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火の国アイスランドと氷の大地グリーンランドの旅 編

ユーラシア旅行社 WNIG(2007.06.19〜06.30) [拡大] 氷の大地・グリーンランド!世界最大の島! 国土の90%が北極圏内あり、その85%が氷の大地である。 日本の6倍の面積があり、人口約6万人が住んでいる。時差-11Hr 極地性の氷雪気候に属しているが、海流の影響で全土が極寒ではない。 青い空、氷河の山や氷河、氷山、咲き乱れる草花、とても美しい風景! また、火の国・アイスランドは
人口約30万人が日本の約1/3の国土に住む。時差-9Hr
小さい島だが母として暮らしやすい国ランキングや生活水準 ランキングでは世界のトップレベル!! 消費税24.5%や所得税40.88%には驚くが社会保障が完備した国である。 また日本と同じように世界長寿国でもある。 何れの国も不思議なとても魅力ある国・・ 夏の白夜には悩まされるが やはり行ってみないと分からない・・。 今回もまた新しい発見、新しい感動があった。・・! やはり旅は楽しい! Reykjavik・Ammassalik・Vik・Hofn・Egilsstadir・Myvatn・Akureyri・Reykjavik
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極北の海に浮かぶ巨大な氷山
     凄くデカイ!
     いやー!その大きさに圧倒され・・
     その美しさに感動する・・
自然の造形美!
ヨークルスアウロンの氷河湖に 
浮かぶ美しい氷山!
水陸両用船で氷山の間をクルーズ・・ 

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ヴァトナヨークトル氷河!
この雄大な氷河のうねり・・ 
アラスカや南米パタゴニアでは海上から・・
此処では陸上で見ることができる! 

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ミーヴァトン湖の風景・・
溶岩で河が堰き止められできた湖![拡大]
ゲイシール!
地熱で高温の蒸気が噴き上げてくる![拡大]
世界遺産・シンクヴェトリル!
地球の割れ目の大地溝帯・・[拡大]

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ヴィーティの丘・・
火口湖の深緑色の水が美しい![拡大]
流氷の輝き!
このエメラルドグリーン![拡大]
「クリア」の勇姿!
人への攻撃性が強い鳥・・[拡大]



*アイスランドとグリーンランドの旅・総括スライド 80枚+59枚/5分
*お気に入りショット !



グリーンランドとアイスランドの旅 総括:
極北の地!グリーンランドとアイスランドへ行ってきました。成田からロンドン経由しアイスランドの レイキャビックへ。そこから更にグリーンランドの東岸クルスクへ。所要時間約18Hr、時差-11時間。遠いで すね・・流石にグリーンランドのクルスクまで来ると空港を降りて外には人家も草木もない氷河景色で随分僻 地に来たなーと言う感じだ。日本からの直行便はないので、まずアイスランドへはヨーロッパ内のどこかで乗 り換えになるが、同日接続できるのはロンドン経由とコペンハーゲン経由のルートしかない。従って今回はロ ンドン経由のルートをとった。アイスランドからグリーンランドへはエアーアイスランド航空が夏季のみ数便 設定している。ところが定刻通りに出発できるとは云えない。我々はグリーンランドの天候不良で朝からの数 便をキャンセルされ一日を無駄にした。それほど極地性の氷雪気候に属しているグリーンランドでは天候の影 響を受けるのである。簡単に行けるグリーンランドではないということである。    グリーンランド!名前からは緑豊かな国のイメージがあるがとんでもない! 国土の90%が北極圏内に あり、その85%が氷に覆われている。世界最大の島であり、日本の面積の約6倍、人口は約6万人弱の主として イヌイットとデンマーク系ヨーロッパ人が住んでいる。グリーンランドはサマータイムを採用しているので日 本との時差は今は-11Hrである。旅行シーズンは6/中〜9/中であるがこの時期はミッドナイトサン(真夜中の太 陽)と云って白夜である。早く言えば日の入りが0時で日の出が3時。睡眠不足で悩まされること間違いなし!       逆に冬は日の出12時日の入り15時である。我々の想像を超える、やはり世界の秘境の中の秘境かもしれな       い。   この世界の秘境のグリーンランドに足跡を残した日本人がいた。ご存知の冒険家の故植村直己さんで ある。何と1978年3月に単独犬ぞりで北極点に到達!単独到達は世界初の偉業である。さらに同年5月には犬ぞ       りでグリーンランドを縦断に成功している。歴史に残る凄いことをやっている。彼は事前にシオラバルクとい       う村でイヌイットと共同生活をし犬ぞりの技術を学び準備したそうだ。グリーンランドの南端にある町ナルサ  スアークの空港前にある大きな岩には故植村直己さんのレリーフがあるという。アラスカのマッキンリーが43 歳で終えた最後の地になったが、私が歩いたきた僻地・秘境には故植村直己さんの足跡が残っており感慨深い。 数々の偉業の足跡を残している故植村直己さんが1984年国民栄誉賞を貰っていることを知っている人は多くは あるまい。   我々はグリーンランドのクルスクから更にヘリコプターで東岸の寂れた村アンマサリクへ飛んだ。       人口約1800人のイヌイットでアザラシなどの狩猟で生計を立てている。このイヌイットの存在は1884年デ       ンマーク海軍士官により偶然発見されるほんの120年前まで、文明社会と全く接触を持たず、独特な文化で厳寒       の極地に生き延び続けて来たことで、当時大きな世界のトピックにもなったそうだ。今はこうして交通網も開 け観光客が入れるようになったのは感慨深い。イヌイットは極地に住むモンゴル系の狩猟民族であり、我々日 本人ととてもよく似た顔立ちで懐かしさを覚える。このアンマサリクから小船に乗り氷山クルーズに出掛けた              が目の前に見る巨大な氷山に度肝を抜かれた!表面に出た部分がほんの10%で90%は海中に沈んでいると言われ ているが、目の前の100mを超える真っ白い氷山はとても美しく神聖な感じがし感動した・・これを見に来たの だ!やはり旅は楽しい・・    アイスランドと云っても一般の人には余り知識がない。最近は少しずつ訪れる人も増えて来ているが、        昨年の日本人訪問者は僅か6,000人程度である。年々1,000人程度の増加でしかないので、アイスランドの話を        聞く機会も甚だ少ないのである。見ると聞くでは大違い!と言うこともあるので真実が伝わるのはほんの一部             でしかない。アイスランドは正式にはアイスランド共和国。首都はレイキャビックである。国の面積は日本の 約1/3(北海道と四国を合わせたより少し大きい)、人口は約30万人で首都に約40%強が住んでいる。首都に次ぐ              第2の町北部のアークレイリーには16,000人程度である。南北306km、東西483kmのヨーロッパ第2の島で、グリ             ーンランドには僅か287km離れている。首都のレイキャビックはモスクワとワシントンの丁度中間に位置するこ             とから1986年歴史的な東西冷戦終結のゴルバチョフ・レーガン会談が行われたことは記憶に新しい。         また、政治的に先進性があるのは、世界遺産・シンクヴェトリル国立公園にある「地球の割れ目・ギャウ」        で、10世紀の初めに世界で最初の「アルシング」と呼ばれる民主議会が開かれたこと。全ての人が平等に生き        るために自分たちの新しい憲法を作り議会制民主政治を確立した。「ヴァイキングが作った世界最古のデモク             ラシー」として歴史に残っている。また1980年には世界で初めて女性の大統領が生まれたことである。当時英 国では女性首相サッチャーが登場(1979年)していたが、女性の大統領は何処の国にもいなかったのである。 今では女性大統領も珍しくないが、その始まりがアイスランドであったことはアイスランド国民の先見性と勇 気が称えられる。これぞヴァイキング時代からの先取精神と云えよう。   火の国・アイスランドと云われるように世界で最も火山活動が活発な国の一つである。200ばかりの後        氷河期の火山のうち少なくとも30の火山が150回も噴火したという記録が残っている。今でも活動は続いており        最近では1991年5月、2000年2月にも噴火している。また温泉も豊富で世界のどの国よりも高温度の温泉が湧出             している。その地熱を利用した発電や暖房や温水プールなどクリーンエネルギーとして重用されている。世界             最大の露天風呂・ブルー・ラグーンは自然の温泉ではなく、地熱エネルギーを利用して人工的に造られたもの             である。また「レイキャビック」とは「煙たなびく湾」と言う意味で、アイスランド最初の移住者が温泉から             の湯煙を煙と間違えてつけられたと云うように、島内あちこちに湯煙が上がっている。マグマが呼吸する間欠             泉・ゲイシールもアイスランドのシンボル的存在である・・まさしく火の国と云えよう。   もう一つ特筆すべきは、地球の割れ目・ギャウを見ることが出来る。本来プレートを生み出す「海嶺」       は海の底にあるものだが、このアイスランドは「大西洋中央海嶺」の延長上に位置しており、海嶺の頂上部が       海の上に出た珍しいものである。海嶺の頂上部には幅数kmの地溝帯があるが、これは地球の内部から上昇して         きたマントルがその下で左右に分かれ、水平に進むために出来た割れ目である。この地球上に2箇所だけこの       アイスランドとアフリカに地上でみられる大地溝帯がある。ユーラシアプレートと北米プレートの分疑点を見 ているのだ。そして毎年東西に2-3cmずつ広がり続けている。まさに生きている島なのだ。日本も無関係ではな く、1993年北海道南西沖地震の解析で、北海道と東北地方は北米プレートの上にあり、伊豆以降の西日本はユ ーラシアプレートの上にあることが分かったのだ。地球は生きて動いている・・日本列島の行く末は・・?   初めて体験する白夜!これには驚いた。到着した23時頃でも外が明るく写真が撮れるのだ!この時期は ミッドナイト・サン(真夜中の太陽)と云って白夜の世界なのだ。太陽が沈まないわけではないが、動きを見て       みるとこれも不思議であった。当然のことであるがこんな極地に来て初めて違う世界があることに気が付く、       太陽が北北西の方向に沈み、北北東の方向から昇ってくる。僅か90度以内の範囲である。また昇る方向は上に  ではなく40度くらいの斜め方向に昇ってくるのだ。太陽が地平線から50度以上には昇らないと云うこと。思わ  ぬ現象に不思議に思った・・ もう一つ、1492年コロンブスがアメリカ大陸を発見したと、我々一般にはこのように理解している。 ところがアイスランドに来て見るとそれは間違いであることが分かる。コロンブスが発見したと云われる 492年前、1000年には既にアイスランド人ヴァイキングのレイブル・エイリクソンが上陸しているのである。彼 はアメリカ大陸とは知らずヴィンランド(葡萄の島)と云っているが、後の調査により北アメリカの北東部、ニ ューファンドランドの北端に近い場所であったことが分かっている。この事実を当時ヨーロッパの人達が知ら なかったため誤ってコロンブスの偉業と伝え、現在に至るも訂正されていない。レイキャビックのハトムグリ ムスキルキヤ教会の前にはアメリカ合衆国から寄贈された、アメリカ大陸発見者・レイブル・エイリクソン 立像がある。しかし面白いのはアメリカの祝日の中に、アメリカ大陸発見の日(1937年時の大統領・ルーズベル トが祝日と決定)としてコロンブス・デー(10月第2週の月曜日)が現存しているのである。間違いが分かってく ると最近は祝日の意味が薄れてきているようだ。アイスランドへ行って見ないとこんな話は分からない・・   さて、アイスランドの生活情報に触れておこう。母として暮らしやすいランキングや生活水準ランキン       グや国民一人当たりの収入など世界のトップレベルにあることや一般には他の国に比べて物価が異常に高い       (exビール中瓶\1000、コーラ\500、絵葉書\100・・)ことなど耳にしているが実態はどうなのだろう気になる       ところである。平均月収は税込み約40万円(医者などは60万円)、これから所得税35-40%を引かれて手取り約 24万円くらい。年収約300万円程度である。高給取りは銀行員などファイナンス関係の人。面白いのは大工さん の需要が多く、何と時給8,000円!と高給取りである。定年は65,67,70歳の3パターンから自分で選ぶ。年金は 辞めたらすぐに退職前給料の約50%くらいを貰える。失業率1.3%と非常に低い!夫婦共働き、一人で複数の仕事 を持ち税金は最初の仕事でのみ払う。銀行預金利率は11%-13%、貸出金利は20%。アイスランド人の平均貯蓄額 はほぼ0!いざの時には社会保障が得られるので心配していない。しかし最近は余裕があれば海外旅行をした り、給料の10%程度貯金する人が出てきたが株を買う人が多いそうだ。        税金面では、消費税は24.5%と高いが、国民全体に還元されるという意識があるので納得。日本では        使途が不明確で業者と政府に取られると言う感覚と大違い。外国人旅行者には1回4000isk(\8.800相当)以上        買えば、購入価格の13-15%の払い戻し制度があり配慮されている。法人税は18%と日本の41%に比べ異常に低い。             従来は50%くらい取っていたが18%に下げて経済が飛躍的に復興したとか。変わったところでは、アイスランド で自動車を購入する時、車の価格+道路建設費を支払うので車価格の約2倍の価格になる。国民30万人の税金              では道路の建設は年間200km程度しか出来ない。アイスランド全周で約1,440kmあり、橋は金が掛かるので1車 線幅である。1家の車保有台数は2.8台と多い。値段が高いのによく持てると思うが、トヨタカローラクラスで 新車260*2=約560万円!中古車が多く6年中古車で60万円、10年車で20万円程度。支払いは最長は6年、月2万円 程度のローンで金利は11-20%の範囲が多い。ガソリンの値段はリッター224円程度で日本の約2倍と高い。      医療制度は、国民の税金で賄っているので一般の病院は無料!(整形などは有料)、薬も普通に処方さ        れるものは無料!(アスピリンなどは有料)。癌の薬などは高く\10,000/月程度するが実際の支払いは\800程度        と1/10以下である。その他老人施設なども発達している。平均寿命は日本と同じく世界長寿国であり、男82歳、             女78歳と日本と逆に男性世界一!また乳幼児死亡率は世界で最も低い。結婚は100%恋愛結婚で男18歳、女17歳 から。平均的な子供の数は2人。離婚率は40%と非常に高い!人口が少ないので8代も遡れば皆親戚!また、ア              イスランドでは遺伝子の研究が盛んで国民は病院で診察を受けると遺伝子を提供しますかというアンケートを 受ける。自分の血液を提供して分析し、遺伝子をコンピューター管理して病気の予防など、薬の開発に利用す るそうだ。    教育制度は、初等教育が6〜15歳、高等教育が16〜20歳で一般高等教育、専門教育、職業教育の3つの        学校に分かれている。この上は大学。この他に0〜5歳児を対象にプリスクールがある。高校は36校、大学は        3校。学生は寮生活。大学進学率は60%で男25%、女35%。人口的に男が少ない。男は漁師、大工、バス運転手             が多い。あとはスカンジナビアとか米英国へ留学する人が多い。識字率は99.9%と世界でも最高ランク。高校 までに3ヶ国語をマスターすることが義務付けられている。通学に1時間範囲ならスクールバスが出る。昔              バスがなかった時は先生が地方を回り、一つの家庭で2週間くらい授業をしていたとか・・国が教育に力を入 れていることが分かる。また特筆すべきは、アイスランド語が「言語の化石」と言われているように千年も昔 の言語が今も使われているのである。   今回の旅もまた面白かった!いろいろ想像を越える環境の中での文化や大自然の雄大さに触れることが             でき、考えさせられたり刺激を受けることができた。やはり世界を歩き新しい文化を見て体験して感じること             ができる喜び・・・これが生きているという実感に繋がるのである。やはり旅は楽しい!

   

・・・・ 旅程の概要・・・・・


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* アイスランドの訪問地

* グリーンランドと
アイスランドの位置関係


* 北極圏の位置関係
旅程マップ・・ ( 写真左 )
成田→ロンドン経由→レイキャビック泊(市内観光/ホフジハウス/ハトルグリムスキャ教会/市庁舎/国会議事堂)→クルスク経由→アンマサリク連泊(氷河クルーズ/花の渓谷ハイキング)→クルスク経由→ヴィーク泊(スコウガの滝観光)→ホプン泊(フィヤードラルグリューブルキャニオン/スカフタフェットル国立公園/スヴァルティフォス/ヨークルスアウロン氷河湖観光)→エイルスタージル泊(ペトラ石博物館/ハトルオルムススタージル)→ミーヴァトン泊(デティフォス/ヴィーティの丘/レイルフニュークル/クヴェーラロンド/ディムボルギル/スクートウスタグギーガル)→アークレイリー泊(ホエールウオティング/ゴーザフォス)→レイキャビック連泊(クヴェーラヴェトリル/グトルフォス/ゲイシール/シンクヴェトリル国立公園/ブルーラグーン/ペルトラン/パフィン見物)→ロンドン経由→機中泊→成田。

外務省発行
*アイスランドの危険情報


旅程・絵日誌・・・・・・ユーラシア旅行社添乗員 村上 大嗣 さん記・・・・・


成田〜レイキャビック
レイキャビック〜アンマサリク
アンマサリク〜ヴィーク
ヴィーク〜ホプン
ホプン〜エイルススタージル
第1・2日目
第3日目
第4日目
第5日目
第6日目

エイルススタージル〜ミーヴァトン
ミーヴァトン〜アークレイリー
アークレイリー〜レイキャヴィック
レイキャヴィック〜成田
第7日目
第8日目
第9日目
第10・11・12日目

・・・・ 印象に残った・・・見どころスナップ・・・・・


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【グリーンランドの概要】
世界一大きな島!雪と氷に被われた島。海に浮かぶ氷山を目の前で見ることが出来る島。先住民イヌイットが生活している極北の島・・などと表現できるグリーンランド。全土の90%は北極圏にあり、その80%は氷に被われている。面積はイギリスの7倍、日本の6倍で、人口は約6万人が住んでいる。日本との時差は-12Hr(但し3/中〜10/下はサマータイムで-11Hr)である。日本からの直行便はなく、ヨーロッパ内で乗り継ぎ。アイスランドからは2Hrで行ける。気候は極地性の氷雪気候だが海流の影響で全土が極寒の地ではない。夏の昼間は10〜15℃程度。夏は白夜である。



グリーンランドの玄関口クルスクへ
アイスランドからグリーンランドへはアイスランド航空の定期便が出ている。我々はクルスクの天候不良により一日足止めを食ったが、翌日到着したクルスクは快晴そのもので前日の状況が信じられないくらいであった。天候の影響が出やすいと云うことだろうか・・あたりは空港の建物だけで外は白く雪を被った寒そうな岩山や入り江には流氷、氷山が浮かぶ風景で、やはり遠い遠いところに来たなーという実感があった。僻地のなかの秘境であろう。


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クルスクの風景! 
クルスクの空港の周囲には岩山と氷、氷、氷ばかり・・。200mくらい先に倉庫らしい建物が見える。さらにその先600mくらい先に唯一のクルスクホテルがある。空港からは見えないが砂利道を行けばよい。入り江には氷山、流氷、氷塊。風が吹けば寒さを感じるが日中は暖かい。国際空港と云っても小さなもの。中に小さな売店があり日用品とお土産を売っている。この売店でグリーンランドへ来た証明のスタンプをパスポートに押してくれるので記念に残したらよい・・東グリーンランドの玄関口はこんな風景である。



クルスクのイヌイット村訪問!!
アイスランドのレイキャビックからグリーンランドのクルスクへの一日ツアーが出ている。時差は2時間なので10時にレイキャビックを発てば同じ10時にクルスクに着く。ここから4時間ばかりのガイド付き観光となる。上空から見るグリーンランドの風景もいいが、空港から途中の風景を見ながらゆっくり歩いて村まで1時間も掛からない。この村にはグリーンランドイヌイットが350人ばかり生活している。イヌイットはモンゴル系なので日本人とソックリな顔をしていて親しみやすい・・。峠を越えてイヌイットの村。流氷が入り江の中まで流れ込み、カラフルな小さな家にはアッと驚く・・


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帰路の氷山/氷塊の風景!

アンマサリクへの移動風景!
クルスクからアンマサリクへは12名乗りのヘリコプターで3便に分乗しての移動となった。アンマサリクまでは僅か10分程度であったが、上空から見る風景はまた格別である。思ったよりも低空で入り江に張り詰めた流氷を見ながら飛んだ。流氷の所々が美しくブルーに輝いている。海水を通して氷が反射しているようだが、氷の割れ目から見えるグレーシャーブルーとはまた違った色で美しい。アンマサリクは寂れた小さな村なので道路を建設することが出来ずヘリコプターでの移動となったが結構楽しめた。・・



凄い! 氷山クルーズの風景!!
アイスランドで一日足止めのためスケヂュールが狂ったが、白夜のお陰で夕食後氷山クルーズに出掛けた。夜7−8時でも昼間のように明るい!一日が長く使えるのだ。全長15-6m位の小さな観光船に乗り入り江の先まで出る。途中様々な形をした流氷や氷山が見えてくる。大きいものは内陸部の氷河から流れて来たもの、中くらいのものは北極から流れて来たもの、小さいものはこの春できたものなど様々である。大きな氷山は高さ100mを超すものでその美しさとその迫力に感動する。全体の90%は海中に沈んでいるのでその大きさに驚く・・


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美しい花の渓谷ハイキング!!
グリーンランドは国土の85%が氷に被われているというからハイキングなど出来るのかと思ったが、夏の昼間は10-15℃と暖かく草花など美しく咲いているのだ。ヴァレーオブフラワー(花の渓谷)ハイキングだ。現地の専門ガイドが道々の花や動物や生物などの解説をしながらゆっくり歩いていく。この渓谷は公園にもなっており、氷河の融けた清流に沿って登っていく。何億年も前は典型的なU字型の氷河谷だったところだ。四季を通して100種類の植物が見られる。特徴は@丈が低いA葉が小さいBうぶ毛があるなど。アークティック・タイム、ノーザンウイロー、モス・キャンピオン、タンポポなどが見られた。登りきった所に滝があり世界一美味しい水が飲めた!



アンマサリクの町中風景
アンマサリクは東部グリーンランドの寂れた沿岸部にあり他とは全く孤立して存在するユニークな地区である。1894年最初の交易所が出来ていらい東部で最大の町。人口は約1800人。住民はイヌイットでアザラシなどの狩猟で生計を立てている。このイヌイットは1884年デンマークの海軍士官により偶然発見されるほんの120年前までは文明社会と全く接触を持たずに厳寒の極地に生き延び続けてきたことで、当時大きな世界のトピックにもなった。彼らの死生観は独特で肉体は滅びても魂は滅びないとしてきた。従って彼らのお墓には名前がないのだ・・


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【アイスランド・レイキャネース半島の概要】
アイスランドの玄関口・ケプラヴィーク空港がある地域。首都レイキャビックへ向かう途中の風景は、樹木も河も渓谷もない溶岩台地が広がっている。ずっと昔に火山活動がこの半島の地質を形成していることが分かる。苔で被われた溶岩がむき出しなっている。このエリアには世界一の露天風呂・ブルー・ラグーンや半島南岸の切り立った断崖や半島先端部には多くの鳥や動物などが棲息している。またホエールウオッティングなどの名所でもある。意外と自然に恵まれた地域である・・



レイキャビックの市内観光
レイキャビックはアイスランドの首都で総人口の約40%の人が住む、政治、経済、文化の中心地である。1986年レーガンとゴルバチョフとの東西サミットが開かれて一躍世界に名をはせた。サミットの場所として選ばれたのは、丁度ワシントンとモスクワとの中間に位置するから。レイキャビックとは「煙たなびく湾」の意で最初の移住者が近郊の温泉から立ち上がる湯煙を炎の煙と間違えて付けたそうだ。18世紀後半から発展した歴史的には新しい町であるがその後驚異的に発展した。極北のイメージからは対照的に明るい、美しい街である。


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ブルーラグーン(世界一の露天風呂)
ブルーラグーンは世界一の露天風呂といわれ、ミネラルを大量に含んだ塩温泉で、皮膚疾患などに治療効果があるといわれている。地熱エネルギーを利用して人工的に造られたもの。設備は完備しておりロッカーシステムなど便利である。中は広く底は砂地であり温度分布は平均していなく、熱いところと低いところがあるので自分にあった所を探して浸かるとよい。中に白い泥パックをするところがあり、お肌がすべすべ、ピカピカになるので是非お試しを・・。写真を撮るのは自由である・・。何と冬は温泉に入ってオーロラが見られるそうだ!



PUFFIN EXPRESS
アイスランドの国鳥「パフィン」胴体は白く羽根は黒色。特徴のあるオレンジ色の口ばしに水かきの付いた足・・。なかなか愛嬌のある可愛い鳥だ。アイスランドに来たら是非見たい鳥だ。海面をバタバタと走るように飛んだり、のんびりと浮かんだり、海面すれすれに飛んだり様々な姿を見せてくれる。添乗員 村上さんの機転でスケジュールを調整し、見るツアーを特別企画。約2-3万羽のいる島へ!飛んでいるわいるは・・沢山のパフィンを見ることができ、大満足でした・・感謝!


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【南部アイスランドの概要】
南部アイスランドの特徴は氷河、溶岩平原地帯、数多くの温泉群、真っ黒な火山砂地帯そして肥沃な農園・・である。盛んな農業では国内で消費される乳製品のおよそ半分を供給している。そして美しい自然や史跡が多く、広大な砂原、溶岩原、農地、活火山、死火山などバラエティに富んだ地形をしている。アイスランドが誇るシンクヴエトリル国立公園内にはアルシンクをはじめ、国を代表する史跡の数々がある。巨大な亀裂性火山、雄大なグトルフォスの滝、大間欠泉・ゲイシールなど見所は沢山ある。



世界遺産・シンクヴェトリル
2004年に世界自然遺産に登録されたシンクヴェトリル国立公園。ここは930年に世界で最初に民主議会が開催された聖地である。と同時に地球の割れ目「ギャウ」が見られる所でもある。アイスランドは大西洋中央海嶺の延長上に位置し、海嶺の頂上部には幅kmの地溝帯がある。地溝帯は地球の内部から上昇してきたマントルがその下で左右に分かれ、水平に進むためにできた割れ目で「地球の割れ目」と呼ばれる。通常は海面下にあるが此処とアフリカの2箇所だけ地上で見られるのだ。此処では毎年2-3cmずつ広がり続けており、現在その幅は6-7kmになっている。


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グトルフォス
アイスランド第一級の瀑布。グトルフォスはアイスランド語で「黄金の滝」の意味。氷河から流れ出る大河クヴォートアウ川の豊富な水が幅70m、二段々の滝で上から下までの落差は32mで溶岩層を白い水煙を上げて流れ落ちる様は迫力がある。その水煙に虹が掛かるとその光景は名前の如く黄金色に染まる。駐車場近くにこの滝を外国の発電資本から身を挺して守り抜いた少女シーグリーズルの銅像がある。このグトルフォスとゲイシール、シンクヴェトリルを結ぶルートは通称「ゴールデンサークル」と呼ばれ、アイスランド観光の目玉になっている。



ゲイシール・間欠泉
レイキャビックから北東へ120kmにあるアイスランドを代表する間欠泉・ゲイシール。ゲイシールは英語の間欠噴泉Geyserの語源。水が地熱で高温状態になり底部が沸騰し、その蒸気圧が水圧に勝って、熱湯が突然噴出する迫力ある様子を目の前で見ることが出来る。かっては60-70m噴き上げていたが、今は活動を停止しており5-10m程度のものが時折見られるが、代わってすぐ傍に若いストロックル間欠泉が5-10分間隔で30mばかり噴き上げている。蒸気が盛り上がって来て噴出寸前の様子を写真に収めた・・ご覧ください!美しい神秘的なブルー!  


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スコウガの滝
高さ60mのスコウガの滝の秀麗な姿はアイスランドでも最も印象に残る滝である。この滝壺の中には宝が隠されているという伝説がある。マタスコウガ近郊の南アイスランドで最も高いエイヤファットラヨークトル氷河(標高1665m)頂上からの眺望は絶景と云われている。スコウガの滝の前の広場にはテントを張って泊まる人や後方の氷河へ出掛ける集団を見かけたが、滝を見たり氷河を見たり色々楽しめるようだ。当日はかなり風が強く滝の水しぶきが飛んできて寒くてゆっくりは見られなかった。



ヴィークの風景!
正式名はヴィーク・イー・ミールダルでアイスランド最南端に位置する。人口は約500人。アイスランドの沿岸部では唯一港を持たない小さな村だが、外輪宣を利用した漁業のほか、農業が中心である。海岸近くの丘はパフィンの生息地として有名。宿泊したホテルは丘の上の一軒家で、周囲は牧草地で黄色いお花が咲き、鳥がさえずり飛び交い・・早く目が覚めたので近くを散歩して鳥の写真を撮ったりしたが2種類の鳥がいたようだ。飛ぶ鳥の写真をご覧ください!


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フィヤードラルグリューフル渓谷
ラキ火山の噴火により約2万年前にできた渓谷である。全長2-3km、深さは約100mある。このラキ火山は300億トンの溶岩が流れ(一つの噴火から流れでた量としては世界一)120以上のクレーターできた。土地は不毛の地となり、飛散した火山灰で太陽が遮断され寒い日が続いた。1783年〜85年の間にアイスランド全人口の1/3(約9000人)が餓死したという。この渓谷は大きな溶岩が重なり様々な景観を呈している。岩間には可愛い野花が咲いていた。



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【東部部アイスランドの概要】
東部アイスランドの一帯は、ほぼ1千万年前に火山活動を終えた山岳地帯が海岸まで迫り、鋭い岩峰が連なる勇壮な山々とフィヨルドの美しい海岸線が連続している。この東部アイスランドの北部海岸はフィヨルドや険しい崖に囲まれ、南部は氷河湖や砂漠もある荒野地帯となっている。中心となる町はエイルススタージルである。最大の観光ポイントは湖畔を包むように広がる森林地帯。ホブンから南下すれば氷河の素晴しい眺めと氷河の末端部にあるヨウクルスアウロン氷河湖では巨大な氷塊がいくつも浮かんでおり見応えがある。



ヨークルスアウロン氷河湖
ヴァトナヨークトル氷河の南にある深さが200mもある氷河湖で、氷河が後退して1960年にできた割合新しい湖である。湖の大きさは20平方キロもあり、氷河が時折崩れ落ち、氷河湖に氷山や流氷となってプカプカ浮いている様相は壮観である。凡そ1000年〜1500年前に出来た氷である。最近の温暖化の結果、氷河が後退し、氷河湖は大きく形を変えてきているそうだ。水陸両用車で湖内をクルーズしたが目の前で氷塊が割れたり崩れたり凄い迫力に大興奮であった・・


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クリア鳥の乱舞 (百態)!

ホブンで見る氷河の風景!


ホプンの風景
ヴァトナヨークトル氷河の東側にある東部アイスランドの商業の中心地で、漁業や海産物の加工業が盛んな人口約2400人の町である。此処はフランス料理やイタリア料理などで使われる手長えびが取れる場所として有名。ヴァトナヨークトル氷河を訪れる東アイスランドの観光基地。ホプンとはアイスランド語で港の意。港のシンボルとなるオブジェが丘の上に建っている。朝の散歩がてら行って見たがこの付近は丁度今「クリア」と呼ばれる鳥の産卵期で近づく人を警戒して一斉に攻撃を掛けてくるのには驚いた!日本名でキョクアジサシ。地球の北極圏と南極圏の間を往き来する超長距離渡り鳥。 夏の北極圏で繁殖し、冬の時期は南半球へ渡る。この攻撃性の強い鳥を写したのでご覧ください!



デューピーヴォークル
ホプンから約60Kmくらい海岸線を北上したところにデューピーヴォークルの町がある。ちょうどトイレ休憩で立ち寄った。16世紀から貿易港として栄えたと言う歴史を持つ古い港町である。現在の人口は約300人だそうだ。トイレを拝借したレストランは港の近くにある古い建物で洒落た店構えであった。少し時間があったので係留された漁船や餌を漁っている鴨の親子など写真に撮った・・  


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ペトラおばあちゃんの花壇!

ペトラおばあちゃんの石博物館
ストーズヴァルフィヨルズという人口僅か277人の小さな町に住んでいるペトラおばあちゃんの石博物館。7歳の時から収集した石はおよそ10万個と言われ、個人として集めた数では世界一だろう。新聞にも紹介されアイスランド大統領も見にきたと云うから有名おばあちゃん。集めた石はメノウや水晶など家の中や庭に所狭しと並べられている。現在85歳で入院中。家族は子供4人、孫13人、ひ孫11人。また特筆すべきは庭のお花の美しいこと。ちょっとした植物園ほどの数があり、手入れも行き届いて美しいお花が一杯咲いている!これをみるだけでも価値がある。



ハトルオルムススタージル
ハトルオルムススタージル・・アイスランド語は舌を噛みそうで云うのが難しい。エイルススタジールから26kmに位置するラーガルフリョウト湖畔にある小さな村。国内最大の植林地帯で1850haの敷地に世界50カ国以上から85種類を超える樹木が植林されている。ここは森林浴が楽しめるのでハイキングなどにお奨めの場所。木屑の敷き詰められた遊歩道はマイナスイオン一杯で楽しめる。森を抜けると長さ30km、幅2.5kmの細長い湖にでる。ネッシーではないが謎の巨大生物がいそうだ・・。近くには高さ120mのヘインギフォスがあるようだ。


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エイルススタージルの風景>
東アイスランドの肥沃な内陸部にあってその中心となっている町。40年前には小さな集落があっただけだが近年急速に発展し人口約2000人が住んでいる。東部第一の町に相応しい賑わいを見せているという。東部フィヨルド観光の基地として今後さらに発展しそう。毎日朝早く目が覚めるので朝の散歩をしてきたが、この町のホテルの周囲には何も目新しいものがなく、やはり他の町と違って田舎の町という感じであった。しかし此処で投函した絵葉書はチャンと日本に届いていたから大した町だ・・



スカフタフェットル国立公園
1956年アイスランドで初めて指定された3つの国立公園の一つでシンクヴェトリルに次ぐ大きさ。自然の織り成す美しさが際立つ一帯。高く聳える雪を被った山々、堂々たる氷河、綺麗な小川が流れる峡谷、美しい滝、カンバの森林、野花や植物の群生などバラエティに富んでいる。通常は麓でバスを降りて登るところを特別に上までバスで行き、そこからゆっくり峡谷に沿った小路を登りスヴァルティフォス(黒い滝)を見学した。周囲の景色は素晴しい・・


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スヴァルティフォス
通称、黒い滝と呼ばれている見事な玄武岩による柱状節理!まるでパイプオルガンのようで黒い滝と云うに相応しい光景である。柱状節理は日本でも見られるが、此処のも素晴しい!この黒い玄武岩の石柱が並ぶ中に滝が落ちて行く、独特な雰囲気があり見応えがある。滝壺の近くは大勢の人が集まり滝に打たれたり、水に浸かったり楽しんでいた・・。滝から落ちた水しぶきに虹が掛かり幻想的な美しい写真が撮れたのでご覧ください!



【北部アイスランドの概要】
アークレイリーを中心とする北部は、夏は24時間の完全百夜ゾーンである。夏は比較的温度が高い。此処には世界最北端のゴルフ場があり白夜のときは24時間プレイが出来る。北部の地質上の特徴は氷河下での溶岩噴出である。地球上最大規模の溶岩平原があり、苔群、不毛地帯が広がり樹木は殆どない。夏は日差しも強い。景色も変化に富んでいて青々と草の繁った谷間の川ではサケが釣れ、滝や急流、火山地帯など目を楽しませてくれる。西の地域は肥沃な土地に恵まれ農業をはじめ、漁業、加工業など活気がある。デティフォス、ゴザフォスの二つの巨大な滝やミーヴァント湖など観光スポットだ。・・


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デティフォス
ヨーロッパで最大かつ最もパワフルな滝。落差44m、幅100m、毎秒500立方メートルの水が流れ落ちる。ヴァトナ氷河から溶け出した水がヨークルス・アウ・フィヨットルム川となり流れ落ちる。流れ落ちながら侵食し後退している。氷河の水は元来白濁しており、それに火山灰が混じり泥水のように濁っている。近くで見ると凄い迫力!で吸い込まれそうだ・・。外でお弁当を食べる予定であったが、風が強くあまりの寒さで閉口、バスの中で済ました。



ハプラギルスの滝
デティフォスの下流にある穴場の滝。落差27mとこじんまりした滝で、デティフォスの陰で目立たない存在であるが、行って見ると渓谷美が広がりとてもとてもよい感じの滝であった。個人的にはデティフォスよりもこちらの滝の方が好きである。滝そのものより周囲との調和がとれた美しさがあるのである。少し高いところから広々とした全景が見られるのが良いのかも・・隠れた穴場の滝!デティフォスは定番だがこちらのほうも見逃さないように・・


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モーズルダールル
トイレ休憩に立ち寄った。アイスランドで一番高い位置(460m)にあり、一番広く(見渡す限り私有地)、最も海から離れている農場である。。芝生と木で作られた伝統的な家は暖かいが湿気が多く土臭いため、金持ちは内側の壁に木を貼って作らせたそうだ。此処からアイスランドで最も美しい山の一つ、ヘルズブレイズ山(1682m) 別名「アイスランドの女王」(山の頂きの万年雪が丁度王冠を頂いているように見える)が見られる・・


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ヴィーティの丘
ヴィーティの丘、地獄の意味。1724年から5年間続いた火山噴火により誕生したクレーターである。深さ30m、直径320mの大きな火口湖。近づいて覗いた瞬間アッツと驚きの声が出た。深緑色の水の色が何とも云えないくらい美しかった!早速火口の高いほうに登って写真を撮ったが上から眺める風景も素晴しかった。水面が風に吹かれて波立ち動いて模様を造っている・・その変化が美しい。遠くには地熱発電所の湯煙が上がっていた・・



レイルフニュークル
レイルフニュークル、粘土の頂きの意。クラプラの西に位置する活発な地熱地帯。硫黄泉のある小高い丘からは噴火の年代が違う3つの溶岩が一望できる。一番新しい濃い黒色のものが1984年、ついで1975年、一番古いのは1724年〜29年の年代もの。何度も繰り返して噴出している。古いものは風化し苔が生えて植物が芽生えている。奥の方には今でも煙が噴出していて硫黄くさい所もあった。広いので奥までは歩くには少々時間が掛かる・・


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クヴェラロンド
泥の噴き出し温泉。19世紀には火薬を作るために使われた硫黄を販売することで潤っていたとか。硫黄流気孔は数箇所あったがこの穴は底なしだそうだ。噴出した煙が風に煽られて舞い上がる。坊主地獄のように泥がブツブツ吹き上がっているところなどいろいろ。一帯は硫黄を含んだ白と黄色がかった地面で、植物などは一切生えていない場所である・・



ディムザールギル
ディムザールギル。黒い砦の意で起伏のある丘に奇岩が集中している。これは溶岩に熱せられて沸騰した水が吹き上がった後、空洞となった地下が陥没し複雑な地形となった。溶岩も奇岩が多く、穴の明いた岩山が並んでいたり、人の顔にソックリな溶岩もある。アイスランド人はこの岩を、夜に動き回り、昼は岩になってしまうというヴァイキング神話に登場する神の一人であるトローリーと呼んでいる。散策道は迷路のようになっているが入り口に近い高台からみれば全体の様子がよく分かる。


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ミーヴァント湖の風景
アイスランドで3番目に大きく、「蚊の湖」を意味する。溶岩の流れがラクスアウ河を堰き止めて出来た湖。名の通り夏には大量の蚊が発生する。隣接する活発な地熱活動から熱い地下蒸気が注ぎ込んでいるため、厳しい真冬でも完全に凍ることはない。此処は野鳥や鴨の棲息の宝庫。また阿寒湖を上回る大型球形マリモの大群生があることが確認されている。溶岩流の熱で地下水が爆発して出来たユニークなクレーター群 も見られる。この周辺はアイスランドでも火山活動や地熱活動の活発な地域の一つである。



ホエールウオッチング!
フーザヴィークの町。チョルネース半島の西側にある農業、漁業が盛んな人口約2,500人の港町。地名の意味は「家の湾」という。ここはホエールウオッチングの基地として人気が高い。今日は鯨が見られるか期待に胸を弾まして到着した。10:00の出船予定で色んな国の人達と一緒に乗船である。港には観光船や漁船や沢山の船が係留されていて中々絵になる。資料によるといろんな種類の鯨がおり、見られる確立は95%という。期待して乗船すると風が強く寒い!沖に出るにつれ波も高くなってくる!船も大揺れし船酔い者も続出!こんなに波が荒れては鯨も見られないと思った。残念ながら予定より早めに帰港となった・・


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ゴーザフォス
紀元1000年、アイスランドがキリスト教に改宗することになり、ヴァイキングの多神教の偶像などをこの滝に投げ込んだため「神の滝」と名付けられた。広大な溶岩台地から満々と水をたたえた大河が轟音と水煙を上げながら流れ落ちる様は凄い!滝の高さはそんなにないが幅は広い。特にこの滝の水は透きとおった深みのあるブルーで他の滝には感じなかった美しさがあった。



アークレイリーの市街地風景
アークレイリーは真夜中の太陽の町と呼ばれており、アイスランド北部の最大の町で人口約16,000人。夏は24時間の完全な白夜である。歴史も古く、アイスランドで最も美しい町と云われている。また漁業の中心地として、特に鯨漁業の世界最大の加工工場のある町でもある。「火と氷の創造した大自然」をキャッチフレーズとした北部地方観光の基地である。ゴルフコースもあり白夜の夏には24時間ぶっ続けのプレイが出来るそうだ。


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アークレイリーの植物園
夕食前の一時、植物園に行ってみた。日が長いので時間を気にしないで遊ぶことが出来るのはよい。この植物園は町中から教会の横を抜けた、町を見渡せる高台にあり、アイスランドで育つ全ての2500種を超える果樹や植物や世界中から集められた美しいお花が咲いている公園である。珍しい花もあったが、石楠花やボタンのような見慣れた懐かしい花も咲いていた。よく手入れがなされているようだ。入場料は無料。



クヴェーラヴェトリル
アークレイリーからレイキャビックまでの途中ラングヨークトル氷河とホフスヨークトル氷河の間を通る山岳道路があるが、その中間どころにあるクヴェーラヴェトリル。温泉平野の意味でこの辺りに温泉が噴出している。激しく噴煙を上げているところもあるが、80〜100℃の温泉が20以上沸いている。イエローアイと呼ばれる噴出口も見られた。噴出したお湯は流れて茶褐色の堆積物になる。入り口近くに温泉風呂があり、この寒い中温泉に入っている人もいた。


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移動中の車窓風景スナップ
アイスランド島内をバスでほぼ一周した。要所要所の観光地の風景はそれぞれ別途説明してきたが、此処ではそれらの観光地以外の風景を移動中のバスの中から撮影したものを集めてみた。車窓から見る風景もまた素晴しいものであり、楽しみの一つでもある。しかし、バスの中からの撮影は、被写体が動いていることやガラス窓の汚れや反射などで難しい点があるがこの点はご勘弁いただきたい。雰囲気や様子が分かれば幸いである。



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アイスランドに咲く花々
旅をして目に付いた花々は撮ることにしている。国によって様々な花がある。初めて見る珍しい花もある。それが楽しみの一つでもある。アイスランドでも色々花の写真を撮った。アイスランドの国花は Dryas Octopetala 日本名:チョウノスケソウ 白い花びらが8枚の可愛い花。どの国でも国花を知ることは面白い。その花が国民の心を表現しているのだ。日本人にとって桜は心の故郷であるのと同じ・・



グリーンランドに咲く花々
国土の85%が氷に覆われ、氷の大地と云われているグリーンランドにお花が咲いているのだろうか!とふと頭に浮かぶが、短い春夏でも草木の芽は出て花が咲くのである。しかし我々が想像するような背丈の高い木や派手な花は見かけない。地べたを這うような低木、高山植物のような小さな花である。グリーンランドの植物の特徴は@丈が低い、A葉が小さい、Bうぶ毛が生えている。名前ではアークティック・タイム、ノーザンウイロー、モスキャンピオン、タンポポ、コットンフラワー、マウンテンソレル、モスヘザー、コットンバターウオットなどである。


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この写真がフォトコンテストで
「優秀賞」受賞!
お気に入りショット
町を歩いていると何気ないところに面白い場面が転がっていることがある。その土地の臭いを感じられるものや非日常的な面白いものを撮りたいと何時も思っているのだが、なかなか思うような写真が撮れない。一枚の写真はいくら優秀な100行の文章よりも数百倍の情報量を持っていると思っている。写真は素晴らしい!私のお気に入りのショットを選んだ。BGMと一緒に聞いて貰うと少しは雰囲気が感じられるかも・・



その他のスナップ( 写真右 )
数多くの写真を撮っていてもなかなか気に入ったものが少ない。此処ではちょっと変わった風景や珍しいものとかその土地の雰囲気を表している物などを選んでいる。一枚の写真にふと驚くものや心が癒されるようなものがあれば嬉しいのだが・・。今回はグリーンランドとアイスランドの旅。その国らしいものがあればいいのだが、目に付いた面白いものを紹介しよう・・


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お気に入りの絵葉書( 写真左 )
何処に旅しても、絵葉書を必ず買うことにしている。美しい絵葉書は友人に雰囲気だけでも・・・と出すことにしている。大体、絵葉書の値段と切手の値段でその国の物価水準が判断できるのである。高いところは我々観光客にとって日常品が高いということになる。単なる風景のものより、主張を感じる絵葉書が面白いと思っているのだが・・・。アイスランドでは絵葉書1枚が100isk(\200)、切手は105isk(\210)で非常に高いことに驚いた。日本へ1枚\410である。



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My Photo ( 写真左 )
今回もひとり旅であった。最近はホームページ用の写真をデジカメ一本で3,000枚以上も撮るので自分を撮る暇がないと言うのが本音である。ホームページ用の写真は欠かせない。被写体は風景や自然物などが多いが、最近はその土地の人物を撮ることに興味が湧いてきた。今回のグリーンランドとアイスランドでは、写真を撮るのに夢中で、自分の写真は数枚しかなかった。



グリーンランド/アイスランド旅行の参考文献・資料
グリーンランドとアイスランドを旅行することはまだまだ数少ない。アイスランドへの観光客は昨年約36万人であった。人口約36万人だから総人口に匹敵する観光客は、立派な観光立国と云えよう。その中で日本人旅行者は約6,000人/2006年間である。面白いのはアイスランドに来た日本人はグリーンランドへ足を延ばす人が多いそうだ。参考とする旅行ガイド本はまだまだ数少ない中で、今回私が参考にした本を紹介しよう・・@ICELAND NOW (アイスランド航空 日本事務所 \1,200) Aアイスランド(日経BP出版センター \2,100) である。両書ともとても良い参考書であった。


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