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シチリア島 & 南イタリアの旅 編

ユーラシア旅行社 SIS3 (2004.4.07〜4.19) [拡大] 4/初旬!時期的には少し寒いかなと思ったが 最初に着いたシチリア島の州都パレルモは思ったより暖かく、 黄色や赤や紫色の可愛い春の花が美しく咲き、オレンジや レモンが沢山実っていた。やはり春の旅は気持ちがよい! シチリアはイタリアとはいえ過去の異文化の移入によりイスラムの 風情を漂わせている。歴史も古く世界遺産に登録された所が多い。 南イタリアは北イタリアとはまた違った雰囲気を持っており、 ナポリやカプリ島、アマルフィの海岸線などの美しさは素晴らしい。 南、北イタリアとシチリア島とそれぞれ3回に分けてゆっくりのんびりと 旅が出来れば素晴らしいだろう・・と思った。 今回は秘境ではなく身近で見られる自然の美しさと遺跡を併せて 見ることができ満足な旅であった。期待通りの素晴らしい所だった・・! 行って見ないとこの感動は得られないだろう・・やはり旅は楽しい! Palermo・Agrigento・Siracusa・Taormina・Bari・Alberobello・Sorrento
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セジェスタ遺跡の丘に咲く花々
     遺跡入り口からバスで5分、標高431mの
     丘に咲く美しい花々。紀元前3世紀にギリシャ人
     によって作られた劇場が残っている・・
世界遺産「アグリジェント」!
丘の上にギリシャ神殿が建ち並んでいる。 
古代には30万人の人が住んでいたとか・・
シチリア観光のハイライト!・・ 

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タオルミーナのIsola Bella
エメラルドグリーンの澄んだ海に 
浮かぶ「美しき島」イソラ・ベッラ
世界中の人たちの憧れのリゾート地・・ 

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エリーチェ・ノルマン城・・[拡大]
オストウーニ・白い家・・[拡大]
アルベロベッロ・トウルリ・・[拡大]



*シチリア島と南イタリア周遊の旅・総括スライド 107枚/6分
時間のない方は20枚毎に
分割@ シチリア島西部 編 * 分割A シチリア島東部 編 *

分割B 南イタリア東部 編 *分割C 南イタリア西部 編 *



シチリア島と南イタリアの旅 総括:
イタリアには数回訪れている。観光で行くのは、5年前に北イタリアを旅して、今回で2度目である。 北と南イタリアでは雰囲気が全く違う・・と言う話はよく聞く。また最近はシチリア島に人気が集まっている。 と言うわけで今回は欲張って「シチリア島と南イタリア周遊の旅」となった。当然日数も長くなった。それに 今回は家内との年一回(旅のトラブルで旅行嫌い)の旅であり、僻地や秘境ではなく普通の人がゆっくりのん びり楽に歩ける所が選ぶ条件であった。時期的にも寒からず暑からず・・よい時期を狙った。    4月と言うことで少し寒いかなーと思ったが、シチリア島は思った以上に暖かく、春の花が沢山美しく 咲いていた。バスで移動する道端には赤色や黄色、紫など・・可愛い花が咲き乱れていて、心を癒してくれ た。シチリア島は過去の歴史的背景から異文化のミックスした地で、北イタリアとはまた違った独特の風情を 持っており、遺跡も沢山残っていて充分に楽しめた。    また南イタリアがとても美しいのに驚いた! 特に世界遺産に登録されている「アマルフィ海岸」は       青い空、蒼い海、岩にぶっつかる白い波、崖際に建つオレンジ色屋根に白い壁の家々・・などこれらのコン  トラストが絶妙である。ここのドライブコースは延々5-60Km、1,000を越える屈曲コーナーがあり運転手泣かせ       と言われているが、とてもとても素晴らしい景色であった。またカプリ島やナポリなど見るところは沢山ある。             この地だけでもゆっくり、のんびりと旅が出来れば最高だ!と思った。   また食べ物が美味しいことも最高である。ワインや果物や魚貝類、ピザやパスタなどなど・・。 オレンジなど沢山実って、道端の店でも売っていた。此処のオレンジは赤紫色をした実で、とても甘味が       強く美味しい。パスタもアサリやムール貝を入れたりいろいろ。ピザは最高であった。日本ではとても味わえ       ないもの、また量がバカデカイ!人の顔より大きいのだ。美味しくて全部食べたいが日本人のお腹には大き  すぎる。何故あんなに大きいのだろう・・日本人には半分くらいで充分な量であった。   シチリアから南イタリアまで移動は全てバスを使ったが、狭い道で車が多く、交通渋滞も日常茶飯事       とのこと。 それにしてもバス運転手の腕がいいこと!感心するばかりだ。狭い道に両側駐車して残された       狭い道をギリギリで走っている。交通マナーは悪く、二重駐車も平気!我々の常識ではとても理解できない。       イタリアには駐車違反なんていうルールはないのだろうか?と思った。    イタリアは世界遺産の多い国である。スペインも結構な数あるが世界1,2を競うくらい、多分36,7ヶ所        はあるだろう。今回も8ヶ所(シチリア:3、南イタリア:5)を見ることが出来た。何処も沢山の観光客で        賑わって入場に並んで待った。普通は写真撮影など自由だが、何故か?カステル・デル・モンテだけは禁止              していた。広く人類に公開すべきで、保存物自体が撮影の影響を受けるなら別だが・・何でもないところで        撮影禁止とはちょっと理解できなかったし、此処が世界遺産とは、中身が乏しいように思ったが・・          イタリアの町中を歩いていると、小さな路地が沢山ある。それぞれが生活の道であり歴史がある。        風情があって見て歩くのも面白く、楽しいものである。タオルミーナで「世界一細い路地」と言うのがあ        って、大人が一人やっと通れるくらいの道があった。これは論外としても、見ていて絵になる路地がある。              やはり道と言うところには歴史の重みを感じるものであるが・・   5月1日からEU 圏が新たに10ヶ国加盟して25ヶ国体制に拡大したとのニュースがあった。        「一つの欧州」に向けてまた一歩前進した。経済、外交、安全保障、司法面での統一が図られる。我々旅行        者には有り難い!? 従来国々を通過する度にパスポートの管理や通貨の換算など煩わしいものであったが、              この面では開放され有り難い。しかし通貨が EURO になってから一般に物価が高くなったように感じる。              従来は日本との価格差があり安い買い物が出来ていたのだが、最近は殆ど感じられなくなった。むしろ意外              に高いナーと思うものが出て来つつある・・これは頂けない!   旅程のあり方について、最近のように旅行社が沢山増え、各社それぞれに特徴を持って、旅行者の        勧誘に努力されている。これ自体は問題ないが、各社の特徴や中身、内容をよく理解して参加することが        大切である。例えば「8日間の旅」と「13日間の旅」とどちらが楽か!という点で考えてみると、8日              の方が期間が短く比較的きつい旅になり、長い方が多少ゆとりがあると思うのが一般的だが、8日間の              きつさが13日間続くならそれは強行軍になるのである。強行軍でも沢山のものを見たいか、主なもの              だけ見て後はゆっくりしたいかなど自分の気持ちに合う旅を選ぶことが、ほんとの旅上手だと思う・・ 「旅ランキング」という雑誌は、まさに「お助けマン」的内容で大いに役立つ!                今回の旅もまた面白かった!いろいろ想像を越える環境の中での文化や大自然の雄大さに触れる              ことができ、考えさせられたり刺激を受けることができた。やはり世界を歩き新しい文化を見て体験して              感じることができる喜び・・・これが生きているという実感に繋がるのである。やはり旅は楽しい!

参考:別編 北イタリアハイライト10日間の旅

   
旅程&印象に残った・・・見どころスナップ


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旅程マップ・・[拡大] ( 写真左 )
成田→Milano経由→Palermo泊→Erice泊→Agrigento泊→Siracusa泊→Giardini-Naxos連泊→Lecce泊→Bari泊→Alberobello泊→Sorrento連泊→Napoli経由→Romar経由→成田。


旅程・絵日誌・・・・・・ユーラシア旅行社添乗員 佐藤 進子さん記・・・・・


イスラマバード〜チラス

パレルモ〜トラバニ

トラパニ〜アグリジェント

アグリジェント〜シラクーサ

シラクーサ〜シャルディーニナクソス

シャルディーニナクソス〜タオルミーナ

第1日目
第2日目
第3日目
第4日目
第5日目
第6日目
シャルディーニナクソス〜レッチェ

レッチェ〜バーリ

バーリ〜アルベロベッロ

アルベロベッロ〜ソレント

ソレント〜カプリ〜ソレント

ナポリ〜成田

第7日目
第8日目
第9日目
第10日目
第11日目
第12・13日目


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シチリア島の州都・パレルモ ( 写真左 )
シチリア島は「地中海の十字路」とも呼ばれ、古くから幾多の民族に支配されその影響でいくつもの文化の風情が残っており、イタリアと言っても本土とはまた異なった雰囲気を醸し出している。シチリア州の州都、パレルモは人口約70万人といわれているが、実際は100万人以上といわれている。イタリアでは5番目に大きい都市で文化都市でもある。紀元前8世紀にフェニキア人が最初の町を造り天然の良港として交易都市として発展した。



世界遺産・アグリジェント ( 写真右 )
アグリジェントは紀元前6世紀頃にジェラの住人とギリシャの島々からやってきた人々によって造られた町である。当時はアテネ、シラクーサに次ぐ大きな町であった。その後ローマ時代、9世紀頃にはアラブ時代と変遷。現在名は1972年に付けられた。海から数キロにわたってせり上がる斜面に古代ギリシャの神殿群が並んでおり、神殿の谷と称されている。東端の標高120mに建つヘラ(ジュノー)神殿、保存状態のよいコンコルディア神殿、紀元前6世紀、最初に建てられたヘラクレス神殿、紀元前4世紀のゼウス神殿、紀元前5世紀のディオースクリ神殿などがみられる。


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世界遺産・カザーレ荘 ( 写真左 )
ピアッツア・アルメリーナの郊外にあるカザーレ荘。世界遺産に登録されているがローマ時代の貴重なモザイクの傑作。3〜4世紀に造られた貴族の別荘であり、モザイクは宗教的なものはなく、ギリシャ神話、狩猟、漁獲シーン、ビキニ姿の乙女、など。21種類の石と16種類のガラスやガラスの粉を使って造られている。世界的に有名なチュニジアのバルドー博物館のものに比べ緻密さに劣るが狩猟の大廊下など大型のものが多いように感じた。保存状態がとてもよいのに驚いた。



世界遺産・陶器の町・カルタジローネ ( 写真右 )
標高608mの丘の上にある陶器で有名な町。アラブの時代から陶器作りが盛んであった。此処の陶器の色は青、緑、黄色が基本の独特のものである。此処には市庁舎広場からサンタデルモンテ教会にかけて142段の彩色陶板で出来た階段がある。各階段の蹴り上げ部分には地元の陶芸家の造った陶板で飾られている。階段の両脇にはお土産物屋が並び可愛い陶器や飾り皿などを売っている。記念に買うのもいい。


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シラクーサ考古学地区 ( 写真左 )
大ギリシャの首都、シラクーサ。紀元前334年ギリシャのコリントス人がオルティージャ島に上陸したのが始まりで、紀元前8世紀から紀元前5世紀にかけてシチリア最大の都市に発展したばかりか、アテネに匹敵するほど強固となった。町の北側にある考古学地区には古代の住居跡や、建築物の材料となった石灰石の石切場、高台にはギリシャ劇場など歴史的な建造物が数多く見られる。



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憧れの地・タオルミーナ ( 写真左 )
イタリアを代表する風光明媚な保養地。エメラルドグリーンに輝く海、青い空、エトナ山を一望でき世界中の人たちの憧れのリゾート。紀元前4世紀に下の町のナクソス人が逃げてきて町を築いたといわれる。人口約10,000人、標高約250mの町の中には紀元前3世紀に造られたシチリア第2の規模を誇るギリシャ劇場がある。ローマ時代の紀元2世紀には円形闘技場に改築された。丘の天然の窪みを利用して造られた階段状の客席から眼下にイオニア海とエトナ山が見られ絶景である。町のウンヴェルトストリートは観光客で賑わっている。展望台からは映画にも使われたイソラ・ベッラ「美しき島」が見える。



欧州一の活火山・エトナ( 写真右 )
標高3,323m、シチリアで最も高い山でヨーロッパ最大の活火山である。1,669年の噴火では溶岩流が下の町カターニャまで達したという。最近では2002年に小規模な噴火が見られた。標高1,99mのシルヴェストリの噴火口までバスで上れる。火口を一周したがもの凄い風で吹き飛ばされそうだった。 エトナ山の溶岩をイメージさせる瓶に入ったリキュール(アルコール度50% & 70%)を売っていた。


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シチリアからフェリーで ( 写真左 )
シチリアとイタリア本土をつなぐ玄関口・メッシーナの港から本土のレッジョ・ディ・カラブリアに向けてフェリーが出る。所要時間は約30分程度であるが海風を受けてデッキから眺める景色もまた素晴らしい。このメッシーナ海峡に橋を架ける計画が何度も出たそうだが未だ実現していない。列車もフェリーに積み込んで一緒に渡る。



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バロック様式の町・レッチェ ( 写真左 )
レッチェ独特の石灰岩を使ったレッチェ・バロック芸術。「プーリアの真珠」または「バロックのフィレンツ」と言われ、一際異彩を放つ町である。バロック様式は1,500年頃ローマで始まり、ナポリに伝わってそしてヨーロッパへと広がって行き、17世紀から18世紀にかけて最盛期となった。ルネッサンス式の端正さを破って、教会建築に一種の躍動感を与えようと、不規則な曲線、曲面など奔放華麗な装飾が用いられた。



白い町・オストウーニ( 写真右 )
レッチェからバーリに向かう途中で白い家々が密集してこんもりと盛り上がり、丁度デコレーションケーキの様な形をした町が見えた。面白い不思議な光景で、これがオストウーニの町であった。標高218mの丘の上に建ち、内部は細い迷路のような道でつながっていた。スペインのトレドを想わせる光景であった。丘の上から見下ろす田園風景・イトリアの谷は長閑で美しかった。


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南イタリアの玄関口・バーリ( 写真右 )
バーリはプーリア州の州都。人口約40万人でイリュイア人が起こした町。その後ペウケーシという先住民族がギリシャ人との交易を通してその文化を取り入れ栄えた。その後11から12世紀には聖地に向かう十字軍の艦隊が出港する代表的な港の一つとして繁栄した。サン・ニコラ教会にはサンタクロースのモデルとなった聖人 聖ニコラの遺骨が安置してある。


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世界遺産・カステル・デル・モンテ 
八角形の形をした世界遺産。オリーブやぶどう畑を越えて行くと540mの丘の上にポツンとあるお城。1,240年フェデリーコ2世によって建造されたゴシック様式の城で中世の建築学の粋を集めたユニークな建物。何のために造ったものか未だに謎。かなり拘った作りで八角形の各角に八角形の塔、中庭も見事な正八角形となっている。内部は2階建ての構造で1階には部屋が8つある。8に拘ったのはイスラム教の寺院が八角形であったためとか・・



世界遺産・アルベロベッロ ( 写真右 )
高さ415mの丘の上にあるアルベロベッロ。円錐形の屋根を持ったユニークな形のトウルリ(複数)という家が約1,000軒ばかり集中している。トウルリは古代から地中海沿岸で見られた建築様式でアルベロベッロのものは11世紀に遡るとか。現在見られるものはお土産物屋などが多いが壁の厚さは1mもあり夏は涼しく、冬は暖かい便利な造りになっている。このアルベロベッロに唯一日本人女性陽子さんが嫁いでいる。世界遺産の公認ガイドをやるかたわらお土産物屋を経営している美しい女性である。


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世界遺産・マテーラ ( 写真左 )
1,993年世界遺産に登録された洞窟住居群。新石器時代からこのグラヴィーナ渓谷の斜面の洞窟に人が住み始め、8〜9世紀頃に小アジアからやってきたギリシャ正教の隠れ修士たちが洞窟を掘って住み始めた。1,938年に衛生的な面から居住禁止になったが貧しい人たちは住み続けたという。この全体はドウオーモを挟み3つの地区に分かれている。展望台から迷路のような狭い路地を下に降りて行くとカーサグロッタ(洞窟の家)があり当時の人々が生活していた状況を再現している。



世界遺産・パエストウーム ( 写真右 )
1,998年に世界遺産に登録。最も保存状態のよいギリシャ神殿といわれる。此処は紀元前6〜7世紀にギリシャ人によって建設された町。紀元前273年にローマ領となったがローマ帝国の末期に洪水、マラリアの被害にあい廃墟となった。1,750年道路工事中に偶然発見された。遺跡は4.5Kmにも及ぶ外壁が二重構造の城壁に囲まれて東西南北に4ヶ所の門があった。紀元前550年に造られた9本*18本柱のヘラ神殿、紀元前450年の6本*14本柱の最も保存状態のよいネプチューン神殿、紀元前510年のケレス神殿などが見られる。ほんの一部分ではあるが発掘品は隣接の国立考古学博物館に展示されている。


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美しいリゾート地・カプリ島 ( 写真左 )
古くから訪れる人を魅了して来たカプリ島はソレント半島と地続きであり、海に没して再隆起した時に出来た島といわれている。丁度瓢箪の形に見えるが、古代ギリシャ人はカプロス(イノシシの意)と呼んでいたとか。東西約6Km 南北約3Km 一番高い山はソラーロ(標高598m)。ケーブルカーで山上に上がれば眺望が開ける。島の北西部には随一の名所「青の洞門」がある。地盤沈下で海面下に潜った僅かな開口部から透き通った海水に太陽光線が入り不思議な青い光が洞内に輝くとか。今回は悪天候で船が出なかったのは残念だった。



世界遺産・アマルフィ海岸( 写真右 )
ソレントからサレルノまでの海岸線は世界で最も美しい海岸線の一つといわれ世界遺産に登録されている。アマルフィドライブコースは全行程約50Kmあり途中の景観は素晴らしい。ソフィアローレンやブリジットバルドーなど有名人の夏の別荘がある。青い空、蒼い海、岩にぶつかる白い波、崖縁に建つ白い壁、レンガ色の屋根、木々の緑、たわわに実ったオレンジやレモン・・これらのコントラストは筆舌しがたいほどの美しさである。しかしこの海岸道路は1,000を越える屈曲コーナーがあり運転手泣かせでもある。


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美しい港町・ナポリ ( 写真左 )
かってはイタリアの首都であったナポリは、ローマ、ミラノに次ぐ南イタリア最大の大都市。紀元前7世紀にギリシャ人によって築かれた町はローマ時代、ノルマン時代、スペイン時代、ナポレオンのフランス時代を経て19世紀後半にイタリア統一となった。このように様々な歴史を凝縮した町である。町中には美しいモニュメントや旧市街では数々の芸術作品を擁した教会の多くをみることができる。現在では観光の町、陽気なナポリアーノによって賑わっている。



イタリアの花・いろいろ ( 写真右 )
4月、この時期になるとあちこち美しい花が咲き始める。シチリアは思ったより暖かく春の野花が咲き、我々を暖かく迎えてくれた。バスで移動する先々で黄色や紫や赤色の可愛い花が沢山咲いていた。ほんとに春の旅は楽しい!特に珍しい花にはお目に掛からなかったが田舎道の道端には沢山の花が綺麗にさいていたのが印象的であった。


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その他のスナップ ( 写真右 )
町を歩いていると何気ないところに面白い場面が転がっていることがある。その土地の臭いを感じられるものや非日常的な面白いものを撮りたいと何時も思っているのだが、なかなか思うような写真が撮れない。まあセンスと実力がないので半分は諦めているのだが・・。一枚の写真はいくら優秀な100行の文章よりも数百倍の情報量を持っているものである。


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お気に入りの絵葉書 ( 写真左 )
何処に旅しても、絵葉書を必ず買うことにしている。美しい絵葉書は友人に雰囲気だけでも・・・と出すことにしている。大体、絵葉書の値段と切手の値段でその国の物価水準が判断できるのである。高いところは我々観光客にとって日常品が高いということになる。単なる風景のものより、主張を感じる絵葉書が面白いと思っているのだが・・・。



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My Family Photo ( 写真左 )
今回は家内同伴の旅であった。以前はビデオとカメラの2本立てで頑張っていたが、両刀使いも年をとればフットワークも鈍ってくるので無理をせずデジカメ一本で頑張ることにした。と言ってもデジカメで2,000枚以上も撮るので暇がないと言うのが本音である。ホームページ用の写真は欠かせない。被写体は風景や自然物などが多く、人物を撮ることは少ない・・。せいぜい数枚の写真であるが貴重なものである。



最後までご覧頂きありがとうございました。如何でしたか・・?
皆様の声を参考に、よりよいページを作って行きたいと考えています。
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