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ルーマニアの音楽を聴きながら
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ブルガリアとルーマニアの旅 編

JTB 旅物語 E732-80(2008.06.02〜06.09) [拡大] 駆け足でブルガリアとルーマニアを回ってきました! 両国とも観光的にはまだまだマイナーな国! 大相撲力士・琴欧州の初優勝で、ブルガリアを初めて知った人もいよう。 また、ヨーグルトやバラ香水、バラ祭りなどでも一部には知られている。 人口は約800万人弱!面積は日本の約1/3程度の共和国・・ 一方、ルーマニアは日本の本州とほぼ同じ面積に 日本の約1/6程度の2,2-300万人が住む共和国・・ かっては共産主義の独裁者・チェアウシェスクの 支配下にあったが、1,989年の革命によって射殺されたことは記憶に新しい! またドラキュラ伝説の主人公の話など、これらの暗いイメージが残っているが 一方で1,976年のオリンピックで史上初の10点満点を獲得した 女子体操選手のコマネチもこの国の出身である。 日本からの直行便はなく、ヨーロッパ内で乗り換えて行く。 何れの国も日本との時差は-7Hr(-6Hr)、飛行時間は14-5Hrかかる。 まだよく知られていない国々だが、美しい自然も沢山あり 郊外の素朴な風景や人々の質素な生活風景など、癒される・・ 今回も素晴らしい旅だった!! 今回もまた新しい発見、新しい感動があった。・・! やはり旅は楽しい! Sofia・Veliko Tarnovo・Brasov・Bucharest
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世界遺産・「リラの僧院」!
10世紀にイヴァン・リルスキという
修道士が建てた・・
壁面を鮮やかなフラスコ画が飾る・・
世界遺産・トラキア人の墳墓!
紀元前4世紀半から紀元前3世紀に
描かれたフラスコ画・・
数種類の色が使われている・・

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世界遺産・ボヤナ教会!
内部の壁面を飾る 
「最後の晩餐」のフラスコ画は
素晴らしく、傑作といわれている・・ 

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世界遺産・シギショハラの風景・・
中世の町並みが美しい!
時計塔がシンボル的存在[拡大]
バラ博物館!
毎年6/初にバラ祭りが開かれる!
館内にはバラ香油の製造過程や
資料が展示・・[拡大]
美しいペレシュ城!
ルーマニア王室の夏の離宮!
ルーマニアで最も壮麗な城・・[拡大]
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贅を尽くした国民の館・・
故チャウセスク大統領が
造らせた巨大宮殿!
部屋数はなんと 3,107 !![拡大]
郊外の美しい風景!
自然がいっぱい
質素な生活風景・・![拡大]
ブルガリアの民族舞踏!
カラフルな服装で
ダイナミックな足ふみ・・[拡大]



*ブルガリアとルーマニアの旅・総括スライド 60枚+58枚/170秒
*お気に入りショット ! 54枚
*お急ぎの方への お気に入りショット ! 48枚



ブルガリアとルーマニアの旅 総括:
ブルガリアとルーマニア・・まだまだ観光的にはマイナーな国である。しかし大相撲夏場所での 大関琴欧州の初優勝は快挙であった。千秋楽にお父さんがブルガリアの国旗を振って応援しておられたのが印 象的であった。ブルガリアの出身であったことを知った人もいたであろう。またヨーグルトの消費量が世界 一ということやバラ香水の8割はブルガリアのバラの花をつかっていることなどでも知られている。一方ルー マニアといえば共産主義の独裁大統領・チェアウシェスクが1,989年の民主化革命によって処刑された話はま だ記憶に新しいが、明るい話では1,976年のオリンピックで史上初の10点満点を獲得した女子体操選手のコ マネチもこの国の出身である。この程度の知識しか持ち合わせていない・・     こんなブルガリアとルーマニアのツアーに参加者が多いことに実は驚いた!当日の参加者は当初 41名であったが最終的には33名になったとはいえ多人数である。8日間で2カ国を訪れるツアーの費用と 日程が旅行者の気持ちを捉えたのであろう・・。あまり知られていない国へのツアーにしては驚きである。ま だ観光地化されていない国の対応は如何であったことか・・。私の動機は世界遺産・リラの僧院のフレスコ画 とバラ祭りの雰囲気が見たかったこととルーマニアの独裁大統領が贅の限りを尽くした宮殿を見たかったのが       引き金となった・・日本からの直行便はなく、ヨーロッパ内で乗り換えて行くことになる。時差は-6時間(夏)、       飛行時間は14-15Hrかかるからやはり遠い国だ。   ブルガリアの全人口は約720万人で愛知県や埼玉県の人口とほぼ同じレベルである。面積は日本の 1/3レベルの小さな国。首都はソフィアで人口は約110万人なので、広島市の人口より少し少ないレベルである。       公用語はブルガリア語であるが文字はキリル文字なのでサッパリ読めない。一方ルーマニアは人口約2,200万人、       日本の約1/5、ブルガリアの3倍。面積は日本の本州とほぼ同じでブルガリアの2倍強。首都はブカレスト。  ブタペストと間違える人がいるようだが・・。公用語はルーマニア語で文字はラテン語なのでアルファベット は英語と同じで、ブルガリアのキリル文字よりも親しみが持てる・・。お隣同士だがこうも基本文化が異なる のも不思議・・   世界遺産はブルガリアには9箇所(文化:7、自然:2)、ルーマニアには7箇所(文化:6、自然:1)       登録されている。その中で今回はブルガリア:3箇所、ルーマニア:1箇所を駆け足で回ってきた。両国で16       箇所もあるので、まだまだ見るところは多く残されている。今回の中で特筆すべきはブルガリアの「リラの僧       院」であった。美しい鮮明に描かれたフラスコ画の数々、素晴らしいの一語!また院内の別棟にある歴史博物 館にあるラファエロの十字架は、高さ約50cmの十字架に140の聖書と1,500人の像を彫り込んだものは、とても 人の業とは思えない立派なもの。12年の歳月を掛けての力作である。残念ながら撮影禁止なので紹介できない ・・一見の価値あり!素晴らしいものであった。     最近の旅行ブームで新しい企画がどんどん登場している。今回のブルガリアとルーマニアもそうだが、        今最も人気のあるクロアチアなど数年前には名前すら知られていなかった・・飛行機の乗り継ぎ便も悪く費用        も高かったが、直通便まで出てきて素晴らしい観光資源に一気に人気が広まった。今回のブルガリアとルーマ             ニアも今は観光立国としての条件が整備されていないが、EU加盟を機に少しずつ改善されている。特に道路の 整備とトイレ設備は最優先事項である。物売りや押し売りなど皆無は大歓迎だが・・観光地化されることによ              り物価の上昇も避けられなくなる・・。旧共産圏体制から早く脱皮し、観光事業が外貨獲得、最大の収益源に             なることは近隣諸国の事例からも明らかである・・       両国とも観光地化が進んでいない事例を2つ紹介しよう。一つはブルガリアのバラ博物館。庭には        沢山の美しいバラが咲いていたので写真を撮っていたら、突然係員が怒って写真禁止だという!?何故撮影禁止        か理由も説明せずこんな不可解なことはない!美しいバラを見に来たので写真は当然だと思うのだが・・。             もう一つはルーマニアの国民の館でのこと。入り口でセキュリティチェックを待つ間、一緒になった小学生たち の写真を撮っていたところ、係員が寄ってきて、今撮った写真を見せてくれ!という。子供たちの写真を見せる と一枚一枚チェックし、この一枚を削除せよ!分かったと言ったら、すぐこの場で消せ!という。何でこの一枚 と・・よく見ると子供たちの背景に部屋の片隅が写っている。これが何で削除の対象になるのか分からない!ち ゃんと撮影代を払って許可を取っているのに。旧共産圏の厳しい一面を見た気がした・・。些細なことのように 思うがこんなことが観光客を傷つけていることを知るべしと感じた。   ブルガリアの生活情報について。平均月収は約\20,000、消費税は20%、経済成長力は6.1%(2006年)、        失業率は10%(2006年)、である。特筆すべきはガソリン価格がリッター\250で、軽油の値段もほぼ同じか少し高        い価格には驚いた。世界的に原油価格の高騰が大きな問題になっているが、平均月収が僅か\20,000の中でのこの             価格は、生活への影響が甚大である。それでも町には多くの車が走っているが・・どうやりくりしているのだろう。             毎日楽しく飲んでいるビールは、中ビンで\300程度、これは日本とほぼ同じか少し安いが、現地価格ではも少し安             いのだろう・・因みに国内総生産GDPは日本の約1/110、ルーマニアの約1/4(2007年)である。   ルーマニアの生活情報について。平均月収はブルガリアとほぼ同じ\20,000程度。消費税は18%、       但し子供の養育品や、本などは軽減措置が取られていて7%となっている。失業率は6%、ガソリン価格も\230前後       でブルガリアと同レベル。生活物資はブルガリアより30-50%高い!経済成長力は4.5%、物価上昇率は8.6%(2007         年)というからブルガリアよりは生活しにくいようだ。因みに現地観光ガイドさんの日当は僅か10ユーロ(\1,680)       だそうだ。ビールの中ビンが\400程度でブルガリアよりは少し高い。何れの国も農業国であるが、ルーマニアは 金属、アルミ、石油などの資源もあり農業+工業国を目指している・・因みに国内総生産GDPは日本の1/26.4、 ブルガリアの約4倍である。   今回の旅で奇遇にも思いがけない人に出会った。ルーマニアのシギショハラで昼食を終えレストラン から出た所でバッタリ!!今年の1月南極へ旅した時の添乗員・吉田 邦道さんであった。お互いに信じられ       ない顔をしてあれれ!!・・と。世の中は狭いというかこんな異国の地で会うなんてことがあるのですね。また       以前2004年中国の九寨溝に行った時、あの物凄い人混みの中で偶然にも南イタリアでご一緒した方とバッタリ出  会いました。またイランのホテルのロビーで他のツアーの方と話をし、その後成田空港でバッタリとか・・。  ベトナムのツアーでご一緒した方が次のツアーでまた一緒になったり・・偶然、奇遇というかこんなことがあ  るのですね・・   今回の旅もまた面白かった!いろいろ想像を越える環境の中での文化や大自然の雄大さに触れることが             でき、考えさせられたり刺激を受けることができた。やはり世界を歩き新しい文化を見て体験して感じること             ができる喜び・・・これが生きているという実感に繋がるのである。やはり旅は楽しい!

   

・・・・ 旅程の概要・・・・・


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旅程マップ・・ ( 写真左 )
成田→ヨーロッパ経由ソフィア連泊(世・リラの僧院の観光/世・ボヤナ教会/ソフィア市内観光)→ヴェリコ・タルノボ泊(プロヴディフ観光/カザンラク観光/世・トラキア人の墳墓/ヴェリコ・タルノボ観光)→ブラショフ泊(シナイア観光/ペレシュ城/ブラン城見学)→ブカレスト連泊(ブラショフ観光/世・シギショアラ観光/ブカレスト観光)→ヨーロッパ経由機中泊→成田。

外務省発行
*ブルガリアの危険情報*ルーマニアの危険情報


・・・・・・JTB 旅物語添乗員 三嵜 久美子 さん・・・・・



・・・・ 印象に残った・・・見どころスナップ・・・・・


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院内で最も古いフレリョの塔!


世界遺産・「リラの僧院」の風景
ソフィアから南へ約120kmに位置する「リラの僧院」、ブルガリア正教の総本山である。僧院の歴史は10世紀に遡り、イヴァン・リルスキーという僧が隠遁の地としてこの地を選び小さな寺院を建て、それが中世の宗教と文化の中心となっていった。現在の形になったのは14世紀。時の王の庇護を受け僧院文化は花開いた。その後500年はオスマン朝の支配に入ったが、ここではキリスト教の信仰やブルガリア語の書物を読むことも許された。1,833年に僧院は大火に遭ったが、その後復旧され1,983年に世界遺産に登録された。



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「リラの僧院」・聖母誕生教会
リラの僧院の中心に建っているのがこの聖母誕生教会である。白と黒の横縞模様のアーチを入っていくと外壁の壁面いっぱいに36の聖書の場面やこの地のそれぞれの時代の生活の様子が色彩豊かにフレスコ画で描かれている。教会内部のイコンは幅が10mもある立派なものである。また、聖壇の中央には大きな目が描かれているが、これは聖人の目を意味していて、教会内部の何処からも見えるようになっている。



国立歴史博物館の風景!
ボヤナ教会に隣接する国立歴史博物館は、紀元前からのブルガリアの歴史を約22,000点の展示物で示す国内最大の博物館である。古墳から発掘された財宝類、武器、民族衣装、イコンなど沢山のコレクション。中でも特に古代トラキアの繁栄を偲ばせる金銀の工芸品は素晴らしい。展示品は各時代ごとに区分されている。館内には日本語の話せるガイドおばさんがいて流暢に説明していただいた。よく整理された展示物には感心した。将来的には教会と博物館の複合施設となる予定・・


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これが博物館収蔵の
金銀財宝だ!!



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ソフィア市内の観光風景! 
ブルガリアの首都・ソフィアは人口約10万人の標高550mにある高原都市である。北はバルカン山脈、南はヴィトシャ山、西にリュウリン山と、周囲を山に囲まれた盆地を形成している。アドリア海と黒海を結ぶ交通の要所にあり、古くから交易で栄えた。歴史的には紀元前7世紀に遡り、古代トラキア人によって建設された。その後ローマ時代、ビザンツ帝国やスラブ人の支配に入り、14〜19世紀まではオスマン朝、19世紀に入りロシアが勝ち第二次大戦後の社会主義体制下では旧ソ連の国家建設が進められ、現在は民主化から約15年たち昔の面影はなくなってきた・・



アレキサンドル・ネフィスキー寺院!
ブルガリア独立の引き金になった露土戦争で戦死した20万人のロシア人兵士を慰霊するために建てられた。1,882年からおよそ40年かけて完成した。5,000人を収容できるバルカン半島最大の寺院。高さ60mの金色ドームと12のドームからなるネオ・ビザンツ様式の美しい建物である。内部装飾も豪華でメノウ、大理石を使った精巧なモザイクが壁面を飾る。またドームの頂上から吊り下げられた巨大なシャンデリアの豪華さも目を見張るばかり・・。3つある祭壇は中央がロシア、右がブルガリア、左がスラブ諸国に捧げられたもの。


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ボヤナ教会の公式サイト!!


世界遺産・ボヤナ教会
ソフィアの中心部から南西に約5km、標高2,000m級の山々が連なるヴィトシャ山の麓に建つボヤナ教会。11世紀に創建された後、13世紀と19世紀に増築されてきた。内部の壁面を飾る1,259年制作のフレスコ画は世界遺産に登録され、中でも「最後の晩餐」はイエスやその弟子たちの表情が生き生きと表現された傑作だと言われている。将来的には教会と博物館の複合施設となる予定・・今回は内部の電気工事の改修が延長となり、残念ながら外観のみの見学となった。



プロブディブの町中風景
ソフィアから南東に125kmに位置する人口約 37万人のソフィアに次ぐ第2の都市。ここの歴史は古く、紀元前19世紀には既にトラキア人の集落があったという。その後ローマ帝国の支配下になり、議事堂や競技場が建設され、その後ブルガリア帝国の時代を経て、14世紀にはオスマン朝に支配されてきた。ローマ円形劇場や民族復興期の屋敷など古い建物などが保存されており、新旧同居する美しい町並みである。プロブディブは「6つの丘の町」とも呼ばれ、毎年5月、9月には国際見本市が開かれ世界中から沢山の人が集まる・・


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プロブディブの旧市街地風景!
町は新市街と旧市街に2分されており、メーンストリートであるアレクサンダー・バテンベルグ通りの西側が新市街、東側が旧市街にあたる。プロヴディブの町は「6つの丘の町」といわれ旧市街の3つの丘と新市街も大きな3つの丘に囲まれている。旧市街にはスタンポリスキ広場、聖処女教会、ローマ円形劇場、ボヤジェフ・ハウス、民族博物館、ヒサル・カピア、ネペ・テベの遺跡などがある・・。ここの旧市街地は独特な建物、城壁、石畳の道・・など雰囲気があり、散策して楽しめる・・お勧め!



ローマ円形劇場跡
3,000人が収容できるローマ時代の半円形の劇場跡。保存状態がよく、現在でも夏は野外劇場が開催されている。旧市街の断崖にあり此処からの見晴らしも素晴らしくよい。遠くにはロドピ山脈が見える・・・・・・。何処でもそうだが、ローマ時代の円形劇場は音響効果や見晴らしなど立地条件を厳しく吟味して造られたところが多い。それだけに素晴らしいものが沢山残っており、現在でも利用されている・・


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「バラの谷」カザンラクの観光!!
世界のバラ香水の8割は、ブルガリアのバラの谷のバラから精製されたものである・・と言うことは余り知られていない。カザンラクはその中心的な町である。5-6月の収穫期には夜明け前から摘み取りが始まり、日曜日には民族衣装を纏った女性たちが歌と踊りで豊作を祝う。カザンラクとはバラを加工する時に使う「銅の釜」を意味する。この地は温暖で乾燥した気候がバラ栽培に適していると言われており、春になるとあたり一面バラ園になる。



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バラ博物館!!
この博物館は町の北にあるシブカ峠に行く途中にある。バラ香油の製造過程が、展示されている蒸留釜や写真などで見られる。また隣接する工場ではバラの蒸留過程を見学することも出来る。庭には幾種類ものバラが美しく咲いているが何故か理解できないが写真の撮影は禁止!!であった。また受付ではバラ香油やリキュール、ジャムなどが売られている・・・。カザンラクのバラは鑑賞用と香油用との2種類あり、香油用のバラは薄いピンク色の小ぶりであり、強い香りがする。



世界遺産・「トラキア人の墳墓」!!
1,944年防空壕を建設中に偶然発見された「トラキア人の墳墓」。紀元前4世紀後半から紀元前3世紀頃のものとされるトラキア人のフレスコ画は戦闘場面や葬送儀礼の様子が数種類の色で描かれている。内部は狭く一度に数名しか入れず順番待ちになる。こちらは精巧にできたレプリカであり、近くにオリジナルの墳墓があるが閉鎖されている。1,079年世界遺産に登録されたが、それまでの過程が写真とともに説明されている。


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ヴェリコ・タルノボの観光風景!! 
バルカン山脈の北側にある人口約 7万弱の地方都市。森に包まれた丘や周囲を蛇行するヤントラ川の切り立った崖の独特な美しさ・・・・。自然と中世の町並みがうまく溶け合っている。1,187年〜1,393年の第二次ブルガリア帝国時代には首都として栄えた古都である。その後ビザンツ帝国、オスマン朝の支配を受け、1,879年に500年にわたるトルコ支配から独立を果たし、新生ブルガリアの最初の国会がこのタルノヴォで開かれた。町は新市街、旧市街、3つの丘と、3つの地域に分けられている。石畳の多い坂道・・。何と大関の琴欧州はブルガリアの生まれと聞いていたが、このヴェリコ・タルノボから少し離れた村の出身だそうだ・・



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ブルガリアの民族舞踏!!
第2日目ソフィアの市内で夕食にブルガリアの郷土料理と「ラキア」というお酒を召しながら、伝統のブルガリア舞踏を楽しんだ。ブルガリア舞踏はとてもダイナミックでエネルギッシュ。特に力強いステップで長時間踊る迫力に驚いた!郷土料理は流石にヨーグルトの国だけに、チーズや乳製品を多用。ショブスカサラダなど白チーズが沢山入っておりビックリ!お酒の「ラキア」はかなりきつくてウオッカ並み・・ 美味しい食事をしながら伝統舞踏を楽しんだ。



シナイアの観光!!
シナイアはカルパチア山脈の中で奇岩怪岩で知られるブチェジ山の中腹に位置する標高800mの景勝地である。町の歴史は17世紀にシナイア僧院が建立され、18世紀にはブカレストの王族貴族たちの別荘地として栄えた。宮殿風の小さな館が建ち並んでおり、ルーマニアの他の地では見られない町並みが見られる。「カルパチアの真珠」とも呼ばれ、夏の避暑地、冬のスキーリゾートとして山に囲まれたリゾート地である。シナイア駅はルーマニアの中で最も美しい駅と言われている。


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縦画面で見ると・・!


美しいペレシュ城!!
カロル1世が夏の宮殿として、1,875年に8年の歳月をかけて建てた宮殿。ルーマニアで最も美しい城といわれている。ルネッサンス、バロック、ロココの各様式を取り込んで建てられた宮殿で、彫刻、噴水、バラなどが配された庭園からシナイアの渓谷が一望できる。宮殿内の各部屋にはカロル1世が集めた絵画、彫刻などの美術品、陶磁器、金銀、宝飾品や中世の武器などが飾られている・・・・今回は残念ながら、現地の都合で入場不可となり、外観のみの見学となった・・



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ブラショフの観光風景!
ブラショフはルーマニア第2の都市であり、中世の町並みを残した美しい古都である。町は12世紀にドイツ商人によって建設され、ルーマニア人、ハンガリー人の3民族によって発展してきた。ドイツの雰囲気があり、ルーマニアの他の都市とは違った独特の雰囲気がある。小説「吸血鬼ドラキュラ」の舞台になったブラン城への拠点の町でもある。夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして近隣諸国からの観光客で年中賑わう・・



世界遺産・「シギショアラ」の風景
シギショアラは、ブカレストから北西に約 300km、ブラショフから約 120kmに位置するトランシルヴァニア中心の町である。中世の面影を強く残した町並みと観光地化されていない素朴な魅力からルーマニア人が必ず観光客に薦める町である。この町の歴史は1,191年にザクセン人が入植してから始まる。15から6世紀の最盛期には15のギルドを持つ城塞都市であった。町のシンボルの時計台は14世紀のものである。


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ブカレストの観光風景!
ブカレストはルーマニアの首都であり、人口は約 240万人。20世紀初頭には「バルカンの小パリ」と言われるほど美しい町並みを誇っていたが、共産党によって古い教会や歴史的な建物は破壊され、現在では旧市街地の一部と凱旋門に続く通りにその面影を留めているだけである。記憶に残っているのは1,984年12月、一般市民の虐殺とチャウシェスク大統領の処刑という流血革命から24年過ぎた現在、すっかり資本主義が定着してきた・・



国民の館とは・・
国民の・・とは名ばかりで、時のチャウシェスク大統領が約 1500億円をかけて造らせた巨大な宮殿である。部屋数は3,107もあり、内部は天井、壁、窓枠にいたるまで純金の装飾が施され、宮殿を支える大柱は白、赤、黒、ベージュ、ピンク色の大理石で造られた贅の限りが尽くされた宮殿。大統領の私欲を満たすためのものであった。現在は各政党の事務所が入居するほか、国際会議やコンサートなどにも使われている。・・


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ブラショフ〜シギショハラの風景!!
この日はブラショフからシギショハラの往復に加えそのままブカレストまで走る長い長い一日であった。走行距離はおよそ4-500Kmになろうか・・飛行機ではあっという間であるが、バスで土地の様子を見ながら走るのは楽しい。日常の生活が見られるので面白い。人々がどんな服を着て何をしているか、市場の様子はどうか、どんな花が咲いているか・・車窓からの眺めも飽きないが、写真に撮る事も楽しみである・・



車窓から見る町中の風景
町から町へ走っていく、目の前で住んでいる人たちの生活そのものが見られるので面白い・・。これらの情景をそのまま写真に撮りたいが、走っている車なのでそう簡単ではない。すれ違いの一瞬の時もある。バスの窓が汚れていたり、光を反射する場合だってある・・。上手く撮れたときには嬉しい!今回のバスのドライバーさんはその点よく気を利かせて何時も窓を綺麗に掃除してくれていたので助かった・・


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車窓から見る郊外の風景
今回のブルガリアやルーマニアは主産業は農業である。郊外へ行けばゆったりのんびりした農村風景が見られる。こんな牧歌的な農村風景を楽しみにしていた。馬車でのんびり走っている風景などを狙っていたが、今回は出会いの確率が低く上手く撮れなかったのは残念。でも美しいレンガ色の屋根と白い壁の家々、木々や草のみどりと青い空のコントラストなど充分楽しむことができた・・・・



町中の人たち・・
大都会に人口が集中しているのは当然であるが、急激に増えてきた自動車と道路網の整備とのバランスが取れていない印象を持った。都市部ほど渋滞が酷い!幹線道路は朝夕の時間帯は殆ど動かない。ガソリンの値段がリッター\250もしているのに・・よく車に乗れるものだと思った。国自体も裕福とはいえないが、人々の生活も楽そうには見えない。観光地化もまだまだこれからで少しずつ人気が出てくると思われる・・、


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農村風景・よく働いている人々・・
流石に農業国というか、畑で一生懸命に働いている人が多いのにいささか驚いた。よく働く民族だなーなんて第一印象であった。かってソ連時代にはソルホースで大集約農業が営まれていたが、解放後は土地も持ち主に返還され小割りとなり機械化できないまま個人が細々と農業を営んでいる。この当たりにも農業国としての課題を残しているようだ・・。国土の半分は農耕面積で小麦、大麦、トウモロコシなどが栽培されている・・



ブルガリア&ルーマニアに咲く花々
やはりこの時期はバラ!ブルガリアのバラ祭りは世界的に有名であるが、これは観賞用ではなく香油の材料として栽培される薄いピンク色のものである。一般家庭の花壇には色とりどりの美しいものが沢山咲いている。街路樹の根元にもバラが植えられているほどバラが愛されている。また黄色い花が多いようにも感じたが、因みにブルガリアもルーマニアも国花はバラである。このバラも元を正せばオスマントルコの置き土産とか・・


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素晴しい旅のサポーター
旅を楽しくスムースに運ぶためには、日本から同行の添乗員・三嵜 久美子さんと現地ガイドさん、バスのドライバーさんとの連携が大切である。この3者の関係が上手く行けば楽しい旅になるし、ぎくしゃくすると無駄が生じる。人間は感情の動物だけに一寸したことで気分を壊したりすることがある。この微妙なコントロール、気配りが出来ればベテランと云えよう・・・現地の、ツアーガイドのタニアさん(ブルガリア)、ダニエルさん(ルーマニア)、スルードライバーのピーターさん、お世話になりました。感謝!感謝!・・・・・・



その他のスナップ
数多くの写真を撮っていてもなかなか気に入ったものが少ない。此処ではちょっと変わった風景や珍しいものとかその土地の雰囲気を表している物などを選んでいる。一枚の写真にふと驚くものや心が癒されるようなものがあれば嬉しいのだが・・。今回はブルガリアとルーマニアの旅。その国らしいものがあればいいのだが、目に付いた面白いものを紹介しよう・・


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お気に入りショット
町を歩いていると何気ないところに面白い場面が転がっていることがある。その土地の臭いを感じられるものや非日常的な面白いものを撮りたいと何時も思っているのだが、なかなか思うような写真が撮れない。一枚の写真はいくら優秀な100行の文章よりも数百倍の情報量を持っていると思っている。写真は素晴らしい!私のお気に入りのショットを選んだ。BGMと一緒に聞いて貰うと少しは雰囲気が感じられるかも・・



お気に入りの絵葉書( 写真右 )
何処に旅しても、絵葉書を必ず買うことにしている。美しい絵葉書は友人に雰囲気だけでも・・・と出すことにしている。大体、絵葉書の値段と切手の値段でその国の物価水準が判断できるのである。高いところは我々観光客にとって日常品が高いということになる。単なる風景のものより、主張を感じる絵葉書が面白いと思っているのだが・・・。ブルガリアでは絵葉書1枚が0.6Lv(\60)、切手は1.4Lv(\140)であった。日本へ1枚\200である・・ルーマニアでもほぼ同じで余り安くはない。


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My Photo ( 写真左 )
今回もひとり旅であった。最近はホームページ用の写真をデジカメ一本で4,000枚以上も撮るので自分を撮る暇がないと言うのが本音である。ホームページ用の写真は欠かせない。被写体は風景や自然物などが多いが、最近はその土地の人物を撮ることに興味が湧いてきた。今回のブルガリアとルーマニアの旅でも、写真を撮るのに夢中で、自分の写真は数枚しかなかった。




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