ようこそ!

スロバキアの旅 編

JTB旅物語 E715-02 (2001.4.9〜4.18) 「中欧・美しき古都めぐり10日間の旅」 JTBの「旅物語」に参加して10回くらいになるが、 ツアーの人に「お薦めの場所は?」と聞くと チェコのプラハを挙げる人が意外に多かった。    それが最初のきっかけになったが、ベルリンの壁が崩壊した東ドイツも 一度見てみたいという関心があった。 また、昨年のバルト三国は期待以上に感動が得られたし、 あれやこれやで中欧4国への参加を決めた・・・。 東ドイツは旧体制から新体制への復興過度期(?)、チェコは予想通り、 スロバキアは唯一VISAを必要としたが、旧体勢の面影が濃い国。 ハンガリーは今回の旅行で一番の収穫であった。 ドナウ河に映える国会議事堂や対岸にある漁夫の砦の美しさに加え、 こくのある美味しい生ビール(500cc)が僅か120円で飲めるという物価の安さ 期待以上に素晴らしい国であったと感じた・・ スロバキア
スロバキア

スロバキア

        歴史博物館プラチスラバ城
12世紀頃からの歴史を持ち、4つの塔が各角に建つ
変わった風貌の城。ドナウ河畔の高い丘陵にあるため
街全体が見晴らせる。現在博物館として利用されている。

旧市街の出入口ミハエル門
16世紀に改築され現在の塔式となった。 
博物館、展望台として利用されている。 


スロバキアの旅 総括:
     1993年、チェコと分離し新しい国家としてスタート。833年大モラビア帝国を建設                したが、その後凡そ1100年もの間,ハンガリー王国やハプスブルグ家による支配、1918年                チェコとの連邦国家という歴史を刻んできた。第2次世界大戦中はナチス・ドイツに占領され、                戦後はソ連主導で社会主義国家となったが1989年の民主革命により、資本主義国家として                歩んできた。ブラティスラバが首都である。      1989年社会主義国家を脱皮したにも拘わらず、未だ依然として査証を必要とし、出入国                の管理が厳しい。国境通過の検問で1時間半も足止めを喰った。パスポートを持って行ったま                ま何をしているのかなかなか返して呉れないのである。国境通過の印を押せば僅か数分で                処理できる筈である。昨年バスでロシア入国時の検問で約3時間も足止めを喰ったことを                想い出した。旧共産圏の嫌な風習が残っているように思った。      現地ガイドの女性は定刻を30分も遅刻しながら、断りの一言もなく当たり前のような                顔をしていたが、ロシアでの土産物屋の娘が「ありがとう!」の一言もいわず、無表情に                ものを投げ出すのと似ているように感じた。観光立国としていくにはまだまだ時間が掛か                るように思った。      首都のブラティスラバだけの観光であったが、旧市街地と城は、東西1Km南北は600m                ほどの範囲で全て徒歩で回れる。ブラティスラバ城の博物館を見学し、ドナウ川と旧市街                を眺め聖マルティン教会を見て、そこから石畳の裏道を通ってミハエル門まで歩いた。                見るべきものは他国に比し少ないし、入出国の煩わしさを考えればあまりお勧めの国では                ないようだ。      
      
旅程&印象に残った・・・見どころスナップ





JTB旅物語 旅程マップ ( 写真左 )
 成田フランクフルトベルリン(ペルガモン博物館/ベルリンの壁/マリエン教会/サンスーシ宮殿/ツエツイリエンホーフ宮殿)→ドレスデン(トーマス教会/バッハ博物館/マイセン磁器工場・博物館)→プラハ(プラハ城/旧市街広場/カレル橋)→チェスキクルムロフ(チェスキークルムロフ城/旧市街)→プラチスラバ(歴史博物館/聖マルチン教会)→ブダペスト(マチャーシュ教会/漁夫の砦/くさり橋/英雄広場)→フランクフルト経由成田





ドナウ河に架かる橋 ( 写真左 )
 我々が宿泊したHotel Danubeの正面にドナウ川が流れているが、青きドナウでなく濁った色である。そこに架かる近代的な橋。橋の下の側面にはぎっしりと落書きがしてあった。橋の上の塔は展望台になっていた。





聖マルティン教会 ( 写真右 )
 旧市街の西側、中世以来の面影を最も濃厚に残している一角に立つ教会で、建てられたのは15世紀の中頃。高さ85mの塔はもともと防衛施設として建てられた城壁の一部を流用したもの。この教会で王様の戴冠式が行われたとか。






旧市庁舎 ( 写真右 )
 旧市街の中心にある旧市庁舎。内部は歴史博物館、ワイン博物館などになっている。中庭はアーチのある回廊が美しい。









国民劇場 ( 写真左 )
 リストが15回もオペラを指揮したという由緒ある劇場で、現在も内外の一流演奏会によるオペラが演じられている。風格のある劇場である。










新市内の公園で ( 写真左 )
 通りの中庭というか公園のような所に出ると、柔らかい日射しを受けて今を盛りに美しい水仙の花が咲いていた。







ドナウ河 ( 写真左 )
 ドナウ川に臨む小高い丘の上にあるブラティスラバ城の入り口にある展望台からみる。
丁度日曜日で土産物屋は店が閉まっていたが、城内を見学して出て来たときには
特別に開店してくれた。みんな喜んで買い物をしていた。みんな買い物が好きだ。





ブラティスラバ城内から ( 写真右 )
 ブラティスラバ城内からすぐ下にある聖マルティン教会の尖塔をみる。美しい眺めである。







宿泊したダニューブホテル ( 写真右 )
 ドナウ川に面した我々の宿泊ホテル。朝早くホテルの周りを散歩したが少し寒かった。ホテルの前は道路で路面電車が走っていた。








中世の面影を残した街 ( 写真左 )
 聖マルティン教会の横を下りて行くと石畳が続き中世の面影をそのままに残した町にでる。正面奥にミハエル門が見える。道の途中にモーツアルトやリストに由緒のある建物があった。これら偉大な音楽家の住んでいた町でもある。




楽器博物館 ( 写真右 )
 ブラティスラバ城は15世紀に建てられたがその後1811年に火災で焼失し、第2次世界大戦後に復元された。四角形の建物の四隅にそれぞれ一本ずつ塔が聳えるという独特な形。現在城内の一部が歴史博物館と楽器博物館として公開されている。写真は楽器博物館の一部で弦楽器の歴史的変遷を、優しそうなお婆さんが得意そうに説明してくれた。






他の旅行地を見る!・・・・・ ホームページのトップを見る!・・・・


:旅程:

月日






観光ルート・内容


所感 / 雑感

4/9 1

機中
〜フランクフルト
経由
〜ベルリン
4/8 前泊 
成田エアポートホテル
広島発11:29(H-363)-
   博多11:29
福岡14:10(JL-362)
羽田15:40/羽田16:10(リムジン)
成田17:25
10:00 第2ターミナル団体集合 
成田発13:00(JL-407)
〜フランクフルト着18:0〜
20:50発(LH918)
〜ベルリン着21:50
いよいよ出発の日。集合時間が
早いので何時も成田で前泊が必要だ。
当日早めに集合の要請あり。添乗員
の野口さんが待機。来た順に手続き
開始。総勢26名のツアーだ。
グループがいないのは幸いだ。乗り継
ぎ地のフランクフルトまで約11時間かかる。
その後ベルリンの最終地に向かう。日本と
の時差は7時間だ。ホテルに着いた
のは23時、長い一日であった。
 4/10

    2

ベルリン
ホテル発 9:00 
ポツダム市内観光
ツエツイリエンホーフ
宮殿/ポツダム広場/
サンスーシー宮殿

午後ベルリン市内観光
ペルガモン博物館/
ベルリンの壁/
ブランデンブルグ門/
マリエン教会/
連邦議会議事堂


バスで市内観光。東ドイツの市内は
意外に綺麗だ。最初ポツダムまで行く。
小さな街。有名なポツダム宣言を協議した
ツエツインホーフ宮殿はロシア/アメリカ
/イギリス三国の部屋・出入り口を別々に
するなど苦労の跡が伺える。サンスーシー
宮殿の庭は綺麗。昼食後ベルリン市内観光。
ペルガモン博物館は期待をしてなかったが
素晴らしい。
古代ローマ、アジア、アスラムなどの美術品
が多数展示されている。紀元前180年作の
ペルガモン祭殿が秀逸。ベルリンの壁を越
えて逃れようとした犠牲者を思うと心が
痛む。18世紀建造のブランデンブルグ門は
現在修復中であった。
マツダ車が結構走っているのに驚いた。
 4/11

    3

ドレスデン

ホテル発 9:00 
ライプチッヒ市内観光
トーマス教会/
バッハ博物館

昼食後
マイセン磁器工場
及び博物館
ホテル着 18:00
ロビー集合
夕食会へ 19:00

ホテル帰着 21:00        
ライプチッヒまでアウトバーンを走って
1Hr。トーマス教会のステンドグラスは素晴
らしかった。バッハはこの教会で合唱長を務
めたとか。教会の前に立像が設置。近くに
バッハミュージアムがありバッハの生前使用
した楽器や直筆の楽譜などが展示されていた。
近くの広場でお祭り市場が開かれていた。
この地の日本人ガイドは早口で分かり難い。
昼食後マイセンの磁器工房・博物館を見学
した。各工程のデモンストレーションがあり、
繊細な手作業だけにマイセンが高価なことが
よく納得できる。
博物館には目を見張る素晴らしい磁器が
沢山展示されていた。同行の数名が壁飾
り皿などを購入した。
 4/12

    4

プラハ
ホテル発 9:00
アルベルティヌム/
古典巨匠絵画館/
ゼンバーオペラ劇場/
君主の行列

昼食後
ドレスデン発国際列車で
プラハへ

ドレスデン発11:55
プラハ着14:29

ホテル着 15:30

古典巨匠絵画館は沢山の絵画が展示され
ており、どれが有名な絵なのか見切れな
かった。君主の行列は歴代の王様君主像
をタイルに描きそれを張りつめてあった
が繊細によく描けていて素晴らしい。
ドレスデンから国際列車の1等車でチェコ
のプラハまで行く。シートは大きくゆっ
たりと2列と1列。途中のエルベ川畔の
風景は美しい。途中国境越えの車内検札
があった。
昼食の弁当とビールで一眠り。2時過ぎ
にプラハ駅に着く。
プラハの男性ガイド(群馬に2年滞留)
は着くなり「スリ、かっぱらいに用心
せよ!」ばかり話し、肝心の観光ガイド
は2の次ぎ。
夕食はチェコ風でとても美味しかった。
 4/13

    5

チェスキー
ホテル発 9:00 
プラハ市内観光
プラハ城/旧市街地/カレル橋

昼食後/
チェスキークロムロフへ
バスで約200Km

ホテル着 17:30

プラハで宿泊したホテルの朝食は、品数
も多く美味しい。今回の旅行では何処も
朝食は最高であった。今日は待望のプラ
ハ市内観光。最初にプラハ城に上がる。
寒風強く寒い朝!時々小雪が舞う。
入り口の衛兵と記念写真。城内の聖ヴィ
ート教会はゴシック様式の荘厳な大尖塔が
目を引く。黒く煤けたようになっている
が土に鉄分を含んでいるためで、何処の
外部建造物も同じように黒く変色して
いる。城からの市街地展望は美しい。
市全体が世界遺産に登録されているのも
珍しい。城から黄金小路を通ってカレル橋
に向かう。橋から見るプラハ城は美しい。
人はそんなに混んでいない橋の欄干には
30体の聖像が立っている。
土産物を売る人や音楽を奏でている人達
がいた。旧市庁舎に出た時けたたましい
クラクションの音で振り向くと新婚花嫁
の姿がみられた。町中のみんなが祝福す
る一場面であった。昼食前にボヘミアン
ガラスの土産店へ。昼食はビアーホールで、
先客のイタリア人のグループが賑やかに歌
を唄って楽しんでいた。此処では当然黒
ビールのサービス。味は薄目でアメリカン
コーヒーのようで今一。昼食後はバスに
揺られてチェスキークロムロフへ。
4/14
6

プラ
チスラバ
ホテル発 9:00 
チェスキー市内観光
チェスキークロムロフ城
/旧市街地

午後はスロバキアへ
バスで約367Km

国境検問 16:50
国境通過 18:10  
検問保留!1Hr20'

ホテル着 19:00
朝起きると雪が降っているのに驚いた。
部屋から見る眺めは箱庭の家並みをみるよう
で煉瓦色の屋根、白い壁の小さな家が小高い
緑の丘の中腹にちまちまと散在しとても美し
い町である。午前中町内観光。お城に上がるが
雪は一層強く降って来た。お城からの眺めは
また最高!
昼食後スロバキアに向かう。途中の国境越えで
1時間以上足止めを喰った!厳しい!
ロシア入国で3時間待たされたことがあったが、
旧共産圏の悪夢がよぎった。
バスは田舎道を走り乗り心地が悪く閉口。
昼食のジャガイモか七面鳥の肉かサービス
に出た地酒のせいか胸焼けがして苦しか
った。今日は約370Kmの長いドライブで
多少疲れた。
 4/15
    7

ブダ
ペスト
ホテル発 9:00
大統領官邸/歴史博物館/
聖マルチン教会/旧市街地

午後はハンガリーへ
国境検問 14:15
国境通過 15:35  
検問保留!1Hr20'

ホテル着 18:00
ロビー集合
夕食会へ 19:15

ホテル帰着 21:00
ホテル内プールへ
 21:30

午前中歩いて市内観光をしたが寒くて
震えた。スロバキアは特に見るべきものは
少ない。入出国に煩わしさがありお勧めは
しかねる。やはりハンガリーへ出る所で
約1時間20分また足止めを喰う。
どうしてこんなに時間が掛かるのだろう。
やっとブダペストに入国。
ドナウ河畔の風景はとても美しい。
明日の観光が楽しみだ。夕食は久振りに
町にでた。レストランではジプシーヴァ
イオリンを奏でて雰囲気を盛り上げていた。
日本人だと見抜きサクラサクラ♪♪・・と
サービスしてくれた。
名物料理の「グラーシュ」という特産の
パプリカで牛肉と野菜を煮込んだシチュー
は美味しかった。帰り道のライトアップ
された夜景も美しく印象的であった。
ホテルに帰って温泉プールで泳いだ。ここ
ハンガリーは温泉でも有名である。同行の
数名と入ったがいい想い出となった。
 4/16

    8

ブダ
ペスト
ホテル発 9:00 
ブダペスト市内観光
マチャーシュ教会/漁夫の館
/英雄広場/くさり橋

午後 OP
センテンドレとドナウベント
半日観光と民族音楽
ディナーショー

ホテル帰着 15:50

ロビー集合夕食会へ 17:40
民族音楽ディナーショーへ

ホテル帰着 22:00
今日はよい天気。市内観光も順調。男性
ガイドも面白い日本語で笑わせる。マチャ
ーシュ教会/漁夫の砦に行く。何れも美し
い。教会は13世紀に建てられたゴシック
様式。ミサの途中を静かに見学した。
美しいモザイク屋根や内部のステンドグラ
スは目を見張るばかり。隣にある漁夫の砦
から見るドナウ河に映える国会議事堂の眺
めは秀逸である。英雄広場で唯一の集合
写真を撮る。午後はオプションでセンテンドレ
とドナウベントに行く。センテンドレは面白そ
うな土産物店がいっぱい。特に女流陶芸家
マルギッドの美術館は素晴らしかった。
ドナウベントはドナウの曲がり角と呼ばれ
そこにあるヴィッシェグラードでは要塞と
王宮跡を見学した。
夕食は山の上にあるレストランで民族舞踏
ディナーショー。ハンガリーの音楽と踊り。
踊りは少し物足りなかったが音楽は素晴ら
しかった。終わって山から見下ろす夜景は
宝石を散りばめたような美しさであった。
 4/17

    9

機中
出発まで自由行動
みんなで市場に買い物

荷物だし 8:50
ホテル発 8:50
ホテル帰着 12:30

ホテル発 15:00
ブタペスド発 17:15
(MA-522)  
フランクフルト着 19:00
フランクフルト発 20:50
(JAL408)

今日はいよいよ日本へ帰国の日。
出発まで楽しみにしていた自由時間。みん
なで地下鉄に乗り6駅先の中央市場に出掛
ける。ブダペストで一番大きな市場で、
一階が食料品、2階が刺繍や民芸品など。
テーブルクロスなど数点買う。帰りは各自
で好きなように帰ることになり、3駅ほど
散策してあと地下鉄で帰る。町は綺麗で
土産物屋が多い。昼食はマクドナルドに
入ったが、日本の味と少し異なっていた。
ポテトが皺い。ブダペスト発が予定より
1時間半も遅れ、フランクフルトでの乗り
継ぎを心配したがギリギリで免税店に入る
余裕はなかった。JALは割合空いていて楽に
座れたのはよかった。
 4/18

    10

成田
成田空港着 14:55  
通関後解散

成田発 15:40-
羽田着 16:50
羽田発 19:05(JAL375)-
福岡着 20:45

博多発 21:46(K-588)
広島着 23:22

24;00 無事帰宅
成田は予定より10分早めに到着。
入国審査も流石にスムーズに行く。荷物も
JAL Globalの優待で一番に出て来て一安心。
やっと帰って来た感じになる。
帰りの宅配を頼む時桂子のスーツケースの
鍵が開いていることを知らされる。おかしい!
合い鍵で閉めようとしても鍵が入らない!
やられた!センターのダイヤル錠は掛かっ
ているので中身の被害はなかったが・・・
こんなこともあるのだ。初めての被害だ。

次の羽田行きリムジンに乗り70分で到着。
羽田で時間があるので食事をする。
日本そばと生ビールの美味しいこと。日本
に帰って来たと感じる。
後は予定通り福岡へ。機内でJALアテンダント
と話し、孫にとJALグッズを沢山貰う。
最終便の博多ー広島へ。家に着いたのは
24時・・・  
長い一日であった。
E715-02 中欧4ヶ国の旅  次の訪問国ハンガリーへどうぞ!

★ 旅 いつまでも・・ ★ 画像旅行記 リンクフリーです。バナーをどうぞ! Top ページへ