MUSIC♪♪・・・Cerca del Mar Amor
南米・パタゴニアの音楽を聴きながら
その雰囲気を感じご覧下さい!

ようこそ!

南米・パタゴニアの旅 編

一人旅・現地ツア− (2006.02.24〜03.07) [拡大] やっと念願の南米・地の果て パタゴニアに行って来ました! 時差13hr! 南緯40度以南をパタゴニアと云う。 遠い遠い地の果てである。日本からは二日掛かりでやっと着く・・ 元気・気力がないととても行けない!パタゴニアでは チリのパイネ国立公園とアルゼンチンのロス・グラシアレス国立公園を 楽しんだ。岩峰・氷河・氷河湖の美しい風景が広がる。 美しい神秘的なブルーの氷塊・・何れも期待どうりの素晴らしい処であった! しかし、スペイン語圏の一人旅!・・ハプニングの連続! こんなハプニングも旅の楽しさであろうか・・ やってみないと、行ってみないと分からない・・。 今回も新しい発見・驚き・感動があった。 生きている実感!・・やはり旅は楽しい! Punta Arenas・Puerto Natales・Calafate
プンタ・アレーナス/プエルト・ナタレス/カラファテ
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ロス・グレシアレス国立公園!
     世界遺産「プレトモリノ氷河」!
     氷河の裂ける轟音と共に
     崩れ落ちる・・
パイネ国立公園!
チリの代表的な岩峰・「パイネの角」! 
険しく切り立った男性的な迫力・・
ああ!美しい・・ 

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アルゼンチン湖の風景!
神秘的な美しいグレーシャーブルーの流氷!
この色は吸い込まれそうな・・
美しい色!・・

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世界遺産「オニール氷河風景」![拡大]
世界遺産「スペガッチーニ氷河風景」![拡大]
世界遺産「ウプサラ氷河風景」![拡大]



*南米・パタゴニアの旅・総括スライド 150枚/280秒
時間のない方は分割で
分割@ チリ・パイネ国立公園 編 * 分割A 世界遺産・ペリトモレノ氷河 編 *

分割B 世界遺産・ロス・グラシアレス-1 編 *分割C 世界遺産・ロス・グラシアレス-2 編 *



南米・パタゴニアの旅 総括:
南極へのツアーも最近は目にするようになった。出掛ける人も少しずつ増えている。しかしまだまだ料金 は80万円以上である。その一歩手前の南米パタゴニアでもツアー料金は50万円以上である。まだ高い!こ れだけ出すならまだ好きなツアーに2−3つは行けそうだ。結局色々思案の結果、格安航空券を探し、現地ツ アーを探し、全て自分で手配し一人旅の決定となった。一人旅そのものは初めてではないが、今回はスペイン 語圏と云うことが初めての経験で心配と云えば心配であった。しかし、ハプニングも旅の楽しみと受け止めれ ば、それはそれで面白い旅となると思った。   いやー!旅の最初からハプニングで始まった。ツアーが如何に安心・信頼出来るものだと云うことがよく 分かる。今回の旅程は成田〜ヴァンクーバー〜トロント〜サンチャゴ〜終着のプンタアレーナスまで全て乗り継ぎ である。乗り継ぎ時間は最低でも2時間はとっているので先ず大丈夫と思っていた。所が最初の成田出発で ハプニングが発生!予定の飛行機は滑走路へ向かう途中で急病人が出てゲートに引き返すことになった。 本人を降ろし貨物室の荷物を降ろし、再出発までに1h 50'もロスした。もうこれでバンクーバーでの乗り継       ぎ時間に問題が生じた。新幹線は少々の遅れは到着までに取り戻すが、飛行機では殆ど不可能で、出発の遅れ がそのまま到着の遅れとなる。安全限界の速度で飛んでいると云うことらしい。利用者側から云えば多少の 融通があって欲しいと願う。結局、乗り継ぎ便の変更などやりながら、トロントへもやっと滑り込みセーフ で来たが、サンチャゴで荷物を引き取ろうとしたら、出てこない!トロントに積み残しとなった。此処でロ ストバッゲージの申請となるが、スペイン語ではどうしようもない・・。こんな感じで次から次ぎにハプニ ングが続く、神様は「旅好きな万年青年」をもて遊んでいるかのように思った。これも旅の楽しさだろうか ・・   何故パタゴニアに来たか?世界は広い!色んな国があり、人種、風俗、習慣、文化、歴史、風景・・など 様々である。全て見たい好奇心は強いが、それは不可能である。私の旅のテーマは3つに集約している。即       ち@イスラム圏 A大自然 B世界遺産 である。それぞれ、或いはその複合した所への旅である。今回の       パタゴニアはA&Bのテーマになるが、特に拘ったのは、氷河、流氷の神秘的な美しいグレーシア・ブルー  を写真に撮りたかった。限りなき美しきブルー!長年の夢でもあった。南極やグリーンランドやアイスラン ドも候補地であるが、このパタゴニアにはアルゼンチンの国立公園、世界遺産のロス・グラシアレスやチリ のパイネ国立公園があり、何れも魅力的である。氷河なんて人類の有史以前の何億年も前の世界を見ること が出来るのである。期待通りの素晴らしい処であり、新しい発見、新たな感動があり、生きていることの実 感があった。これがホントの旅の醍醐味であろう・・ この感動、実感を文章で表現することは文才のない私にはとても書けない。私の心の中だけである。しかし、       写真で表現することは可能であり、少しはましである。一枚の写真には百行二百行、いやそれ以上の情報が集       約されている。拙い私の写真であるが、見られた方々がそれぞれに自分の旅として捉えて感動を覚えられれば       ・・それは私にとってとても嬉しいことであり、旅を続ける励みにもなるのである。写真を撮るときに出来る だけその場の雰囲気が伝わるもの、その土地の匂い、臭いまでが感じられる物を撮りたいと思っているが、技 量未熟なため枚数が多くなってしまう。これは技量を磨く私の永遠のテーマである。写真は真実であり、事実 の描写である。出来るだけ事実を提供し真実を目にして貰いたいと思っている。そして旅を一緒に楽しんで貰 えれば嬉しい。    アルゼンチンのロス・グラシアレス(氷河)国立公園は1981年にユネスコの世界遺産に登録されている。        氷河面積では南極、グリーンランドに次ぐもので、特徴は冬の最低温度が比較的高いので、氷の溶融、再氷結        のサイクルが短く活動が活発なこと、従って巨大な氷塊が移動し、切り裂ける轟音と共に先端部が水上に崩落              する様子が目の前で見られる。これは他では見られないとても迫力がある。園内には代表的なペリトモレノ氷 河、ウプサラ氷河など47もの氷河がある。ペリトモレノ氷河は全長約 35km、先端部の幅は約5km、高さは              60m〜100mもあり、一日の移動量は中央部で2m、両端でも40cmという。この移動により先端部が崩落するので              ある。やはりシーズンは夏場の12〜3月と短い。この先端部の切り立った氷壁の割れ目が美しいブルーに輝 く、周囲の氷河に削り取られた険しい男性的な山々の姿も美しい!これら雄大な光景を見ると、ただウーン凄 い!と唸り絶句するほどである。クルーズ船に乗ればウプサラ氷河、スペガッチーニ氷河、オネージ氷河・・ などを巡回し、より近くからその迫力を感じることが出来る。崩れ落ちた氷河は流氷となり様々な美しい形を し、神秘的なグレーシャーブルーに輝いて浮遊している。その間を縫うようにクルーズ船が通り抜けていく・ ・やはり素晴らしい!美しい!        もう一つ、チリのパイネ国立公園は南米大陸の地の果てプエルトナタレスの北約120kmの所にあり、氷河        によって削り取られた標高3,000m級の岩峰群の美しい姿、険しい山々、氷河湖、川、滝などがミックスされ        た風景、そこに棲息するグアナコやニャンドウやフラミンゴの姿などが楽しめる。中でも特筆できるのは数              々の氷河湖の水の色の美しさ!エメラルドブルー、コバルトブルー、乳白色・・に輝いている。こちらも充分 に楽しめる。トーレス・デル・パイネはパイネ国立公園の象徴的な3本の岩峰で約1,200万年前に地下から 隆起した花崗岩の岩山である。何れも2,800m級の高さである。頂上付近は何時も雲がかかりスッキリ晴れた 姿は見ることが出来なかった。また、パイネ・グランデ山はパイネ国立公園の最高峰で4つの峰からなるが 主峰は3,050mある。万年雪を冠りその姿は美しい。もう一つ此処には「ミドロンの洞窟」がある。約10,000 年前に絶滅したと云われる巨大なナマケモノに似た動物で、身長3mを越える。その骨が発掘されたという。 洞窟の入り口にはその復元像が立っている。このパイネ国立公園は面積が1,630平方kmと言うから車で回る のも大変だった。   パタゴニアを旅する日本人は多くない。私が滞在中出会ったのは若い夫婦、熟年夫婦、若い女性の一人旅、        大阪発の団体ツアー客の4組であった。本当に少ない。しかしパタゴニアの人気は高く、トレッキングの重        装備をしたドイツ人、フランス人のツアー客が多かった。一般客も大きな荷物を担いで移動していた。パイ              ネとロス・グラシアレス間の移動は国境を越えての大型高速バスで何時も満席であった。所要時間は約6時              間かかるが国境の入出国審査に時間が掛かる。特にアルゼンチン側からチリへの果物類の持ち込みは厳しく 禁止しており、みんなその場で慌てて食べていた。このパタゴニアは風の大地とも云われ何時も強風、突風 が吹いている。立っていても押し戻されそうで、丘の上の樹木は風に靡くように斜めに成長しているから凄 い!地の果てに来たと云う感じである・・。かっては太平洋と大西洋を結ぶ重要なマゼラン海峡の町プンタ アレーナスも今はパタゴニアへの入り口の町として栄えている。 英語の全く通じない国を一人旅するのもなかなかスリルがあって面白い!言葉は話せなくても意志を伝え       ようとする表情で何とか通じるものである。なかなか面白い。元気・気力がないと・・と云ったら、誰かがそ       れよりも勇気がないと・・と云っていたが正しくそうかも知れない。勇気を出して手振り、身振りで意志を伝          えることが重要である。数字は分かり難いので紙にでも書いて貰うのがよい。大部分は馴れているアラビア数       字で分かる。しかしこれはアラブ・イスラム圏では、数字と云ってもアラビア語数字なのでこれは覚えるしか ない。「ひとり歩きのスペイン語」なる本を出して発音しても通じない。ましてや書いてある本を見せても、 返ってくる返事が何処にも書いてない!本に頼るのも限界を感じる。やはり万国共通語である手振り、身振り が一番分かりやすい様に思った。不思議と云うか人間心と心の話し合いが出来るのである。口先だけの言葉で 話したりするから、人を騙したり、騙されたりする。心で話し合えば騙されることもない・・   イヤー!ザック一つで旅ができることが分かった。今回は目的地に着く前からロストバッゲージで、旅の 最終日になってやっと最終出発の空港で見つかったのである。結局荷物を用意しても旅の間は役に立たず、着       のみ、着のまま身の回り品を入れたザック一つで旅をする羽目になった。寒い日本を出て着いた南半球は真夏       の33deg℃!これでは服装は暑すぎる。当面Tシャツと帽子を買っただけで間に合わせた。毎日洗濯すれば翌朝  には乾いている。半乾きなら着ている内に乾いてくる。してみるとあれもこれもと必要でもない物を沢山用意 して持って行っているものだと思った。今回身の回り品の中で唯一必要だと思ったのは「マッチ」であった。 アルゼンチンで泊まったホテルが夜間長時間の停電でローソクは備えてあっても火を付ける物がなく困った。 こんなことで何とか旅が続けられた。ロストバッゲージのお陰(?)で色んなことが経験できた・・          今回の旅もまた面白かった!いろいろ想像を越える環境の中での文化や大自然の雄大さに触れることが              でき、考えさせられたり刺激を受けることができた。やはり世界を歩き新しい文化を見て体験して感じること              ができる喜び・・・これが生きているという実感に繋がるのである。やはり旅は楽しい!


旅程&印象に残った・・・見どころスナップ


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旅程マップ・・ ( 写真左 )
成田ヴァンクーバー、トロント、機中泊、サンチャゴ経由プンタアレーナス:初日プエルトナタレス:第2,3日目(パイネ国立公園観光)→カラファテ:第4,5,6日目(プリトモレノ氷河観光/ウプサラ氷河他観光)→プエルトナタレス:第7日目プンタアレーナス:第8日目サンチャゴ、機中泊、トロント経由機中泊→成田。

外務省発行
*チリの危険情報*アルゼンチンの危険情報




世界遺産・ロス・グレシアレス国立公園 
ロス・グラシアレス・・スペイン語で「氷河」を意味する、いわゆる氷河国立公園である。1,981年にユネスコの世界遺産に登録。園内にはペリトモレノ氷河やウプサラ氷河などを代表とする47もの氷河があると云うから凄い!氷河面積では南極、グリーンランドに次ぐ広さである。あの氷河の反射したグレーシャ・ブルーの神秘的な美しい蒼い色!一度みたらこの美しさは忘れられない・・・・素晴らしい光景だ。やはり一見の価値大いにありと云える。


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ペリト・モレノ氷河 クルーズ風景 
何と云ってもこのペリトモレノ氷河は代表格であろう。全長約35km、先端部の幅は約5km、高さは60m〜100m と言う雄大且つ壮大なもの。一日の氷河の移動量は中央部で2m、両端部で45cmという。この移動により氷河は軋み亀裂が入り轟音と共に先端部が湖上に崩落する。凄い迫力である。静寂の中に氷河が裂ける音!このクルーズ船は氷河の先端部の様子を出来るだけ近くから見ることが出来る。25A$(アルゼンチンペソ約\1,000)で約1Hr遊覧できるのでお勧め!



ペリト・モレノ氷河 展望台風景
陸上からもより近くで氷河を見ることができる。駐車場から細い道を降りて行くと、第1展望台、更に降りていくと第2展望台がありより氷河が目線に近くなる。この辺りで粘っていると崩落の瞬間をキャッチできる。遊歩道は更に左右に分かれるが、左に沿って歩くと小さな木立の中を通って左側の先端部に降りて行く。左の先端部までは約400mある。氷河の先端部は右側がテンパノス水道側に、左側がリコ湾に面しており、1ヶ所から全景を見ることは出来ないので、それぞれ移動しながら観て歩く。


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World Heritage NHK世界遺産100選


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アルゼンチン湖 クルーズ風景 
プエルト・プンタ・バンデラ港を出て広い広いアルゼンチン湖を進んで行くと両側に氷河で削られた急峻な岩山が見えてくる。美しい! 更に進むと奥まった処にテンパノス水道に面したスペガッチーニ氷河、ノルテ水道を経てオネージ水道からオネージ湖へ更にウプサラ水道に入ってウプサラ氷河へとクルーズして行く。背景には2,400-2,500m級の岩山が聳えて素晴らしい眺めだ。湖上には氷河が崩落した氷塊、流氷、氷山がプカプカ浮遊している・・その間を縫って船は進む・・飽きることのないこの風景!



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スペガッツイーニ氷河 風景 
このスペガッツイーニ氷河は園内で見られる氷河の先端部の高さが最高!高さが80mから135mもある。凄い氷壁だ!全長約25km、先端部の幅はやや狭く約1.5kmである。氷河に向かって右側には2,068mのPeineta山が見られる。背後にも山々・・。後退する氷河が多い中でこのスペガッツイーニ氷河は殆ど後退していないという。周囲の山とのコントラストが美しい・・



これがグレーシャー・ブルーだ!
この美しいブルー!初めて目にされた人は「何で!こんなに蒼いの・・信じられない!」と驚く。グレーシャー・ブルーと云われているが氷河の氷塊が反射するブルーだ!実に神秘的な美しさだ・・。普通の氷とは違い、何万年も掛けて強く圧縮され、非常に氷密度が高いため光を反射することが少なく、波長の短い青色のみが反射されるからだ。南極やグリーンランドやアイスランドやこの南米・パタゴニアやアラスカまで行かないと見られない。私はこのグレーシャー・ブルーを撮るために出掛けた・・


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オネージ湖 風景
オネージ水道に入って一旦上陸して森の中を約800mばかり歩いていくと前面にオネージ湖が見えてくる。ブナの森の中を歩くのも気持ちがよい。オネージ湖には氷塊がプカプカ浮いている。様々な形をしたオブジェを見ているようだ。湖畔に出ると奥まった処に3つのAgassiz氷河、Bolado氷河、Onelli氷河が流れ出ている様子が見える。湖上の氷塊はこの氷河が崩落したものだろう。ちょっと変わった風景だ!氷塊を取り上げて遊んでいる人もいた・・。森の中の野牛には要注意とか。


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ウプサラ氷河 風景 
このウプサラ氷河は南米最長の60kmを誇る!最大の氷河である。先端部の幅は5-7km、高さは80-100mである。正面から氷河を見ると黒い筋が入っているがこれは氷河によって削り取られた岩石だそうだ。このウプサラ水道には沢山の氷山が浮いている。クルーズ船の操舵も慎重だ!この氷河が有名なもう一つは、1953年に今まで生物の存在は不能と考えられていた氷点下の氷の上で「氷河虫」が発見されたことだそうだ。此処に浮かぶ氷山のグレーシャブルーは特に美しかった!



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チリ・パイネ国立公園 風景 
チリを代表するトーレス・デル・パイネ国立公園。1959年に国立公園に指定。面積約1,630平方kmの広大な自然公園で、象徴的な3本の岩峰や3,050mの主峰パイネグランデ山や通称「パイネの角」と言われる2,600mのCuernos del paineや2,660mのAlmirante Nieto などの岩峰群が美しい。鋭い切り裂けた岩肌は力強く男性的な感じである。白い氷河雪を冠った峰峰が氷河湖に映す光景はえも言えぬほど美しい!一日車で回ると約12Hrの観光になる・・



パイネの角 風景
本来はトーレス・デル・パイネの美しい3つの塔が見られるところだが、残念ながら雲を被ってスッキリした姿が見られなかった。この「パイネの角」も雲がかかって美しい姿を写真に撮ることが出来なかった。時期的な天候なのか、たまたま当日が天候が悪かったのかは不明・・。何れにせよ岩峰とグレーシャミルクといわれる乳白色の氷河湖との光景は素晴らしい。沢山のトレッキングコースがあるが、強風や変化しやすい天候でなかなかの難所だそうだ・・


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グレイ湖 風景 
グレイ氷河が流れ込んだ湖である。1,998年に氷河の大崩落があり、湖が氷河で埋め尽くされたとか・・。そのため今も遊覧クルーズは中止になっている。駐車場から森の中を約30分歩くと湖に出る。遠くに大きなブルーの氷塊が2−3ヶ浮いている。美しいブルーだ。氷河は遠くに霞んで見える。氷河からの吹き下ろしの風が強く、真っ直ぐに歩けない。期待していたが、結局此処はこの氷塊を見に来ただけになった・・



ペオエ湖 風景
ペオエ湖にも遊覧船が出ているようだ。このペオエ湖は美しいので人気である。湖の水の色はエメラルドグリーンとかコバルトブルーと表現できそうだが本当に美しい!このペオエ湖と背後のパイネの角やパイネ・チコなどの岩峰を一緒にした風景は写真によく撮られている。氷河と氷河湖・・パタゴニアならではの風景である。


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サルト・グランデ 風景 
「パイネ大滝」と称されているが上段のノルデンフェールド湖から下段のペオエ湖へと湖水が流れ落ちている。10m弱の僅かな落差であるが水量が多く轟音と共に水しぶきをあげ、水しぶきは虹となって輝いている。迫力があり美しい光景である。駐車場からゆっくり歩いて20分ばかりで滝が見られる。大滝と云うほどでもないが・・。



ミロドンの洞窟 風景
プエルトナタレスから車で約15分走った処に洞窟がある。ただの洞窟だけで特に見るべきものもないが、約1万年前に絶滅したと云われるミロドンの骨が発見されたという。ミロドンは体長3mを越える巨大なナマケモノのような動物だそうだ。洞窟の入り口には実物大のミロドンの復元像が立っており記念撮影に人気。ビジターセンター内には発掘されたミロドンの骨のレプリカが展示されている。パイネ国立公園の観光コースに入っている。


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カラファテの町 風景
アルゼンチンのカラファテはロス・グラシアレス観光の基地となる町である。人口約4,000人の森や湖に囲まれた小さな町。特に見るべきものはないが、メーンのベルタドール通りは一般観光客やトレッキングする人達で結構賑やかである。レストラン、お土産物屋、郵便局、本屋さん・・などが並んでいる。インターネット店やスーパーマーケットもある。また観光ツアー会社も数社あり、色々斡旋しているようだ。


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プエルト・ナタレスの町 風景 
人口僅か20,000人の小さな町だが、パイネ国立公園への基点となる町である。このパイネ国立公園への観光が町を支える唯一の産業となっている。観光客の大部分は此処から南へ247km離れたプンタ・アレーナスに飛行機で着き、長距離バスで3時間半掛けてこの町にやって来る。アルゼンチンのカラファテからは長距離バスで約5時間かかる。町はエスペランサ湾に面しており、何時も強い風が吹いている・・



プンタ・アレーナスの町 風景
プンタ・アレーナスとはスペイン語で「岬の先端」を意味する。名前の如くチリ共和国の南端の地である。1,914年にパナマ運河が開通するまでは、かっては太平洋と大西洋を結ぶ重要なマゼラン海峡に面した町として栄えたが、現在は人口約11万人のパタゴニア南部最大の町として、パイネ国立公園や南極への基点となる町として栄えている。マゼラン海峡の向こうにはアルゼンチン領のウシュアイアがあり、南極から僅か1,000kmの南極に最も近い世界最南端の町である。此処まで来ると地の果て・・  


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パタゴニアの動物たち 
南緯40度以南をパタゴニアと称しており、独特な風土を持っているが、此処に棲息する動物たちでよく見られるのは、グアナコやニャンドウ、マゼランペンギンやオタリアなどである。グアナコはラクダ科の動物で身体は鹿に似て顔がラクダにそっくりである。現在はパタゴニア地方だけにしかいない。ニャンドウはダチョウの一種で身長1m前後でダチョウそっくりである。マゼランペンギンは体長70cmくらいの南極に棲むパタゴニアペンギンよりも小さい。



パタゴニアの花々
パタゴニアでは花が少ない・・。風の大地と云われている風土では特殊な花だけが生き延びているのだろうか。 家庭花壇ではそれなりに一般的な草花が見られるが、野生の花としては赤い房状のノートロという花くらい。カラファテという鋭い棘を持った小灌木が夏に黄色の花を咲かせるそうだが今は鋭い棘だけ。パタゴニアでよく見る木は南極ブナで風雪によく耐える。強い風に吹かれて靡くような形で成長している姿が面白い。


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お気に入りショット 
数多くの写真を撮っていてもなかなか気に入ったものが少ない。一枚の写真にふと驚くものや心が癒されるようなもの、また出来るだけその土地の雰囲気や臭いを感じられるものがあれば嬉しいのだが・・。なかなか思うような写真が撮れない。此処では沢山撮った中からお気に入りのショットを集めてみました。南米・パタゴニアの雰囲気を感じていただけると嬉しい。音楽と一緒に聞いて頂けると少しは雰囲気が感じられるかも・・



その他のスナップ ( 写真右 )
町を歩いていると何気ないところに面白い場面が転がっていることがある。何時も非日常的な面白いものを撮りたいと思っているのだがなかなか出会わない。一枚の写真は百行の文章よりも沢山の情報を持っていると思う・・。下手な鉄砲数打てば当たる!ではないが・・まあセンスと実力がないので半分は諦めている。今回の南米・パタゴニアで目にした面白いものを紹介しよう・・


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お気に入りの絵葉書 ( 写真左 )
何処に旅しても、絵葉書を必ず買うことにしている。美しい絵葉書は友人に雰囲気だけでも・・・と出すことにしている。大体、絵葉書の値段と切手の値段でその国の物価水準が判断できるのである。高いところは我々観光客にとって日常品が高いということになる。単なる風景のものより、主張を感じる絵葉書が面白いと思っているのだが・・・。



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My Photo ( 写真左 )
今回もひとり旅であった。最近はホームページ用の写真をデジカメ一本で3,000枚以上も撮るので自分を撮る暇がないと言うのが本音である。ホームページ用の写真は欠かせない。被写体は風景や自然物などが多いが、最近はその土地の人物を撮ることに興味が湧いてきた。特に老人の顔などは生き抜いてきた苦労の皺など深みがあっていい・・。自分の写真はせいぜい数枚であるが貴重なものである。



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