれるほどヨットが市民に溶け込んでいる。かってアメリカズ・カップで活躍したKZ-1も博物館に展示されている。新鮮なシーフード料理を食べながら沈み行く夕日を眺め、湾内をクルーズするのも日本では経験できないヨットの醍醐味である。






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その他のスナップ ( 写真左 )
 ニュージランドは自然がいっぱいでほんとに美しい!郊外では人の姿より羊を見ることが多いのも驚きである。果物も豊富で、山と湖の調和も素晴らしい。ミルフォードサウンドも見応えがある。フィヨルドとしては北欧のノルウエーか此処でしか見られない。山好き、山歩きの人には一生の内で必ず訪れる国でもあり、愛されている魅力ある国である。
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月日






観光ルート・内容


所感 / 雑感

   4/06

    1

機中
 広島発8:48(H132)-新大阪10:34
新大阪10:46/11:16-関空11:31/ 12:01(特急はるか¥2,930*2) 関空15:10(JAL52)-成田16:20 施設使用料¥2,650 成田発20:55(NZ034)〜
いよいよ出発の日。初めての関空、
広くて美しい空港だ。
唯 施設使用料は高い。関空は国際線
なので成田では外に出られず4時間
の待ちは長すぎる。
添乗員の加藤さんに会う。
小錦に似た感じの人で無愛想。
   4/07

    2


オークランド着10:20 乗り継ぎ
オークランド発13:10(NZ523)
          -クライストチャーチ着14:30
カンタベリー平野の美しい眺めを
   見ながらマウントクック国立公園へ
オークランドで入国審査。国内線
乗り継ぎまで2時間の待ち。クライ
ストチャーチからマウントクックまで長い
バストリップ。19時にやっとホテルに着き、
直ぐ夕食。生憎の雨で景色は見えず。
夕食は美味しかった。80歳の池永
さんには驚いた。
旅は人を若くする。
大いに刺激を受けた。
   4/08

    3


午前 専用バス
午後 クイーンズタウンへ
              夜着後 パノラマ
ゴンドラでボブスヒルに登りクイーンズ
タウンのパノラマを見て夕食
朝起きてもまだ雨が降っている。
待望のマウントクックも見えず残念!!
このホテルから一望出来る3000m級の
連峰は見所のようだ。遊覧飛行も
ここ1週間出ていない。秋から冬に
掛けて天候不順で雨が良く降るそう
だ。11時出発し15時半やっとクイーンズ
タウンに到着。ワカティブ湖畔の小さな美
しい街だ。
ゴンドラで450mのボブスヒル展望台
に上がり夕食。レストランは日本人観光
客で満席。展望台からの眺めは丁度
箱庭を見る感じでとても美しい。
   4/09

    4


クイーンズタウン〜ミルフォードサウンド
〜クイーンズタウン 
専用バス、船
終日 
ミルフォードサウンド観光
       夕食は中華料理
5時半モーニングコール今日一日ミルフォードサウ
ンド観光だ。テアナウ経由で途中の景色も
素晴らしい。現地ガイド陽気で説明
上手。放牧されている羊の群れ多数。
ミルフォードに着くころから曇り、船上
に出ると強風-小雨-大雨。
しかし氷河に削り取られた絶壁の上
から無数に垂れ落ちる滝、カスケードの
美しさは絶景。帰りのバスはミルフォード
を離れるに従って晴れて来る。
外の景色も牧歌的で素晴らいが、
みんな疲れてグッタリ! 
夕食後はショッピングでプロポリスなど買
う。
   4/10

    5


クインズタウン〜テカポ湖〜クライストチャーチ
専用バス 夕刻クライストチャーチへ
デカポ湖と善き羊飼いの教会へ
夕刻着後 
クライストチャーチ市内大聖堂
op:トラムカーとフラワーデイナー
                  (夕食付)
   @13,800*2=27,600

久し振りの快晴。途中沿道のフルーツショ
ップでリンゴなど買う。予定を変更して
マウントクックの遊覧飛行に行く。約45分
間のヘリコプター遊覧だが頂上付近
の雪上に降り写真撮影など楽しむ。
素晴らしい景色に感激。トルコブルーの
美しいテカポ湖で昼食。昼食後湖畔の
善き羊飼いの教会へ。
4時過ぎ庭園都市クライストチャーチに到着。
市内観光。市内を流れるエイボン川、
丁度倉敷の感じ。モナヴェイル庭園も故人
の庭園としては広くて素晴らしい。
鴨が人懐いて可愛い。市の中心にあ
る大聖堂は意外に小さ目。夜は市内
電車を貸し切って遊覧パーティ。酒を飲
みながら市内観光。2巡して下りて
ディナー。花を素材にしたディナーは珍し
く、雰囲気がある。
   4/11

    6


クライストチャーチ発11:10(NZ650)
              -ロトルア着12:25
昼着後 専用バス
昼着後 
ロトルア市内観光
       ワカレワレア村・
      レインボースプリングス・
      羊の毛刈りショー
夜:
マリオコンサートとハンギディナ
    踊りを楽しみながらユニークな
     蒸し料理
    ロトルアの温泉

今日は北島に移動。昼過ぎロトルアに
到着。やはり南島と違って赤道に
近い分暖かい。
昼食は丘の上のレストランで定評のステーキ。
肉がとても柔らかくて美味しい。
昼食後羊の毛刈りショウを見に行く。
アット言う間に羊の丸刈り、手裁きが
素晴らしく、ショウ的面白さがある。
続いてレインボウスプリングスで鱒の養殖、
国鳥キウイを見学。キウイは夜行性で暗室
の中で見る。続いてニュージランド先住
民のマオリ族の村を見学。入村の挨拶
に鼻を擦り合わせることには驚い
た。夜はマオリコンサート。
歌と踊りは素晴らしい。
ポイダンスやスティックダンスは面白い。踊り
はポリネシアン系フラダンスの原形(?)だ
ろうか。素朴で印象に残った。ショー
が終わって近くの温泉に行く事に
なっていたが、遅くなるので遠慮
した。此方の温泉は水着を着て入
ることになっている。露天風呂に
入って満天の星を眺めるのも素晴
らしいとの由。
   4/12

    7


ロトルア〜ワイトモ〜オークランド
専用バス
牧草地の羊の群れ/牧歌的な
ニュージランドの景色を見ながら
ワイトモ鍾乳洞観光 
    珍しいツチボタル
昼食はバーベキュー
op:
オークランド湾デナーセーリング
   (夕食付)
   @7,800*2=15,600
世界でも珍しい夜行性の土ホタル。
真っ暗闇の鍾乳洞の中で神秘的な
青白い光りを点滅させる幻想的な
シーンは誰もが感動を憶える。小さな
ボートに乗り音を立てず洞窟を進ん
で行くと土ホタルの幼虫が放つ青白い
光が天井一杯に広がる…・・。
これをみる為に世界中から人が集
まって来る。素晴らしく、印象的
である。昼食は丘の上の牧場でバ
ーベキュウ。
昼食後オークランドまで3時間のドライブ。
夜はオークランド湾のディナーセーリング。
夕風を切って薄暮のオックランド湾を
20人乗りのヨットでクルージングする。
美しい夕日を眺めながら…。船内
で夕食を取り、楽しく賑やかに過
ごす。
サービスで俄か船長となり操舵をさせ
て呉れる一幕もあった。ニュージ
ランドはヨットレース熱が盛んで
知られている。
   4/13

    8


オークランド発6:45(QF040)-
シドニー着8:10  発9:20(JAL772)
              -18:00 成田着
夜 通関後解散
弘恵宅宿泊
通常の日程ではオークランドから成田へ
の直通便であるが、今回はその予定
が組めず、オーストラリア経由の日航便と
なり、3時半モーニングコールの異常な
早朝出発となった。こんなことも
ある…・。
長い一日であった。


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