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イエメン & U.A.E・ドバイの旅 編

ユーラシア旅行社 IY-10 (2005.09.23〜10.02) [拡大] 日本から約12Hr! 「幸福のアラビア」イエメンの旅に行って来ました! 凄いのなんの! この様な国があったのか・・ 最後のイスラム圏!新しい発見・驚きの連続・・ イスラム圏の穴場、超お勧め! 神秘的な全身黒装束の女性、腹にジャンビーアを付けた勇姿 片頬をピンポン玉に膨らませたカートの習慣!陽気な男たち・・ 世界遺産の「サナア旧市街地」や「シバームの旧城壁都市」など! また、イエメンにアメリカ顔負けの雄大な景色があったことに驚いた! 4WDで山岳高地を走り廻る楽しさ!!彼方こちら見るところがいっぱい! 全行程お天気に恵まれて、こんな素晴らしいドライブはない! しかし、暑いのなんの!この暑さに耐えられるか・・ U.A.E のドバイにもちょっと立ち寄り・・ 今回も新しい発見・驚きがあった。・・! 期待通りの素晴らしい所だった・・やはり旅は楽しい! Sana'a・Taiz・Aden・Shibam ・Dubai
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世界遺産・シバームの摩天楼都市
     世界最古の摩天楼の町!
     日干しレンガと漆喰で造られた・・
     密集建造物、不思議な光景・・
世界遺産・サナアの旧市街地
イエメンの首都・サナア 
政治、経済、商業、文化の中心!
シバ王国の支配下にあった古い町・・ 

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目だけ露出の黒装束の女
イスラムの厳しい戒律! 
女性は屋外では髪、肌は露出しない・・
目も隠すくらい・・神秘的 

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ワディ渓谷・・
アメリカ顔負けの風景に驚く![拡大]
男の装具ジャンビーア・・
腹の前に付けた勇姿![拡大]
ドバイの夕日・・
アブラに乗ってクリークの夕暮れ・・[拡大]



*イエメン&ドバイの旅・総括スライド 119枚/4分
時間のない方は25枚毎に
分割@ 世界遺産・サナア旧市街地・他 編 * 分割A タイズ・スーク・他 編 *

分割B 世界遺産・シバーム旧城壁都市・他 編 *分割C サナア・ドバイ他 編 *



イエメン&ドバイの旅 総括:
イエメンに行ってきました。U.A.E・ドバイを本拠地とするエミレーツ航空を利用した。本来は関空発着 であるが、羽田から関空まで飛び乗り換えた。エミレーツ航空は初めての便であった。噂では数々の賞に輝き 世界トップレベルの航空会社と評価されているようだが、私にはとても違和感があった。他社にないサービス ・・といっても普通は何処の航空会社でも食事の前に飲み物サービスがある。その後本来の食事が運ばれて くるがエミレーツ航空では最初に食事が運ばれて食事前の飲み物は食事後に運ばれて来るというとてもおか しな順序であり、食前酒を楽しむ意味からはとても違和感があった。他社にないサービス・・といってもこ んなサービスは良いサービスとは云えない・・    イエメンと聞いて場所を正確に言える人は少ない。まだまだマイナーな国である。イスラム圏という 認識すらない人も多い。聞いたことのない国即危険な国というイメージである。しかし実際に行ってみると アッと驚くことばかり・・これ程奥が深く面白い国はない!と思った。イラン、サウジアラビア、パキス タン、モロッコ、チュニジア、トルコなどイスラム圏を数々歩いて来て大体のイメージを持っていたが、 イエメンはその予想を遙かに越える国であった。イスラム圏の中でも特に戒律が厳しい国だ。女性の黒装束       姿、男のジャンビーアやカートの習慣・・など我々からみればそれだけ不思議な風習で、それだけ興味を引       くのである。これまで私が歩いたイスラム圏の中では一番興味を持つ面白い国であった。おそらくこれから       多くの観光客が押し寄せイエメンブームが来ると予感される。またワディ渓谷の風景などアメリカのグラン       ドキャニオン顔負けの雄大な風景に驚いた。凄いのなんの!こんな国があったのか・・と云うのが率直な感       想である。   イエメンには世界遺産が3つある。お隣のオマーンには4つ。アラビア半島には7つの国があるが、 世界遺産があるのはこの南端の2国だけである。それだけ歴史的に古いといえる。今回の旅はイエメンの2       つの世界遺産を訪れた。「サナアの旧市街地」と「シバームの旧城壁都市」である。前者は城門をくぐると       中世にタイムスリップ!石と土の茶色の建物、窓枠を白い漆喰で固めた様は丁度チョコレートケーキを並べ  た様だ。更に進めば細い石畳が迷路のように続く、其処には中世そのままの姿、103のモスクや64のミナレッ ト、人々の生活がそのまま残されている。後者は砂漠の中にポッカリ浮かび上がった摩天楼都市、日干しレ ンガ・・を積み上げて造られたビルが500軒も連なっている・・何れも時代の古さを感じる処であった。   イエメンで最初に目に付くのが女性の黒装束姿である。我々にはとても不気味で不思議に見える。       イスラムの戒律で女性は外では髪や肌を晒してはならないのである。イランやモロッコでも同じであるが顔       を出した人は多い。このイエメンでは殆どが目だけ出して顔は覆っている。中には目にもベールをかけて全       身黒装束の人も少なくない。それほどイスラムの戒律を忠実に厳しく守っている。都市部は黒装束が多いが 地方へ行けば赤柄のものが見られる。また農作業や牧畜をやっている女性がトンガリ帽子を被っている姿も 珍しい。黒装束でトンガリ帽子とくれば魔法使いの老婆を想い出す。こんな光景もまたイエメンならでは              ・・イエメンの女性は神秘的であると思った。    男性も面白い風習がある。一つは成人男子の勇士の証・ジャンビーアを腹の前に差していること。        形や大きさは様々であるが曲がりが大きいのが一般の人、高貴な方は曲がりが少ないとか聞いた。帯を締めて        ジャンビーアを腹の上に差すのは動くときに邪魔になるのではと思うが・・。ジャンビーアは刃が付いてない              ので刃物としての実用性はない、単なる飾りの意味である。この格好も他国では見かけない。イエメン独特な ものだろう。もう一つはカートの習慣である。午後の時間になるとお茶の葉っぱのような葉を噛み始める。              滓は吐き出さずに口の中に溜めていき、段々大きくなって頬っぺたはピンポン玉大にまで膨らんでくる。この              カートを噛めば苦みがあってこのエキスに一種の覚醒作用があり癖になる。午前中ボケた顔をした人でもカー              トを囓ると目がギラギラ陽気になってくるのだ。お隣のサウジアラビアでは麻薬の一種として法律で使用を 禁止している。イエメンの他ではケニアやエチオピアにこの習慣があるそうだ。一日一束約700-800リアル (\420-480)で決して安くはないが・・          イエメンではアルコール類は一切禁止である。飲み助には辛い旅になる。イスラム圏は一般に禁止の国        が多いが、中には外国人は特別に飲める場所があるとか、店のオーナーの考えによって飲ませてくれたり・        ・と様々である。その代わりアルコール抜きのビールがある。アルコール分0.0%とか0.05%以下とか明記。              仕方ないのでこれのお世話になったが、何となんと結構美味しいのに驚いた!水ではない、喉ごしの感じが 違う・・。一大発見であった。以前サウジアラビアで飲んだときはとても飲めたものではなかったが・・ やはりよく冷えたものが美味しいようだ!お陰で楽しい旅が続けられた。   イエメンの交通状態も凄い!車検制度もなく壊れ掛かった古い車が多い。信号機など稀で大きな交差点        では警察官が台の上に立ってコントロールしている。しかし割り込みが凄い。ちょっとの隙があればジリジリ        と押し入ってくる。接触寸前まで近寄ってくる。我れ先我さきと鼻先一つ前に出てくる。交通ルールもあって              ないに等しい。停まればガンガンクラクションを鳴らす始末。こんな処ではとても外国人には運転できない。              しかし今回イエメン国内を長距離走ったが一度も事故がなかったのは喜ぶべきと感心した。   イエメン人はとても親日的である。子供たちも必ずにこにこしながら声を掛けて近寄ってくる。       「シューラ」「シューラ」と写真を撮ってくれとせがむ。撮ってやると嬉しそうにとても満足した顔をする。       デジカメなので撮ってすぐ見せることが出来るからよい。ポラロイドカメラなら記念に渡せるからなおよい。          まだ観光ずれしていないから金をせびることもないし、物売りもいないのでよい。1,000円 1,000円と連呼       することもない。今に日本人が多数やって来ると日本語を覚え、金をせびることも覚えるだろう・・純真な 子供のこころを痛めるようなことはしたくない・・と思う。   日本車が圧倒的に多い。それも古い古い博物館へでも行かないと見られそうもない大昔の車が走っている。 小型貨物車、バンタイプの乗合乗用車など殆どが日本車だ。TO○TA、SU○KI、MA○DA車などを見かける。       品質がよく故障が少なく長く使えることが実証されている。イエメンでは主要産業の石油も40億バレルの埋蔵       量があるが生産が追いついてない。因みにガソリン1リッターが60リアル(\36.-)くらいであるから、日本よ  りは安いが産油国にしては高い・・   最後にイエメンの生活について少し触れておく。平均月収は約300$、高給取りで約500$程度という。       教育制度は633制で日本と同じだが18歳までは義務教育である。成績優秀者は大学へ無料で行ける。主な       農産物は粟、トウモロコシ、ジャガイモ、小麦など果物はザクロが多い。昔はモカコーヒーとして世界に輸       出していたが、現在はコーヒー畑はカート畑に変わっており、コーヒーの生産は激減、カートは年3−4回 収穫出来るので収益がよい。平均寿命は70歳と云うから信じがたい。衛生状態が好いとは思われず、砂埃 の中で・・と思うが食べ物が長寿向きなのだろうか・・                  結婚については、恋愛結婚は殆どない。親が決めた人と結婚する。女性は14歳から、男性は16歳から。        結婚の結納金は約3,000$(60万リアル)男性が持参する。家財道具も一式用意する。離婚の場合も理由を問わ        ず男性が慰謝料を支払う。全て男性が用意するので相当な資産を持ってないと結婚できない。財産のある男              は4人の奥さんを持つことが出来るが4人を平等に愛することが条件という。実際には男女ともお互いに出 会う機会は殆どないので、結婚して初めて相手の顔を知ることになる。男同士が手をつないだ姿をよくみか              けるが同性愛者が多い。こんな背景もありイエメン男性は外国人女性に対して感心が強いので要注意である・・   今回の旅もまた面白かった!いろいろ想像を越える環境の中での文化や大自然の雄大さに触れることが              でき、考えさせられたり刺激を受けることができた。やはり世界を歩き新しい文化を見て体験して感じること              ができる喜び・・・これが生きているという実感に繋がるのである。やはり旅は楽しい!

   

・・・・ 旅程の概要・・・・・


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旅程マップ・・ ( 写真左 )
羽田・関空・ドバイ経由→サナア泊(サナア市内観光/軍事博物館/旧市街・スーク/イエメン門)→タイズ泊(古都ジブラ観光/イッブ)→アデン泊(タイズ旧市内観光/アシャラフィアモスク/スーク/アデン市内観光/アデン港/アイダルースモスク)→シバーム近郊連泊(観光/サユーン観光/旧宮殿/スーク/アルカーフ宮殿/アルムフダールモスク/図書館/シバーム観光)→サナア連泊(サアナ郊外観光/ワディダハール観光/スーラ/コーカバン観光)→ドバイ休憩機中泊→関空。

外務省発行
*イエメンの危険情報
*U.A.E の危険情報


旅程・絵日誌・・・・・・ユーラシア旅行社添乗員 清水 恵 さん記・・・・・


羽田〜関空〜ドバイ〜サナア
サナア〜イッブ〜ジブラ〜タイズ
タイズ〜アデン
アデン
第1・2日目
第3日目
第4日目
第5日目

シバーム〜サユーン〜タリム〜シバーム
シバーム〜ムッカラ空港〜サナア
サナア近郊
サナア〜ドバイ〜関空
第6日目
第7日目
第8日目
第9・10日目


・・・・ 印象に残った・・・見どころスナップ・・・・・


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世界遺産・サナアの旧市街地風景 
旅に出る数日前にNHKの世界遺産で「シバームの摩天楼都市」を放映していた。今まで目にしたこともない不思議な光景であった。旅への楽しみが一段と膨らんで来た・・。実際に此処サアナの旧市街地を歩いた時、まるで別世界に来た感じがした。茶色の建物に窓辺を白い漆喰で縁取った箱が幾つにも並んでチョコレートケーキのようであった。暑さと乾いた空気、泥と砂埃、ジャンビーアを差した男、黒装束の女、無邪気な鼻を垂らした子供たち、不思議な世界で、心がワクワクしてきた・・



首都サナアのスーク風景 
人々の台所、生活物資は殆どがスークで求められる。スークを歩いてみればその国の文化、生活がよく分かる。旅の楽しみの一つである。此処サナアのスークはとても広く、通路の幅もあって綺麗で、店の種類、数もそこそこあってよかった。他のイスラム圏の国々でも同じような雰囲気を持っているが、このサナアのスークはとても楽しく歩くことができた。旅人にはやはりこの活気ある雰囲気が何とも云えない魅力である。


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サナアの町中風景 
イエメンの中をあちこち歩いてみると、やはりサナアは首都らしい雰囲気を持っている。都会だ!と分かる・・最初サナアに着いた時は小さな空港でドバイなどとはとても比較にならない。町はごちゃごちゃ汚く、壊れ掛かった車が交通ルールを無視して割り込んでくるし、酷い町に来たと思ったが、他の田舎町に比べればまだ町の形態をなしていると云える。何れにせよ人と車がごちゃごちゃ。それに喧噪と砂埃・・凄いところだ。



サナアの郊外風景
サナアから4WDに分乗して港町アデンまで約300kmばかり南下する。一台に3名乗り、8台の車で移動する。隊列をなして走る・・サナアを出ると田舎の一本道を延々と走る。ドライバーと通じない言葉を交わしながら楽しい雰囲気で、陽気な男達はハンドルから手を放し手拍子をとって・・オトトット危ない!と云うのに。ちょっと郊外に出ると家も人影も見えなくなる。国土は日本の1.5倍、人口は1/6という・・ ・・


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古い石造りのイッブ・ジブラの村風景 
サナアを出て直ぐに沿道で黄色のカボチャを売っていた。凄い数の大きなカボチャを幾つかの山盛りに積み上げ、親子で寝泊まりして売っている様子。最初は写真を拒んでいたが・・。また暫く行くと段々畑の美しいソマラ峠に差し掛かる。サナアから約200km弱走るとイッブの村。この辺りは「緑のアラビア」と呼ばれていてアカシアやユーカリ、椰子など緑豊かな風景に出会う。歴史的にも古い町々でシバの女王に次ぐ女帝アルワが造ったと云うジブラなどがある。



移動中のイエメン郊外風景
町や村を一歩出ると荒野が続く、赤茶けた岩山、土、泥、・・幹線道路は一応舗装されているが、村が近づくと畑で作業している人、子山羊を連れて歩く人、頭の上に物を載せて歩く人たちに出会う。中心地にはマーケットがあり賑わっている。汚いの何のと云うレベルではない。様々な格好をした人々、車や自転車などでごった返している。整然とした秩序なんてないに等しい・・ごちゃごちゃである。自分の好きにやっている感じ。これがイエメンの生活のようだ・・


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活気あるタイズのスーク風景 
タイズはイエメン第2の都市。1948年から1962年まで首都として政治の中心地であった町。周囲を山に囲まれた標高1,400mにあり過ごしやすいと云われている。最近急速に発展しつつある活気ある町・・旧市街の城壁内のスークも活気に満ちており沢山の商品が並べられている。特に銀細工や布地などがサナアよりも安い値段で売られている。同行の女性たちは嬉々として黒いドレスを沢山買っていた。路上で店を広げている女が目立ったが此処では顔を出していた・・・・



車も喘ぐ!アブダラガリム峠
赤茶けた岩山を見ながら延々と続く道。アメリカの砂漠の中を走っている様な錯覚を覚える。適当に曲がったアップダウンの道、対向車も少ない・・ドライバー達も退屈なのか追い抜きをしたり追い越されたりして走っている。段々高度を上げて行き、きつい坂に掛かるとディ−ゼル車は黒煙を吐きながら喘ぎあえぎ登っていく・・こんな風景がイエメンで見られるとは想像もしなかった。


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アッと驚く!ワディハドラマウト渓谷 
峠を越えて緩やかな道を曲がると其処には別世界の雄大な景色が広がった・・ワッツ!これは凄い!アメリカのグランドキャニオン顔負けの景色であった。イエメンにもこんな景色があったのか!と驚いた。赤茶けた岩山の麓の細い道を谷に向かって下りていく・・これがワディ渓谷だ!ズッと続く谷の底には緑の椰子の森があり茶色の土と泥で造った建物が見える。何と雄大な景色だ・・。本来此処は10日間のコースには入ってない場所と知り、一層有難味が増した・・



神秘的なイエメンの女たち! 
イスラム圏の中でも、イエメンは特にイスラムの戒律が厳しく女性の顔を見ることは稀である。イランやモロッコやパキスタンなどでは黒装束でも顔は出している。ここイエメンではホントに目だけの露出!・・いや!目も黒い布で覆っている重装備の女も少なくない。これは我々には全く不思議な、不気味な格好でありとてもとても興味を引くのである。女性にカメラを向けることはご法度であるが、失礼してシャッターを押した・・アッラーのお許しを!


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世界遺産・シバーム旧城壁都市 
世界最古の摩天楼の町、砂漠の摩天楼などと呼ばれいるシバーム。起源3世紀頃からこの周辺の中心地であったとか。現在の姿は8世紀ころから・・石と土のレンガで造られた5−8階建ての建物は、高さ約30m、500ものビルが密集している。城壁に囲まれた旧市街と新市街に分かれている。旧市街の中は細い路地が交差して迷路のよう。崩れかかったビルの谷間のちょっとした広場では子供達が賑やかに遊び、羊などの小動物が繋がれている。



夕日に染まるシバームの街
旧市街地の対岸にある小高い丘に登って、世界遺産・旧市街地城壁都市が真っ赤に夕日に染まる光景を見る!・・写真でよく紹介されている定番メニューである。期待して、新市街地の脇から凡そ200mばかり小径を登り待機した。初めは薄赤く日が射していい調子と思っていたが・・段々雲が出てきて残念ながら期待した写真は撮れなかった。しかしこの丘から見る全景は素晴らしい!砂漠の中に突然現れた蜃気楼の様に浮かび上がっていた・・


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素敵なシバームのホテル風景 
シバームに連泊した。このアルハウタ・パレスホテルは、広い敷地の中に白壁の建物が散在し、周囲には美しい花が咲いて趣がありなかなか素敵であった。プールも完備していて外国人には喜ばれる。レストランはあまり広くはないが屋外のテラスで食べることもできそれもよい。旅の半ばで恒例のユーラシア社の「そーめん」をご馳走になった。久しぶりの日本の味に大満足!添乗員さんのご苦労に感謝!感謝!である・・



陽気なイエメンの男たち!
イエメンの男たちはジャンビーアという半月刀を腹の前に差している。大きさ形はそれぞれの家風というか財力、家系などによっているのだろう。成人勇士の証と云われているが中には子供でも差している。刃は付いてなく実用には使えない単なる飾りである。スークを歩けばジャンビーアやそのベルトを売っている。お祭りや祝い事があると輪になってジャンビーア・ダンスを踊り出す。また午後になると一斉にカートを噛み始める。お茶の葉っぱの様なちょっと苦みがあるが覚醒作用があり、人が変わったように陽気になる・・不思議な男たちの風習である。


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日干しレンガ造り風景 
イエメンの家屋は殆どが石と日干しレンガで造られている。それに明かり採りの窓枠は白い漆喰で固められている。郊外の広い畑のような所で、刻み込んだ麦藁と泥を練って木枠(400*300*50)に填めて形成、次から次へと並べてカンカン照りに晒す。数時間後一つずつ起こして立て掛け更に乾燥させていく・・カンカン照りのなか大変キツイ作業であるが1ヶ5リアル(\3-4)だそうだ。これは一般家屋用であろう。ビル用は、厚さが下層部は厚く上層部に向けて薄くなっている。



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美しいサユーン旧宮殿 
真っ青い空に白い宮殿はとても美しい!イエメンの70リアル(日本への航空絵葉書料金)切手の図柄になっている。1967年までこの地を統治していたスルタンの王宮であった。大きな建物で今は博物館となっているが、展示品はこの地方で発掘された品々で大した物はない。それより屋上からの眺めが素晴らしい。目の前のスークやモスクのある古い町並みや周囲を岩壁に囲まれ谷の底にある町だと分かる・・ここのスークには絶品の蜂蜜や美味しいゴマ煎餅を売っている。お土産にお勧めである。 町の広場で・・



岩山に建つロックパレス
大きな岩山の上に建つお城。1930年代にイエメンを支配していたイスラム教ザイド派のイマームの夏の別荘として17世紀に完成したが1962年の革命により政府に没収され、現在は建築博物館のようになっている。内部は様々な部屋に分かれており、最上階は見晴らしのよい豪華なカート部屋。その他リビングやベッドルーム、女性の部屋など。屋上テラスにはイマームが朝日を浴びた台が残っている。明かり採りの窓には美しいステンドグラスがはめられている。


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賑わうシバームの朝市風景
此処の朝市も凄い活況を呈している。スークと違い小物売りがあちこちに屋台店を開いている。その間をぬって歩く感じだ。意外に子供たちの店番が多い。子供と老人ばかりが目に付く。この辺りは標高2400-2500m、イエメン切っての穀倉地帯という。女性は黒一色でなくカラフルな模様の布を頭から被っている。地方によって着る物が違って来ているようだ・・


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古いシバームの旧市街地 
この朝市を通り抜け、城門をくぐれば何と古い崩れ掛けた家並み・・廃屋もチラホラ。中世より殆ど変わっていないであろう風景に驚く・・。今でも住んでいる人がいるが凄いところにいるものだ!建物の陰から可愛い女の子が顔を出して笑っている。我々を見てどんな風に感じているのだろうか・・。イヤー凄い処に来たもんだ!と思った。イエメンはこんな所もあるのだ・・強烈な印象!



コーカバン & スーラの村風景
サナアから北西約54kmに位置するシバームと350m上の岩山の村コーカバンとはお互いに助け合って来た双子都市と云われている。同じ民族は大体同じ場所に住むのが通例だが、ここは同じ部族が山の上と下に分かれて村を形成した珍しい例とされている。これは下のシバームは農業と商業の町、上のコーカバンは軍事を担当する役割、外敵を早く見つけ、下が襲われれば上に避難し、こうやって1000年にも亘って助け合ってきた。スーラ村も近くの村・・


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ワディ・アルアイン風景 
ムッカラ空港からシバームへ向けて、往きは素晴らしいワディ・ハドラマウト渓谷を通ったが、復路は別な道を選びワディ・アルアイン渓谷を通った。此処も素晴らしい景色の連続で渓谷が続きオアシスの様にナツメヤシの緑が美しく映えていた。この地方にはワディ○○・・と付く名前が多いが、ワディとは枯れ川を意味するが、水が干上がって谷の様相を為している。大雨が降れば川となって流れ出す・・。地下水と肥沃な土は緑を絶やさず、多くの人々が住みつき集落を作っていく。



素敵な子供達の表情! 
イエメンはまだまだ観光地化されていない。旅行中日本人に一度たりとも会うこともなかった。そのくらいだから日本人の我々も物珍しさの眼で見つめられた。しかし無邪気な子供達はシューラ!シューラ!と叫びながら我先に近寄って来る・・写真を撮ってくれ!と云っているのだ。デジカメで撮った写真を見せてやるととても喜んで満足した顔をする。とても可愛いのだ。金をくれ!ボールペンをくれ!としつこく手を出さないところがいい・・何時までも純真な心でいて欲しいと思う。


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U.A.E・ドバイの町中風景 
ドバイは中近東への中継地としてもよく利用される。今回はエミレーツ航空を利用したのでイエメンへの往路も復路もドバイで中継であった。しかし復路は乗り継ぎに余裕があり一旦入国してホテルで休息をとり、その時間を利用して市内観光をした。ホテルはディラ地区にとったので先ずは水上タクシー・アブラで対岸に渡りバール地区のオールドスークなど散策し、夕日を待って引き返し、ゴールドスークを訪れた・・



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お気に入りショット 
町を歩いていると何気ないところに面白い場面が転がっていることがある。その土地の臭いを感じられるものや非日常的な面白いものを撮りたいと何時も思っているのだが、なかなか思うような写真が撮れない。一枚の写真はいくら優秀な100行の文章よりも数百倍の情報量を持っていると思っている。写真は素晴らしい!



その他のスナップ ( 写真右 )
数多くの写真を撮っていてもなかなか気に入ったものが少ない。下手な鉄砲数打てば当たる!ではないが・・まあセンスと実力がないので半分は諦めている。一枚の写真にふと驚くものや心が癒されるようなものがあれば嬉しいのだが・・。今回のイエメンは4WDで地方を含めて走ったので色々面白い物が目に付いた。


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お気に入りの絵葉書 ( 写真左 )
何処に旅しても、絵葉書を必ず買うことにしている。美しい絵葉書は友人に雰囲気だけでも・・・と出すことにしている。大体、絵葉書の値段と切手の値段でその国の物価水準が判断できるのである。高いところは我々観光客にとって日常品が高いということになる。単なる風景のものより、主張を感じる絵葉書が面白いと思っているのだが・・・。



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My Photo ( 写真左 )
今回はひとり旅であった。最近はほームページ用の写真をデジカメ一本で3,000枚以上も撮るので自分を撮る暇がないと言うのが本音である。ホームページ用の写真は欠かせない。被写体は風景や自然物などが多く、人物を撮ることは少ない・・。せいぜい数枚の写真であるが貴重なものである。



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